セーラー服で友情なおすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのセーラー服で友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番のセーラー服で友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.7 1 セーラー服で友情なアニメランキング1位
明日ちゃんのセーラー服(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (464)
1461人が棚に入れました
舞台は、田舎の名門女子中学・私立蠟梅学園。 あるきっかけから、この学園のセーラー服を着ることが「夢」だった少女、 明日小路。 念願叶い、ドキドキで入学式当日を迎えるがー 「私はセーラー服に決めました」 決意を胸に、夢の中学生ライフが始まる♪ クラスメート、給食、部活動… “初めて”だらけの毎日を、小路は全力で駆け抜ける! 少女たちの、キラキラ輝く青春日記。 「友達いっぱいできるかな?」

声優・キャラクター
明日小路:村上まなつ
木崎江利花:雨宮天
兎原透子:鬼頭明里
古城智乃:若山詩音
谷川景:関根明良
鷲尾瞳:石上静香
水上りり:石川由依
平岩蛍:麻倉もも
四条璃生奈:田所あずさ
神黙根子:伊藤美来
龍守逢:伊瀬茉莉也
峠口鮎美:三上枝織
蛇森生静:神戸光歩
苗代靖子:本渡楓
戸鹿野舞衣:白石晴香
大熊実:小原好美
明日ユワ:花澤香菜
明日花緒:久野美咲
明日サト:三上哲
福元 幹:斉藤朱夏
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

美しさと無垢の向こう側

アニメーション制作:CloverWorks
監督:黒木美幸、シリーズ構成・脚本:山崎莉乃、
キャラクターデザイン:河野恵美、
サブキャラクターデザイン:川上大志、安野将人、
総作画監督:河野恵美、川上大志、安野将人、
美術設定:塩澤良憲、美術監督:薄井久代、守安靖尚、
音楽:うたたね歌菜、
原作:博(集英社「となりのヤングジャンプ」連載)

人によって、見え方が大きく変わる作品だ。
萌え要素や可愛い女の子を愛でる人にとっては楽しいだろうし、
合わない人は強烈な拒絶反応を示すほど、
偏った視点で女の子が描かれている。
おそらくそういう狙いで制作されたアニメであることは間違いない。
脇を見せたり、太ももを強調したり、お風呂シーンが多かったり。
主人公がすぐに脱ぐアニメとも言える。
口についたクッキーのかけらを舐めるシーンを見せるなど、
フェチ的な要素も満載だ。
初めて観た直後は、それらのシーンがかなり鼻についたのだが、
途中の回の1話分をじっくりと観終えたとき、
この作品がとても高いレベルを目指して、
とんでもない労力と優れたセンスで作られていると感じた。

原作は集英社のウェブコミックサイト
『となりのヤングジャンプ』で連載中。
作者の博氏は、いかに可愛らしく女の子を描くかということを
最重要視するような漫画家でイラストレーター。
アニメ化された『スーパーカブ』では、
ライトノベルの挿絵も担当している。

アニメのウェブサイトを覗くと、この作品には
かなりの資本と期待がかけられていることが見て取れる。
中心の3人以外は、それほど出番がないのに
声優陣の顔ぶれは、主役をのぞいて有名どころばかりで、
全員のコメントまで付いている。
アニメーション制作は、
最近、質の高い作品を手がけることが多い
ソニーグループ傘下・アニプレックスの
子会社であるCloverWorksだ。
そのなかでも特に力を入れた作品だろう。

おそらく、かなり優秀な人材が集められたチームで、
中心は女性スタッフで固められている。
題材からすると、かなり「イロモノ」として
見られる作品のはずだが、女性スタッフが
男目線を排除しているので、それほどいやらしさは感じない。
当初は進んで観ようとは全く思わなかったが、
1度観てみると、その絵作りの見事さと、
何気ないけれど、描きたいことが
はっきりしているストーリーに魅了されてしまった。

特筆したいのは、やはりその絵作りだ。
OPアニメーションは鮮烈。
木崎江利花がシャボン玉を吹くと、
主人公の明日小路のいる教室に
揺れるカーテンを掠めて
多くのシャボン玉が入ってくる。
まるでたくさんの友だちが現れたように。
それを見て微笑する小路。
やがてイントロとともにいくつもの絵が映し出される。
水道からの水を指で押さえて飛ばしているのを
騒ぎながら避けようとしているシーン。
神黙根子を背負っている小路を笑顔で見る谷川景。
「足の美しさ選手権?」を開催している構図は
アンリ=カルティエ・ブレッソンの写真で
見たことがある気がするほど決定的な瞬間を映し出している。
どの止め絵も構図や人物の動きがしっかりした計算で配置されていて
1枚の絵として純粋に楽しめるクオリティがある。

それらの絵よりも驚いて、細部まで見入ってしまったのが
体育館の舞台で小路のクラスメイト16人全員が
目を瞑って裸足で座っているシーン。
舞台の質感や赤い幕、左上から射し込む陽光。
キャラクターそれぞれの姿勢など、どれも完璧な構図。
一瞬しか映らない絵にとんでもない労力をかけている。
これを発見したとき、得をした気分になった。
もちろん一時停止して細部まで見入った。
芸術家がこだわりぬいた絵画のような凄みがある。

アニメーションそのもの美しさとセンスで、
ここまで驚かされたのは、京都アニメーションくらいかもしれない。
比較として思いつくのは藤田春香監督のヴァイオレットの外伝だ。
絵が綺麗というだけではないレベルの高さがある。

内容もかなりクオリティが高い。
物語は、小学生時代に過疎の学校に通っていて、
ずっとひとりぼっちだった明日小路が、
新しい学校で友だちを作るというだけのシンプルなもの。
しかし、細部の表現がとても丁寧で、
それぞれの心の動きも感じさせてくれるため飽きさせない。
例えば、2話のクラスでの自己紹介からの
給食の流れの話は、小路の純粋さと周りの反応を
とても上手く掬い取っている。
クラスのみんなと友だちになりたい小路は、
自己紹介のときに、思い切りアピールをして、
クラスメイト全員のことをノートにメモする。
給食の時間には、すぐに名前で呼びかける。
相手を喜ばせるために、いろいろなことにチャレンジする。
また、9話のショッピングモールに出かける回では、
バスに乗り込んだ小路が、読書に夢中になっている智乃に気づくのだが、
邪魔にならないよう近くに座るだけで、
降りる場所が来るまで黙って待っているシーンがある。
何気ないお話のなかに誰かのことを思いやったり、
他人が何を欲しているのかを想像して、
努力をする行動がとても微笑ましい。

{netabare}この積み重ねによって小路は、ほぼ全員と仲良くなり、
最後には自分が通った過疎の小学校の体育館に招き入れる。{/netabare}
セーラー服がテーマの物語ではあるが、
内容は小路が友だちを作るために努力をし、
好きなことに夢中になって周りを幸せな気持ちにする物語だ。
これが「アイドル」の物語というなら確かにそうなのかもしれない。

私はこの作品を観て、登場人物全員に名前があって、
きちんとそれぞれの背景が考えられていることや、
キャラの心の動きを重視しているところなどから、
『響け!ユーフォニアム』に通じる部分があると感じている。

ユーフォのシリーズ構成を担当していたのが山田尚子監督。
彼女の大好きな映画に『エコール』という作品がある。
当時、同僚だった山本寛はそれを聞いて、
「ロリペドの変態が作った映画だ!」と書いて、
山田尚子をクソミソに貶すわけだが、それは女性監督の作品だった。
映画は「美」と「無垢」をテーマにしており、真っ当な内容の作品。
だが、観る人によっては、変態映画に見えてしまう。
例えば、中原俊監督の『櫻の園』という
私の大好きな映画があるのだが、
これも、同じような視点で捉えられてしまうこともある。
岩井俊二監督の作品も然りだ。
昔の芸術家も世間からは白い目で見られることがあっただろう。
この作品にもある種の際どさみたいな部分があるのは理解できる。

しかし全12話という括りで、
とても上手く構成されているのは間違いない。
最終回のひとつ前の11話がクライマックス。
それまでも、毎話、とても完成度が高いが、
11話は特別で、元担任の先生の想いや小路自身の夢を叶えたことで、
これまでの流れを完全に1本のお話として意味のあるものに収斂している。
12話は、おまけ的ともいえるかもしれない。

音楽もとても好感が持てる。
杉山勝彦が手がけたOPの『はじまりのセツナ』は、
ドラム、バイオリン、ピアノを中心に、
コーラスと歌が絶妙に重なり、何度聴いても飽きない。
クラシック音楽調の劇伴も作品の内容とよく合っている。

ひとりぼっちで友だちの欲しかった少女。
彼女はセーラー服から勇気をもらい、
相手を思いやり、積極的に接することでクラス全員と友だちになる。
人との関係性が希薄になりつつある時代にあって、
真正面から人と関わることの大切さを説いているようにも見える。

努力と無垢な心が人を幸せにする物語だ。
(2022年4月30日初投稿)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 49

フリ-クス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

フェチたま(フェチの魂)!

もうずっと以前の話になるんですが、
某出版社でラノベ担当の若手編集者と打ち合わせをしているとき、誤って
 「『けいおん』って何がそんなに面白いの?」
と聞いてしまったことがあります。

  あのねえ……いいですか、フリさん。
  女子高っていうのは男にとって『ファンタジー』なんです。
  夢と魔法の王国なんです。
  あなた〇ィズニーランドの真ん中に立って、そんなこと考えますか?
  あるがままを受け入れる、それがファンタジーの楽しみ方でしょう?

などということを延々と語られ、

  ああ、こいつとはトモダチになれないな

ということをしみじみ感じさせられてしまいました。
僕も『けいおん』は好きなのですが、

            その発想はなかった。

あ、いえ、もちろん良し悪しの話ではなく、
あくまでも『価値観の共有・共感』というところのお話です。
(これ、盛ってません。実話です)



さて、本作は女子高ではなく女子中が舞台の日常系です。
ただし、部活だのサ-クルだのといった、
わかりやすく芯になるモチ-フはありません。

ていうか、厳密には日常系という枠にすら収まりきらない、
  【セ-ラ-服とか女子中学生とかを全力で愛でたいっ!】
という迸るような熱いリビドーをそのままアニメにしたような作品です。


ストーリーをかいつまんでお話すると『ありません』の一言。
一応、基礎設定だけはきちんとしていて、

  田舎住まいで運動神経抜群の女の子がセ-ラ-服に憧れて
  母親が卒業した偏差値高い女子校に入学するも、
  校則が変わって制服がブレザーになっていました。

  ただ、学校の恩情で
  「本人がいいんなら昔の制服でもいいんじゃね?」という話になり、
  一人だけセ-ラ-服で登校することになったその子は、
  自然豊かな学校で、友だちと楽しい時を過ごすのでした。
  
というもの。ほんとそれだけ。
「はあ?」とか言われても僕は知らんがな。


6話まで見たところ、
一応各話ともエピソード『らしき』ものはあるけど、
それはまあ、お題目みたいなもので
あくまでもメインディッシュは『JC』に他なりません。

JCのちょっとした仕草、何気ない会話、きゃぴきゃぴした雰囲気、
そういうものを愛でることに特化した作品であり、
実写でやったらなんかちょっと的な、危ない橋だと言えなくもなく。
ストーリーやキャラがあ~だこ~だというのは、
この作品に限って言うなら『考えるだけムダ』なのではあるまいかと。


意外なことにこの作品、監督さんは女性なんですよね。黒木美幸さん。
僕は存じ上げなかったのですが、アイマス系の監督経験もあり、
  よっしゃあ、見てろよ男ども
とばかりに、脚本やキャラデにも女性を登用して、
オンナの考えるJCのフェティシズムを豪快に展開されているようです。


そういうコンセプト作品だから、
作画や背景には相当というか、必要以上にリキはいってます。

一枚絵としても、何度も画面停止して見入っちゃうようなところあるし、
え? そこ動かすの? みたく、
マニアックなばかりのこだわりが随所に発揮されています。

  ブレザー制服の学校の話なのに、EDなんか全員セ-ラ-服ですもんね。
  ただ、このコンテも原画も、やっぱり女性が担当。
  媚びてないからこそ逆にくすぐられる、みたいな仕上がりになっています。

登場する女の子を美少女と感じるかどうかは、人それぞれではないかと。
  顔の半分ぐらいが目、しかもタレ目
みたいなのは、僕は『かなり古い』テイストだと感じてしまうのですが、
これはまあ原作モノだから仕方ないと思われ。

ちなみに、主人公の目のハイライトの入れ方、
僕的にはちょっと『怖い』です。
これ、わずかにアレンジするだけでホラーに転用できるかも。

  あと、横顔のラインが人類の骨格ガン無視のレベルで、
  おまえこれ3Dで作れると思うなら作ってみろ的なアレです。
  ただし、これも原作モノだから仕方ないと思われ。


中の人には、人気『声優』と呼ばれる人がずらり。

本渡楓さんや若宮詩音さん、伊藤美来さんみたいな期待の若手から、
鬼頭明里さん、小原好美さん、雨宮天さんなどの人気者、
さらには、伊瀬茉莉也さんや石川由依さん、花澤香菜さんみたく、
30歳過ぎてノリノリの実力派役者さんなど、
これでもかと言わんばかりの面子がキャスティングされています。

  え゛、そんなにお芝居のクオリティ高いんですか、と問われると、
  別にそんなこともなくて、まあ、ふつう。

  作品のコンセプトがコンセプトだけに、
  じっくり読み込んで役を作らなきゃいけないキャラは一人もなく、
  みんな粛々と『それなりに』演っている感じがします。

  本作が好きで好きでたまらない方には『素晴らしい演技』かもですが、
  客観的な評価としては「可もなく不可もなく」としか言いようがなく。
  てか、この脚本でこれ以上作り込むの、ムリだし。

  全体的に音監さんが抑え気味の芝居つけてるから、余計そうなのかも。
  その分、主役の村上まなつさんが若干あざとく聴こえて、
  ワリを食わされてる印象があります。がんばっちゃいるんですが。



つまるところ本作の評価、惹き込まれるか否かについては、
  『作品のコンセプトに共感できるかどうか』
の一点にかかっていると言ってしまっても過言ではありません。

だからまあ、僕的なおすすめ度も一概には言えず、

  こういうのが好きな方、たまらん方には文句なしのSランク。
  まったりした日常系が好きな方にはBランク、
  いやなんかもっとあるでしょ葛藤とかドラマとか、という方にはCランク、
  青少年の健全な育成に日々ココロを砕いている方にはDランク、

                   みたいな。


画はかなりきれいだし、お芝居も音楽も『悪くはない』ので、
流して見る段には、作画にリキ入った日常系という解釈も成り立ちます。
僕も完走するつもりで見ていますし。

ただ、三話の冒頭なんか
  いきなり『体操服から覗くワキの下のアップ』だもんなあ。
かなりレベル高いです、いろんな意味で。

僕的には、ここまで『やりたいことがはっきりしたアニメ』というのは、
決して『頭から否定するもの』ではなく、
ふだん視聴する作品とは別カテゴリーとしてアリだと思ってるわけです。

  ぐちゃぐちゃ考え出すと文化人類学とかが飛び出してきそうですが、
  とどのつまり、単なるフェチアニメに他ならず。
  そう割り切って見てると、時折「ぬるいな」と思っちゃったりとか。


ちなみに、僕の奥さんに
  こういうアニメを好きな男の子って、女の子はどう思うの?
と聞いたところ、以下のような答えが返ってきました。

  ん~~……、別に、男の子が美少女を好きなのってあたりまえだと思うし、
  そこんとこ自体には是も非もないんじゃない?
  たださぁ、世の中というのはたいがいのことに限度ってもんがあって、
  それを踏み越えたり飛び越えたりしちゃってると、
  なんかやっぱちょっとアレよねえ。

別に僕の奥さんが女の子代表というわけでもありませんし、
そもそも『女の子』なんて呼べるトシでもありませんが……、
言ってることはけっこう筋が通ってるような。

  というか、僕の限度額って、あといくらぐらい残っているんだろう?
  ちょっと不安になってもみたり。どきどき。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ハイクオリティなJC日常アニメ

※長々とムダが多かったので少し削りました。

【紹介】
いろいろとおかしなところは多いしただの女子中学生の日常で話の面白さはないですが、とてもいい作品だと思います。
妹が女子校通っていますがこんな天国とは程遠いカオス空間のようです。
類似作品だと女子高生の無駄遣いが近いけど、こっちはよりユートピア感が強いですね。

私はまるで男が透明になって男の目を気にせず無防備になっている女の子達を覗き見ているようなシーンが時々あるのが気持ち悪く感じたけど、こういう平和なアニメは好きです。
なにより好きなものを全力で作る姿勢、嫌いじゃないです! 

【制服を着るシーンについて】
{netabare}
1話と8話の着用シーンは結構違ってて、1話の時は上着着るときにトレーナーみたいな着方でちょっともたついてるけど8話の時は袖を先に通してから着ていて、狙ってやっているのなら細かいなあって思いました。
1話のほうはスカートのファスナーしめ忘れてますが、これは明日ちゃんがしめ忘れてるのか描写カットしただけなのか、作画のミスなのかどれなんでしょうね?
8話のほうはスカートや上着のファスナーの位置やフックなどが正確で手順が細かくて、これは絶対やりたかったんだっていう魂を感じました。
この辺は男が描いてると思うと気持ち悪いので、女性が描いていると思いたいです。

中学の制服をはじめて着る時って5cmくらい大きめに作った制服がちょっとぶかぶかなのに引き締まった感じがして確かにあの瞬間すごくドキドキするんですよね。 大人に一歩近づいたような誇らしさというか。
その緊張のシーンが、綺麗な作画とキャラの表情と間で見事に表現されてて並々ならぬこだわりが感じられました。
{/netabare}
【キャラクター】
{netabare}
好きなのはエリカと鷲尾さんと蛍ちゃん。

キャラクターの顔の描き方にかなり癖があって、目が他のパーツに対して目立ちすぎるのが違和感強くて最後まで気になった。

明日ちゃんは最初はテンション高すぎてちょっと苦手だったけど、3話あたりからいい感じに落ち着いて見やすくなりましたが、やっぱり時々テンションが高すぎてもう少し声落として欲しいときありますね。

{/netabare}
【シナリオ】
{netabare}
最初はこの子絶対いじめられるって思ってビクビクしながら見てて、給食の時間中ずっと班の子と大声で騒いでて周りの班の子みんな無言?で静かに淡々と食べながらちらちら明日ちゃんの班のほう見てるんですね。
絶対これいじめの前兆でしょって思った。

明日ちゃん空気読もうとしないから全然その視線にも気づいてなくて大声でしゃべってて、どういう感情でちらちら見てるのかわからなくて最初はすごく怖かった。
でも優しい世界だったのでストレスなく安心してみていられますね。

私は中学も高校も楽しい想い出が多かったけど、何人かは嫌な感じの子もいたのでこんなハートフルな学校いいなーって思いました。
{/netabare}

【各話】

6話
{netabare}水着で泳いだ後に何事もなく服を着てるけど、なんで濡れないの? {/netabare}

7話
{netabare} 後ろ向きだった蛇森さんがクラスメイトの頑張る姿を見て刺激受けて挑戦しようとする姿が良かった。
頑張っている姿を見て自分も頑張ろうって思える人には好感が持てますね。

どれだけ練習したのかわからないけど、独学でギターで一曲弾き語りできるまでって結構かかると思うのでいっぱい努力したんでしょうね。
{/netabare}

8話
{netabare} 期末テスト出てて全科目平均95点以上なんて相当勉強しないと取れないと思うけど明日ちゃんいつ勉強してるんでしょ?
体育祭の水泳のアンカー決めて全国大会でる子とタッチの差で、4人で体育祭絶対勝とう!って言って練習もしてたみたいだけど、そんな2人が入っているチームに普通のクラスが勝てるわけない。体育祭どころか、全国優勝目指そうよ!ってレベルじゃん。

この話で明日ちゃんが負けたのは、飛び込み後のドルフィンキックとターンとターン後のドルフィンキックの差がかなり大きく、小路のほうが速いですね。
明日ちゃんがスタートとターンの練習するだけでかなりの差になってしまうので、水上さんは危機感持たなきゃいけない気がします。
{/netabare}
9話 
{netabare}お母さんに髪切ってもらうのは、田舎あるあるですね。
雨の中を外ではしゃいでいたけど、服装からして下着透けそうだからやめたほうがいいと思う。バスで帰るんでしょ?

{/netabare}

【作画】
背景がとてもリアルで、日常系アニメでは最高クラスの作画ですね。
室内のタイル1枚1枚、木の床の一枚一枚の木目と光の反射、小川の水の流れ、空を鏡のように映す田んぼ、木陰や光の当たり方など1つ1つの場面をちゃんと実物見て描いている感じがすごい。

人間の作画もこれまた凄い。一枚一枚魂を込めて描いたって感じがしますね。
特に決めるべきときの絵の気合いの入り方が凄くて、美術作品みたい。

ただ、一話で言うと足の匂い嗅ぐシーンの時の顔がかなり崩れていましたし、引いた絵になると乱れるときありますね。
背景の作画が良すぎるために、一瞬の作画崩れがすごい際立って見えて損してる気がする。

【フェチズム】
これは作者のかたの執念を感じますね。すごいこだわり。
カメラアングルや線の描き方など、まるで覗き見てるような感じでとても変態的なシーンが時々あります。
気持ち悪いと思う部分もあるけど、視聴者の需要を考えれば仕方ないかな。

【おかしなところ】
{netabare}
・明日ちゃんの魔女のアトリエみたいな家とか、ヨーロッパのお嬢様学校みたいな学校とか可愛いけどファンタジーすぎてビックリ。お金持ちすぎない?

・明日ちゃん一家はなんでセーラー服じゃなくなったって気づかなかったの?
ずっと徒歩で通える距離に住んでるなら目にする機会ありそうだし、学校案内とかパンフとか受験とか、入学説明会とかは?? 憧れの学校なら見に行ったりしなかったの?

・8話で夏用セーラー作ってたけど、今度は知らなかったは通用しないけど誰も突っ込まない。

・主人公の小学校は主人公と妹しか通ってない学校みたいで、たぶんこうなる前に廃校になると思う。
校舎をずっと維持するコストよりも、明日ちゃん一家を毎日町の学校まで送迎するコストのほうが低そう。
そんな超ド田舎なのに、徒歩で通学できる距離に私立の女子中学校があるのは無理があると思う。

・ド田舎すぎる明日ちゃんの家と、みんなでショッピングモールに行く回のショッピングモールのスケールの大きさのギャップ。
ド田舎暮らしのはずの明日ちゃんは何度もこのモールに来ていて、都会の子っぽい他の子は初めてみたいだったけど、他の子は一体どこから通ってるんでしょうか?謎ですね。

{/netabare}
【感想】
制作者の方々の作りたいものを全力で作ったっていう執念を感じます。
合う合わないかなり分かれる作品で特に女性から気持ち悪がられることが多いと思うけど、万人向けに毒を抜いたつまらない作品よりも特定の層にクリティカルヒットする尖った作品のほうが私はいいと思う。

こんな優しい世界ありえないけど、優しく癒されるいい作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 47

86.7 2 セーラー服で友情なアニメランキング2位
キルラキル(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2478)
12848人が棚に入れました
父の仇を探す女子高生の纏 流子(まといりゅうこ)は、父の殺害現場に残されていた巨大な「片太刀バサミ」の謎を追って本能字学園(ほんのうじがくえん)へ転校した。だが、学園は人間に人知を超えた力を与える制服「極制服」(ごくせいふく)を操る生徒会によって武力と恐怖で支配されていた。一つ星から最上級の三つ星までの極制服を生徒たちに与え学園を支配する、生徒会長の鬼龍院 皐月(きりゅういんさつき)が片太刀バサミの秘密を知っていると確信した流子は彼女に挑むが、二つ星極制服を着用したボクシング部部長の前に為す術なく敗れてしまう。

声優・キャラクター
小清水亜美、柚木涼香、洲崎綾、三木眞一郎、檜山修之、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、関俊彦
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

着て斬って強く熱く完全燃焼

大裁ちバサミの片方を求め主人公:纏流子が生徒会長:鬼龍院皐月が牛耳る本能字学園に
喧嘩を売る熱い熱い学園バトルアニメです。

いいね!いいね!この熱さ!無駄な熱さ!!こちらまでテンション上がってきます。
昭和の趣のある作画を踏襲しつつ構図やアングルに一工夫入れスピード感や迫力を出しています。
今昔のアニメを上手く融合させ世界観を演出しています。
とりあえず具体例だと『グレンラガン』と『ど根性ガエル』足した感じですかね。

タイトルに習い、制服を裁つ『着る』や『斬る』という設定もなるほどセンスを感じます。
どうやら父親の復讐をはらんだストーリーも熱くなる予感をビシビシ感じます。

声優さんは、1話目から小清水さん&岩田さんノってましたね。
小清水さんのハイテンションぷり大好きなのでそれだけでも価値があります。
後、たまこ声も久々に可愛かったです。
耳の方も安心して聞けそうです。

こういうアニメ暫くぶりで楽しみです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話成分{netabare}
今回の成分 熱6:学園1:拳闘1:制服1:ハサミ1
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 庭球4:友情3:血3

マコちゃん面白くて良いキャラしてます。
マコ家の食卓カオスだし、やみいしゃとか思いっきり看板出してるし、
あの場面で急に寝るししかも今時はなちょうちんって。
お笑い担当としてもこの作品に無くてはならない存在になりそう。

流子は順調というかセオリー通り下の者から倒して行ってます。
鮮血などの神衣を作ったのは父ということも分かり含みになっていますし、
ナルシスト入った美木杉の正体も気になりますし、
ストーリー的にも引き込まれつつあります。

あと、ハサミの柄をラケットにという発想もGOODで誉めてあげたいと思います。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 タイマン6:着こなし3:生命戦維1

早くも生徒会長・皐月とサシの対決。
熱さに溢れたバトルは見応えありました。
ここで戦ったらこの後の展開どうなるんだろう?と思っていたら
途中でお預けとなり下の者から倒す王道路線に戻るみたいです。
うーん。もうチョット観たかったけど、
皐月にも下の生徒達と戦わさせるのに理由があるようだししばらく我慢ですね。
{/netabare}

※4話成分{netabare}
今回の成分 登校5:罠4:洗濯1
{/netabare}

※5話成分{netabare}
今回の成分 ゲリラ4:友情3:針2:園芸1
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 果たし合い4:心眼3:四天王2:裸1

相手倒すと神衣に戦維が吸収されてる感じなのだけど
コレが皐月の意図(糸)なんでしょうかね?
今の所、鮮血パワーアップしている感じはしないですけどね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 キラキラ生活4:戦維喪失ラッシュ3:喧嘩部2:裸土下座1

相変わらず欲望むき出しでカオスなマコ一家。
でもサブタイ通り憎めないですね。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 壊惨4:ドライブ3:過去2:決戦1

生徒会側の奴らもアツいです。ちょっと変態っぽかったですけども。(^_^;
次回の決戦も熱くなりそうです!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 縛4:盾2:風紀2:刃2

いやいやアツいアツい。
敵ながら筋の通ったブレない漢でした。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 情報3:音楽3:無茶2:飛翔1:応援1

ついに飛びました
服の領域はとうに越えていますね…。
無茶苦茶な成長っぶりが楽しめていますが
どうやら危険なサインでもあるようです。
皐月の目的も戦わせて鮮血の成長を促している節もありますし…。
物語が思わぬ方向に進む前触れでしょうか。
{/netabare}

※11話成分{netabare}
今回の成分 乱入者4:アンコール3:空中戦2:絆糸1{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 仇4:暴走3:闇医者の娘3

ここの所バトル物の通り道、強さのインフレが起こってます。
針目の強さは圧倒的で流子がデビルマン×キカイダーみたいな化物に。
マコの友情と勇気に助けられましたが…いやマコ美味しい所持って行き過ぎだよ!

今話で前半終了ですがスゴい勢いで駆け抜けました。
第三勢力の乱入というイレギューラもありましたがこれはこれで王道展開でもあります。
学園の奴らも何気にイイ奴が多いので共闘シーンもあるやも知れません。
皐月はどうやら極制服の強化の為に流子と戦わせていたようです。
正直もう少し複雑な理由があると思っていたのですけどシンプルでしたね。

この後は襲学旅行で三都統一するようです。
…三都って事は母親のリボックス社以外にもまだ勢力があるのかな?
美木杉達の後ろの勢力なのか新たな勢力なのか?
学園外の勢力図不明なんでもう少し知りたいですね。
後半見れば判明してくるのかな?まぁ楽しみにしておきます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 襲学旅行2:着衣2:変装2:バラバラ2:新聞1:無様1

三都って関西三都の事だっのか!もう一つの勢力のことかと思っちゃいました。
前回の戦闘後鮮血が着られなくなった流子だったけど新聞部の男の子を助ける為に着衣!
しかし全ては針目の変装と策略だったと言う目まぐるしい展開。
鮮血はバラバラになってしまいましたが
握りしめていたひと切れと絆の力でどうにかなる…レベルではないかな。
次回どう展開していくのでしょうか?
{/netabare}

ここでちょっとした【予想】{netabare}
父親の復讐で動き出した物語ですが母親についてはほぼ触れられて来ませんでした。
(早くに死んだという事になっていますが)
羅暁の登場以来、もしかしたら流子の母親なのではないかと疑っています。
つまりは皐月と流子は姉妹なのではないかと。
二人が神衣が着られたのも同じ血の影響も有ったからかなと思っています。
また、流子に鮮血の声が聞こえている様に
純潔の声も皐月に届いているのではないでしょうか。
この父親殺しの真相の裏には家族の物語も隠されていて
マコ家族との対比も成されているのではないかなと考えています。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
今回の成分 襲学3:関西2:目先の欲2:回収2:裸1

マコ関西でもおもろいわー。(*^。^*)
関西面白キャラが色々登場したけどやってる事は相も変わらずらずですね。
このノリは楽しいんだけど物語としてはそろそろスパイスが欲しいところ。
次回は皐月との再戦ですし裸の美木杉も絡んでくるので一波乱くるかも。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
今回の成分 大阪血戦7:裸2:金1

バトルが熱くて前半の宝多の事とか忘れちゃいます。
ヌーディストビーチという対抗勢力も出てきたけど半話で壊滅。(^_^;)
ギャグなのでしょうか?
次回は物語の核心が語られそうです。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
今回の成分 服3:エイリアン3:ヌーディストビーチ2:禊ぎ1:総集編1

色々と語られ生命戦維の背景が見えてきました。
生命戦維による人類制圧を阻止しなければ成らなくなりましたが
鮮血を兵器ではなく友として見ている流子の熱さに心躍り応援したくなります。
マコや皐月も含めキャラの魅力の引き出し方が上手い作品ですね。

ヌーディストビーチ側の説明だと生命戦維は脅威であると強調されていますが
単に脅威や害であればいくら巨大な力とはいえ羅暁は生命戦維に心酔しないと思います。
生命戦維が発動し人と結び付いた時、新たな進化の道や恩恵もあり得そうなので
一概に羅暁を悪役視は出来ないです。

服に対し友として対等に付き合う流子
服に対し屈せず制し着こなす皐月
服に対し服従し心酔する羅暁
三者三様、それぞれの異なる服との付き合い方やその行く末にも注目しています。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
今回の成分 大文化体育祭6:反旗4

「親の力、他の力、全てを利用する! だが使うのは私だ!
 全ての力を飲み込んで私自身の力とする! それが覚悟の違いだ!」という過去の台詞通り
羅暁と皐月、思想が逆なのでいつかはこういう展開が来るかもと思っていましたが…
杯を割った瞬間に確信に変わりゾクゾク来てしまいました。
これ以上無い形での謀反が非道・悪行なれどカッコよく見えてしまいました。

ほぼ致命傷で血の雨が降りましたが羅暁が簡単にくたばるとは思えないですし
反乱も折り込み済みだった気配もあります。
この羅暁が流した血がまた生命戦維にも影響してくるかも知れません。
次回も熱くなりそうです。
【予想】{netabare}
流子と皐月には同じ血の匂いを感じますし
姉妹なのでは?という気は今でもしていますが、
皐月の父はどうも美木杉な気がしてきました。
そうすると二人は異父姉妹になる訳ですが、
博士は育ての親で本当は美木杉が流子の父という可能性も考えています。
神衣の露出度の高さは人肌に美学を持つ
彼の意志が影響しているのではないでしょうか?
あんな露出狂の父親、困りますけどね…。
{/netabare}{/netabare}

※18話感想{netabare}
今回の成分 人ならざる者4:反逆3:娘2:実験1

やはり熱い展開が待っていました。
皐月の堂々たる言動や真っ直ぐな覚悟がどうにもカッコいいです。
羅暁は無敵の強さで純潔を奪われバクザンも折れましたが
彼女の心は絶対折れないという確信があり希望へと繋がっています。

流子の方もその身に生命戦維を宿していたり、羅暁の娘であったりと驚く事の多い展開。
前髪はメッシュとかではなくハミ出し変形した生命戦維でしたか。
容姿にヒントが隠されていたとは気付きませんでした。

そしてやはり皐月とは姉妹でした。
今は大ピンチの状況ですがそれを打ち払い
二人が協力して生命戦維に立ち向かう姿が見られるでょうか。
そして出来る事なら失われた姉妹の時間も取り戻して欲しいのですが、
悲しい結末の予感もしないでもない…です。
まだ話数もありますし更に色々ありそうで本当に見逃せなくなっています。

次回は『人間VS生命戦維』。人の強さというものが試されそうです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
今回の成分 侵略2:裸2:吸収2:囚人2:闇落2

目まぐるしい展開。
流子は意識不明から目覚めたが闇落ち、皐月は自爆し囚われ、
マコだけは吸収されたけどどうやら無事戦線復帰の様です。

蟇郡は序盤からちょくちょくマコを気に掛けてたけどもう完全に愛を感じます。

皐月は収監され恥辱屈辱を味わっていますが
折れない心、鋼の意志を持っていてやはりカッコいい。
ここからの逆転を応援せずには居られません。

そして流子は過去を知った衝撃のせいか音楽の影響かそれとも敢えてなのか…
鮮血を拒絶し憎しみのみでの行動。
その心と友情が早く戻ってきて欲しいけど闇も深いかも…
心配していた鮮血が可哀想過ぎます…マコが架け橋になるのかな?

今回気になった台詞を少々【考察】{netabare}
「人に名前を呼ばれたければまず自分がちゃんと呼ぶべきだぞ」
鮮血を「お前」と呼ぶようになった流子への伏線!?

「私がもう20才若かったらあなたを着てあげるんだけどね」
マコが鮮血を着るのかも!?
{/netabare}{/netabare}

※20話感想{netabare}
今回の成分 衣替え4:奪還3:孤独2:裸の太陽丸1

憎しみに支配された流子はマコでも止められず
怒りのまま単身生命戦維討伐へ…自分すら殺しかねない憎悪で見ていられません。

皐月は当たり前の様に折れぬ心を見せてくれどうしようもない程の格好良さ。
四天王との主従関係も気持ちを熱くさせてくれます。
そしてやはり宿命なのでしょうか
鮮血と組んで『純潔に着られてしまっている流子』との対決が待っています。
本当に主人公を喰っていますが流子の目を覚ます会心の一撃を見舞って欲しい。
二人の相性・コンビネーションにも注目です。

裁ちバサミについて【考察】{netabare}
今回予想外だったのが片裁ち挟みで貫いた針目の傷が回復した事。
生命戦維の生命を裁つ効果のあるハサミなのでこれで倒せると思っていたのですが
やはり二対揃わないと効果が薄いのでしょうか。
(博士が針目の目を斬った時は二刀流のように持っていて傷が回復していない)

このままだと羅暁を倒せそうにないですし倒したとしても流子の戦維が残るので
流子が命を絶つような事にも成りかねません。
願望も込めて二対揃った時に秘密があり奇跡が起こると信じています。
{/netabare}{/netabare}

※21話感想{netabare}
今回の成分 対戦3:友情2:強制脱衣2:降誕1:連携作戦1:縫いつけ1

流子の目を覚ます為、服を脱がす為に
皆それぞれ必死になり行動する様が熱く胸を焦がす展開でした。

力は流子が圧倒してましたが折れぬ魂で善戦する皐月の姿には感動すら覚えます。
その皐月と厚い信頼関係を築いている四天王の連携した働きも立派で
作戦が成功したかと思ったんですがね…。

針目縫の縫いつけどれだけ強固なんだか。

それでも結局糸を裁つのはのは鮮血とマコとの繋がりだったようです。
痛みよりも死よりも鮮血を着る思いが勝った流子も熱い!
流石この作品の主人公です。

繭星降誕について少々【考察】{netabare}
降誕とやらも始まりましたがコレ地球ごと生命戦維で覆う計画ですかね?
太陽や星を印象付ける描写もちょいちょい出てくるので
輝く星々の正体は生命戦維が覆ったものって事なのかも。
「ラ」が暁を浴びて輝くよキラルキラ。{/netabare}

流子の体や羅暁の動向他色々と心配もありますが次回ももの凄く楽しみです。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
今回の成分 人衣一体3:わからない者達3:血の繋がり2:腕1:喧嘩部1

紆余曲折あったけど皆で打倒羅暁の方向へ歩み出しました。

これまで積み重ねたの想いの篭もった最高の人衣一体!
他にも頭を下げる皐月様、身を挺し守る部下、美味しい復活のマコ等々
記憶に刻まれる名シーンてんこ盛りで感動してしまいました。
本当に魅力的なキャラが多いこと多いこと。
そしていよいよ最後の対決が開始。最後の最後まで熱くなるのは間違いなさそうです。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
今回の成分 空中血戦4:真っ二つ3:最終縫製2:家族1

今回も熱い熱いバトル。
何だか分からない者の戦いは涙とは別のよく分からない感動を生んでくれました。
皆の不撓不屈の魂がビシビシ伝わってきて観る方も力が入ります。
ここまで来ても衰えず最後まで加速してくれるこの作品は本当に素晴らしいと思います。
運命のラストバトルも楽しみです。

それと声優陣の演技もスゴくて違う意味でも感動してしまいました。
パクロミさんとか特に神業。
声だけでなく魂を入れるお仕事なのだと改めて感心しちゃいました。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
今回の成分 服従3:バトル3:吸収1:燃焼1:裸1:デート1

最後の最後まで熱かったです。
内容的にはベタなラストバトルでしたが作画、声優演技、BGM等に
魂をつぎ込めるだけつぎ込み視覚と聴覚を釘付けにしてくれました。

鮮血の最期は分かっていてもジーンと来てしまいました。
熱く熱く加熱し続けたこの作品にふさわしい完全燃焼。
流子と出会い共に全てをやり尽くした彼の人生(衣生?)に悔い等ないでしょう。

落ちる流子を受け止めた皐月の表情が優しかったのも印象的でした。

終わってしまうのが残念ではありますが胸の熱くなる良い作品でした。
{/netabare}

【総評】
1話目から熱気が伝わる作品でしたが最後までしっかりと加熱してくれました。

序盤は熱いけど少年誌のバトルアニメの様な展開でそれほど評価は高くなかったのですが
羅暁の登場でそれまでの積み重ねが下地に過ぎなかった事が分かり俄然面白くなり
あれよあれよと最後まで一気に駆け抜けるストーリーが痛快で名シーンや名ゼリフが多々あり
後半はこの作品の虜になっていました。
2期かけて良く纏まっていて完成度の高いストーリーでした。

作画は昭和の風情があり好みが別れるかも知れませんが個人的には好きな作風でしたし
凝ったアングルや大胆なカット割り、そしてスピード感にあふれる表現は新鮮で
単なるレトロは作風に止まらず新たな境地を開いてくれたと思います。

声優さん達も豪華なだけでなくその迫真の演技は圧巻。
演技を引き出せるストーリーや舞台がしっかり整っているので実力を余す所無く発揮しています。

キャラクターも非常に魅力的に描かれていていました。
腕っ節も負けん気も強いが精神的な幼さも内包した熱血少女流子
バカだけど常に友達思いで憎めないムードメーカのマコ
何者にも屈せず折れず鋼の信念を持つ女皐月
その他サブキャラに至るまでそれぞれ個性がしっかり出ていて愛すべき存在となっています。
私は皐月様が一番好きですね。

かなりべた褒めしてしまっていますが
個人的にはお気に入りの棚に仲間入りする程好きになりましたし
どなたにもオススメしたくなる優秀な作品です。
2クールものなのでお時間のある時にじっくりこの熱さを味わって頂きたいと思います。

<雑記>
気が向いた方のみお遊びにお付き合いくださいませ。
【キルラキル実写化するならこの配役】(個人的なイメージですよ。)
{netabare}
漢字変換面倒なのが多いのでカタカナで失礼
リュウコ=新垣結衣
サツキ=戸田恵梨香
ラギョウ=江角マキコ
マコ=上野樹里
ハリメヌイ=深田恭子
ガマゴオリ=坂口憲二
ジャクズレ=安達祐実
サナゲヤマ=市原隼人
イヌムタ=松田翔太
ミキスギ=山下智久
キナガセ=照英
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 76

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

グレンラガン的な熱さを受け継いだ

サブタイトルが懐かしソングのタイトル。
衣服を題材というか武器にして戦う。

1クール目は不良少女のような立場で学園の優等生と戦うイメージ。部活をモチーフにした攻撃形態。
2クール目からは昨日の敵は今日の友といった感じ。そして、グレンラガンと同様にさらに上位互換というか真の黒幕のような相手とラストバトルに向けて盛り上がっていく。

マコ一家がいい感じのアクセント。ギャグ強い。
グレンラガンの要素というかそのものを移植したような作品。兎に角、熱い。いやむしろ、うざったいほど暑苦しい。(褒め言葉)
流子が小清水亜美さんてのも良いのかもしれない。


OP
シリウス 藍井エイル
ambiguous GARNiDELiA
ED
ごめんね、いいコじゃいられない。 沢井美空
新世界交響楽 さよならポニーテール
挿入歌
サンビカ 藍井エイル
劇伴特化型1☆極★服 バックグラウンドボーカル - 小林未郁 & 河合夕子 & 内田有 & 仁科かおり & Hikaru, Sen , Melo-J (from Lumiere)
Before my body is dry 小林未郁 & David Whitaker
Blumenkranz Cyua
Suck your blood Benjamin Anderson & mpi
Light your heart up Aimee Blackschleger
I want to know Benjamin Anderson
Before my body is dry:[nZk] ver. 小林未郁
Blumenkranz:[nZk] ver. Cyua
Suck your blood:[nZk] ver. Benjamin Anderson & mpi
Till I Die:[nZk] ver. CASG(Cara
澤野弘之さんが楽曲制作に携わっている挿入歌が結構好きだった。
ロックな感じ全開な藍井エイルさんも最高。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
『天元突破グレンラガン』から6年の時を経て“今石洋之×中島かずき”の最強タッグ再び!父の死の謎“片太刀バサミの女”を追い求め、本能字学園に転校した流浪の女子高生・纏流子。本能字学園には着た者に特殊な能力を授ける『極制服』があり、その力と絶対的な恐怖によって生徒会会長・鬼龍院皐月が学園を支配していた。“片太刀バサミ”を知るという皐月。流子は皐月にその事を聞き出そうとするが…。その出会いは、偶然か、必然か。学園に巻き起こる波乱は、やがて全てを巻きこんでいく!

1. あざみのごとく棘あれば
『本能字学園(ほんのうじがくえん)』、そこは『極制服(ごくせいふく)』という特異な制服を身にまとった生徒たちにより管理される学園。生徒会長・鬼龍院皐月(きりゅういんさつき)は「人は服を着た豚だ」と豪語し、忠実な部下本能字学園四天王と共に学園を絶対的な支配下に置いていた。そこへ現れる流浪の転校生、纏流子(まといりゅうこ)。流子の片太刀バサミを知る皐月から話を聞き出そうとするが…。

2. 気絶するほど悩ましい
マコの実家、満艦飾家に居候することになった流子。しゃべるセーラー服を『鮮血』と名付ける。 翌朝、マコと共に学園に登校するといきなりマコがテニス部からリンチを受ける。流子はマコを救おうとするが何故か鮮血が発動せず、部長・函館臣子(はこだておみこ)の返り討ちにあってしまう。流子のクラス担任である美木杉愛九郎(みきすぎあいくろう)に救われた流子。鮮血は『神衣』と呼ばれる特別な衣服であり、着た者の血を吸うことで起動すると聞かされる。

3. 純潔
極制服の力の源、「生命戦維」を使い、鬼龍院皐月は全国学園支配を進めていた。流子の父親、纏一身(まといいっしん)博士は、それに対抗するために生命戦維だけで織り上げた『神衣』を作った。それが鮮血。しかし神衣はもう一着存在していた。その名は『純潔』。神衣を着た皐月の強さは圧倒的で流子は追い込まれる。自分が鮮血を着こなせないのは、自分の心が原因だと気付いた流子は……。

4. とても不幸な朝が来た
起きてみると朝からなにやら騒がしい。今日は一学期に一度風紀部により執り行われる『本能字学園ノー遅刻デー』なのだ。通学路には無数のトラップ、遅刻をすれば即刻退学。流子はマコに連れられ、地獄絵図と化した本能町で登校を開始する。そんな中、流子たちはひょんなことからクラスメイトの大暮麻衣子(おおぐれまいこ)と行動を共にすることに。3人は力を合わせて次々とトラップを破って行くが…

5. 銃爪(ヒキガネ)
順調に本能字学園の部長たちを倒し続ける流子。その前に現れる一人の男、黄長瀬紬(きながせつむぐ)。黄長瀬は極制服の能力を無効化するミシンガンを操り二つ星の部長をすら寄せ付けない。そしていきなり流子に「神衣を脱げ」と迫る。校内で他の部活部員も交えて大乱闘となる流子と紬。追いつめられた流子を逃がそうと鮮血は自分だけで紬に戦いを挑もうとする。

6. 気分次第で責めないで
皐月の右腕である四天王。その一人、猿投山渦(さなげやまうず)は皐月に直談判し、流子と一戦交える許可を得る。驚異的な動体視力で相手の動きを全て読み取り先手を討つ猿投山、流子はあっという間に追い込まれる。しかし、目さえ封じれば良いと気付いた流子は鮮血を刻んで猿投山の目を塞ぎ勝利を収める。一方負けた猿投山は、皐月にある覚悟を見せることで流子との再戦のチャンスを請う。彼の覚悟とは…!

7. 憎みきれないろくでなし
部活や学業等の成績をそのまま家庭の生活レベルに反映させる。それが本能字学園のシステムだ。マコのせいで最低水準で生活する満艦飾一家だが、彼らはいつも幸せそうだ。そんななか流子は部活制度を逆手にとってマコを部長に任命、『喧嘩部』を創立する。部の成果が上がるほど満艦飾家の生活も向上。大喜びで流子に感謝する満艦飾家。しかしマコは手に入れた生活を手放すまいと次第に流子を酷使するようになり、一家は贅沢に慣れ冷たい人間へと変わっていってしまう。

8. 俺の涙は俺がふく
全生徒が全生徒に対し平等な攻撃権を持ち学園の頂点をかけて争う校内行事『壊惨総戦挙』。その戦いの火蓋が切って落とされた。七日後に行われる『決戦闘兵』の日まで、互いの無事を信じ分かれる四天王。大荒れの学校をよそに、流子はマコと共に亡き父の墓参りへ向かい自らの目的を確かめる。しかしその帰り道、乗って来たバイクが故障していた所を四天王のひとり風紀部委員長・蟇郡苛(がまごおりいら)に助けられる。

9. チャンスは一度
『塔首頂上決戦』。 四天王全員に勝ち抜けば皐月と戦うことが出来る、それが皐月が流子に提示した試合の報酬だった。試合のレベルの高さを危惧する美木杉には棄権を薦められるが、皐月と戦うためだと流子は譲らない。最初の対戦相手は蟇郡。その能力を既に知る流子は、蟇郡へ攻撃を加えずに乗り切ろうとするが、蟇郡は自らを痛めつけることで力を蓄え流子への攻撃を開始。

10. あなたを・もっと・知りたくて
二人目の四天王は情報戦略部委員長・犬牟田宝火(いぬむたほうか)。最小限の戦闘で流子と鮮血の動きを分析する犬牟田。その極制服の力は光学迷彩によるステルス機能だった。しかし流子は競技場の端から全面へ向かって鮮血を変形し犬牟田をあぶり出すが、不利となるや否や犬牟田はあっさり棄権。文化部委員長・蛇崩乃音(じゃくずれののん)の出番となる。マーチングバンドを引き連れた派手で華やかな蛇崩の攻撃に手も足も出ない流子。そんな中、美木杉は「最悪の事態」が起きることを懸念していた。

11. 可愛い女と呼ばないで
蛇崩と戦う流子、鮮血を飛行形態に変形させたことでなんとか優勢に転じる。しかし『アンコール』と称して復活する蛇崩。生命戦維に響く演奏で流子ではなく鮮血を直接攻撃する。しかし流子は受けた演奏を蛇崩に返し逆転勝利する。ついに最後の四天王、運動部委員長・猿投山との戦いを迎えようとした。ところがそこに、片目に眼帯、ゴスロリ服に身を包んだその女、針目縫(はりめぬい)が現れる。

12. 悲しみにつばをかけろ
半年前、針目縫が流子の父、纏博士を襲った理由。それは生命戦維に対抗出来る武器、断ち斬りバサミの回収だった。一身を彼自身の発明品であるハサミで仕留めたが、引き換えに片目を潰されていた。断ち斬りバサミの半分を奪い逃げる縫の後ろ姿を、流子は目撃していたのだ。縫の言動に怒りを覚える流子の攻撃は激しさを増す。鮮血と流子を挑発する縫。理性のたがが外れ力の加減も分別を失い暴走状態に陥る流子と鮮血は本能字学園を破壊していく……!

13. 君に薔薇薔薇…という感じ
全国学園支配を狙う本能字学園では、まだ制圧が終わらぬ最後のエリア、神戸・京都・大阪への大規模侵攻作戦、『三都制圧襲学旅行』の準備が進められていた。皐月は最終作戦開始の報告のため、母、羅暁(らぎょう)が待つリボックス社に向かう。そんな中、神衣での暴走により心に傷を負った流子は鮮血を着られず不登校になってしまう。そこへ元新聞部員・凪田信二郎(なぎたしんじろう)が現れる…

14. 急げ風のように
美木杉のアジトで目を覚ます流子。美木杉が拾った鮮血のスカーフのおかげでバラバラに切り刻まれた鮮血となんとか意志の疎通ができるが、残りのパーツが関西だと知り美木杉と共に関西へ向かうことに。その頃、本能字学園の生徒たちは配布された鮮血を手にそれぞれ三都市へ進んでいた。関西に到着した流子は着々と鮮血の切れ端を生徒達から回収していくが…

15. どうにもとまらない
道頓堀の地下には生命戦維対抗組織『ヌーディストビーチ』の地下アジトがあった。戦闘員たちが臨戦態勢で待機する中、美木杉と紬が帰還する。一方、難波金満高校生徒会長・宝多金男(たからだかねお)の前についに皐月が姿を現す。皐月は宝多が金で雇った戦闘員を気合いだけで蹴散らすが、宝多は負けじと対本能字学園機動兵器『道頓堀ロボ』に乗り込み、攻撃をしかけてくる。

16. 女はそれを我慢できない
鬼龍院との戦いの裏に『人類』や『宇宙生命』といった大きなものが付随してきたことに戸惑う流子。美木杉は「鮮血は生命戦維に対抗するために、纏一身によって作られた流子のためだけの服だ」と告げる。しかし、流子は「鮮血には鮮血の意思がある、戦うだけの戦闘服じゃない」と、鮮血を脱いで戦うと宣言するが…

17. 何故にお前は
本能字学園では、三都制圧により完遂された全国学園支配を祝し、学園理事長である羅暁を迎えての式典『大文化体育祭』の開催が発表されていた。そこで皐月と羅暁を一気に叩こうと考えた流子たちは会場にもぐり込もうとするのだが…。

18. 夜へ急ぐ人
すべては羅暁に裏切りを気取られないための芝居、本能字学園は羅暁並びに生命戦維との戦闘に備え築かれた戦闘部隊だと明かす皐月。幼い頃に死んだ父の志を継ぎ、羅暁の計画を阻止するために長きに渡り画策してきたのだ。原初生命戦維の活動も停止させ、その場を治めるかに見えた皐月だが、羅暁は人間を越えた不死身の肉体を手に入れていた…。

19. たどりついたらいつも雨ふり
心臓を引き抜かれても、なお生きている自分に驚く流子。流子はその身体に生命戦維を組み込まれた、羅暁の実の娘であり、流子と皐月は姉妹だったのだ。流子は衝撃の真実に愕然とする。上空からカバーズに襲われた市民たち、そしてマコまでもがカバーズに吸収され本能字学園は羅暁と縫、カバーズらの手に渡ってしまう。大阪では逃げ延びた四天王はじめ生徒たちとヌーディストビーチが共にレジスタンスとしてカバーズと戦っていた。

20. とおく群衆を離れて
自分の正体を知り傷付いたことで、最早他人の言葉を聞く耳を持たない流子。カバーズのみならず美木杉たちにも刃を向け、神衣も極制服も着ることなく自らの体内の生命戦維の力でビルを薙ぎ払い大阪を後にする。残されたレジスタンスの面々は本能字学園の地下牢に皐月が幽閉されていることを知り皐月奪還に乗り出す。単身学園に乗り込んだ流子は、そこで縫と戦っていたのだが…。

21. 未完成
純潔を着た流子と鮮血を着た皐月、ねじれた運命の姉妹の戦いが始まった。純潔を着ることによる快楽に酔いしれる流子に、純潔を脱ぐよう説得する鮮血。しかし流子はその言葉に耳を貸さない。流子は皐月には鮮血の声が聞こえず二人が意志の疎通を取れていないことを見抜き、皐月を追いつめる。流子は鮮血を切り離しとどめを刺そうとするが、そこへマコが身を投げ出す。

22. 唇よ、熱く君を語れ
怒りに任せ生命戦維を引きちぎり、純潔を引きはがした流子は再び鮮血と合体。縫と自分の決定的に違うもの、それは、自分の周りには「わけのわからないもの」が沢山いることだと言い放ち、縫を圧倒する。ようやく落ち着いて皐月と対面した流子。過去を清算するため皐月を一発殴ろうとするが、その拳を四天王が代わりに受けとめる。それを見た流子は、皐月もまた「わけのわからないもの」に囲まれ守られているのだと気付く。

23. イミテイション・ゴールド
戦線に立ったマコを船に残し、流子と皐月は羅暁を乗せた原初生命戦維を目指す。ふたりを相手に戦う羅暁、しかしその傍らで原初生命戦維から『裸の太陽丸』にカバーズを送り込まれて来る。戦いでぼろぼろになるマコたちだが、その前に三ツ星極制服最終形態の四天王が現れ戦闘を引き受ける。羅暁を追い詰めるふたりだが、縫が全身全霊で作り上げた最後の服『神羅纐纈(しんらこうけつ)』で身を固めた羅暁に圧倒されるのだった。

24. 果てしなき闇の彼方に
『神羅纐纈』、その力は、神衣、極制服に含まれる全ての生命戦維の力を絶対服従させるものだった。最終局面にして流子たちは一切の戦力を失ってしまう。唯一、生命戦維と人間の融合体である流子だけは絶対服従の力が効かなかった。鮮血を脱ぎ流子ひとりで羅暁と戦うも力の差は圧倒的。ついに人類は生命戦維へと化されようとする。しかし、脱がれた鮮血自らが羅暁を攻撃、神羅纐纈を傷つけることに成功するのだった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

見るな! 感じろ! そして叫べ!! 「人衣一体っ! 神衣・鮮血っ!!」

2013年10月放送。
全24話+未放送1話(2014年9月3日発売予定のBlu-ray9巻に収録予定。)


【前置き】

「天元突破グレンラガン」を制作したスタッフ達が、トリガーという会社として独立後、初めて制作されたオリジナルアニメーションです。

個人的には、正直この手のアニメは苦手でした。

謎が謎を呼ぶ考察しがいのあるシナリオなわけでもないし、現実にも置きかえられ心に響いて深く考えさせられるようなものでもない。
かと言って、キャラ萌えを全面的に押し出した内容では全くない。

語弊のある言い方をすれば、単純で、勢いだけの時代錯誤的な作品。
子供の頃にどこかで見た記憶があるような、見た後に何も残らないアニメだと思っていました。

しかしなんでしょうね。
視聴後のこの、なんとスッキリした気分というのは…。

「単純に勢いよく、熱く面白いものを描く。」

それだけなのに、妙に心地が良いのです。
これこそ、昨今のアニメでは中々お目にかかれない要素であり、トリガーが本作で描きたかったものだったのでしょうね。


【あらすじ】

父の仇を探す女子高生、纏 流子(まとい りゅうこ)が主人公。

転入した本能字学園で、人知を超えた力を与える制服「極制服」を操る生徒会と四天王、そして学園を支配する生徒会長であり、父の死の真相を知っていると思われる鬼龍院 皐月(きりゅういん さつき)と、激しい戦いを繰り広げていきます。



【論じてみる】
{netabare}
根幹として、1980年代の『少年ジャンプ』のバトルマンガを意識した作品とのことですが、まさにそんな感じがしますね。

そのシナリオ構成に関しても、今のアニメなら2~3話を用いて描きそうな内容を、キルラキルは1話で勢いよく描き切ります。
最初の1話なんか特に展開が早くて、話についていくのが必至で度肝を抜きました。
これも、余計な引き伸ばしがない昔の良さが垣間見えます。

しかも、その目まぐるしい展開の元、画面が動く動くっっ!!!!
動かし方としては3DCGを使う先端技術を用いながらも、一昔前のような紙に絵具で手描きする手法も使ったり、作風に合うようセル画時代の画風で描くように意識もされていたようです。
こういうこだわり方も、とても好感が湧きましたね。

考察も必要無い。
深く考える必要も無い。
制作スタッフ一同からの

『ただ、この熱い展開と画面を見てくれっ!!』

という声が聞こえてくるようでした。
いや、誇張ナシにですよ。

そう、今思えば最初から、ムリに物語に付いて行く必要なんて無かったのです。
この作品は……理解なんてしなくても…そぅ、ただハートで感じれば良いのですからっ!!キリッ
いやホント、誇張ナシによ。


しかしここまでこだわった作画演出となると、途中に目に見える息切れ回が御愛嬌程度にあったりもするのですが、本作ではそれも感じさせませんでしたね。
息切れ時によくある総集編は、本作にもありますが
「なんだ、今回総集編かよ。」
なんて思っていたら、そんな視聴者の視点を分かり切ったかのようなナレーションが入り、オープニングが入るまでの冒頭で総集編を終わらせてしまって、本編では作中でも衝撃の展開を見せてくれました。

あの総集編は、スタッフの都合等では決して無く、衝撃展開をこれから見せる上での過去の内容のおさらいだったワケですね。
ちゃんと視聴者の視点も十分考慮した上で、製作者側が本作を描いているのがうかがえました。


最終話は、放送当日に作画が完成したと聞きましたが、いやはや最後まで全身全霊を見せてもらいました。
神衣・鮮血による、あのトリガースタッフへの煽り文句のような最終回予告に答えた作画班一同に、視聴者から精一杯の感謝を送りたいと思いました。
漫画媒体とは違い、アニメーションは動くという強みを存分に活かした作品でした。


そして忘れてはいけないのが音楽面。

主題歌の中では、1クール目オープニングの「シリウス」が、やっぱり一番熱くて好きでした。
作風にも非常にマッチしてますし、これからもずっと大好きなアニメソングになると思います。

最終回に挿入された時は、「やっぱりキタっ!!」と思いましたね。
挿入歌の「サンビカ」も含め、藍井エイルさんの楽曲をよく聞くようになりました。
CMで見たら、えらい美人さんでしたね。

それと、劇中で挟まれる英歌詞の曲「Before my body is dry」も、作品を大いに盛り上げてくれましたね。
一番印象深い、サビのフレーズ

「Don't Lose Your Way~♪」

和訳すると、

「お前の道を見失うな!」

作品を見た後だと、更に心に響きます。
{/netabare}



さて、本作はストーリーに関して色々と突っ込むよりも、勢い抜群で個性豊かなキャラについて語る方が正しい気がするので、ここからは中でも特に好きなキャラクター3人を上げたいと思います。

【満艦飾 マコ(まんかんしょく)】
{netabare}
流子ちゃんの友達であり、個人的に本作の重要なキーパーソンだとも感じています。

決して無理矢理ではなくても怒涛の展開が続く作中で、シナリオの本筋には(ハッキリ言ってしまえば)どーでもいい存在ですが、毎話ハレルヤのBGMとともにマコの破天荒な言動が続く独壇場シーンは、小休止であると共に清涼剤のようでした。
途中に一度、一瞬ジャミラ(ウルトラマンの怪獣)になったシーンは笑ってしまいましたよ。

あの可愛くコミカルな演出、とんでもない貧乏をものともしない家族も含め、私は見ていて楽しかったです。
てかあのコロッケ、本当に美味しいのか…?


終盤、再び喧嘩部部長の姿で登場した時はテンション上がりましたね。
ただ、通常形態と比べ全ての数値が「0」⇒「9999」になっているように見せて、よく見ると頭脳だけ「0」のまんまでしたね、アレ。

そうそう、

「まんかんしょく~~~っ!!!」

って常々言ってた蒲郡先輩との妙なフラグにも、最後らへんはニヤニヤして見てました。
なんだかんだ作中で一番可愛い気がするもんね、分かるぜ蒲郡先輩。
{/netabare}


【針目 縫(はりめ ぬい)】
{netabare}
可愛いで言えば、その可愛い声を全面に押し出した田村ゆかりさん演じる針目縫も好きでした。
闘いの最中も、その圧倒的強さを見せながら終始笑顔を崩さない。
ってか、その大口を開けた笑顔が基本一切変わらない。

初登場時から、底が見えないあの圧倒的な戦闘力。
物腰や口調も柔らかく、加えて一人称はボク。
昔に見た、「私の戦闘力は53万です」的な、あのお方を彷彿させるかのような絶望感を味あわせてくれました。

だからこそ、表情が崩れたり声を荒げたりすると、また余計に印象強く残りますしね。
田村ゆかりさん、今作でも名演技でした。
{/netabare}


【美木杉 愛九郎(みきすぎ あいくろう)】
{netabare}
学校の先生であり実は反政府ゲリラ「ヌーディスト・ビーチ」に属する、美木杉先生も個人的に大好きですね。

当初は、平凡を装っているが実は「常に服がはだける自己陶酔イケメン」という、どっかの南さん家に出てくるキャラ設定のように思っていました。

しかし後半、「ヌーディスト・ビーチ」本来の正装に戻ってからというもの、想像をはるかに超えた脱ぎっぷりを見せ…、いえ…魅せてくれました。

しかも、なんかず~~~~っと3ヶ所光ってるっ……。。。。

途中誰もツッコまなかったけど、マコのお母さん無言でメッッチャクチャ見てましたよねアレ。
(下の光ってる部分を。)

こんな常軌を逸したキャラでも、それが作中に普通に収まってシリアスに話を進行させる役回りだというのだから、お笑い草ですね。
勿論、良い意味で。
{/netabare}



【総評】

当初は、まだ苦手だった気分も手伝い、勢いだけの演出に少々退屈だった時もありました。
しかし、その勢いがクセになりだし、頭をカラッポにして見れ熱くなれた終盤は、存分に楽しませてもらいました。

最後が一番面白い作品って、やっぱりスッキリしていいですね。
半年間、本作を見続けることが出来て良かったです。

次は、人気作だけど苦手意識があって見ていなかった「天元突破グレンラガン」も見ようと思います。
4~6月中に見るつもりでしたので、ノルマとしてはもう今月中しかない。
休日に一日使って一気見ってのも良いですね、楽しみです。


ではでは、読んでいただいて、ありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『満艦飾マコ』声 - 洲崎綾さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『満艦飾マコ』声 - 洲崎綾さん


以下、どーーーでもいい決意表明なので〆ます。
{netabare}

さて……、今後私に、もしセーラー服を着る機会があるとすれば、

「人衣一体っ!!! 神衣・鮮血っ!!!」

と大声で叫んで、着たいと思います。


無論その時は、縞模様の下着の装着も辞さない覚悟である。
{/netabare}


↓決意表明その後↓
{netabare}

上記の希望の名の元、私は友人♀に


「セーラー服と縞模様の下着一式を、俺に貸してくれ!!」


という旨のメール送ってみました。


返事には、


いつもとは裏腹に、とても優しい文面で、


心のケアを促す内容が記されておりました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 51

73.7 3 セーラー服で友情なアニメランキング3位
ラブライブ!サンシャイン!!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (848)
3400人が棚に入れました
「学校」で「アイドル」!!!
輝きを目指して立ち上がる9人の少女たちの青春学園ドラマ、スタート!

私たち、輝きたい!

声優・キャラクター
伊波杏樹、逢田梨香子、諏訪ななか、小宮有紗、斉藤朱夏、小林愛香、高槻かなこ、鈴木愛奈、降幡愛
ネタバレ

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

週刊連載「サンシャインについてボヤいてみた」 7月24放送 第4話 追記~

視聴途中の為、未評価。

2016.07.02 22:30~
ついにラブライブの正統続編「ラブライブサンシャイン!」始まったよ-
これで毎週土曜がwkwkできます。うん。
静岡県沼津を舞台としたスクールアイドル作品。
先代が東京ドーム公演-紅白歌合戦出場と、夢を現実化させる大成功。
誰が見ても「ハードル上がりすぎて一体どうなることやら...( 一一)」
と、危惧していますが、ぶっちゃけ自分もその一人です。
たた、ダクション側からしたらこんな儲かるビッグコンテンツに育った以上、
続けない理由はない...やろね~( 一一)w


人気作の続編はコケるというのが世の通説です。
ただ、これはラブライブです。輝きたい子たちのサクセスストーリーなんです。
応援する方が最初からテンション下がってたらダメですよね-( ゚Д゚)ダーメダメヨ
でも、作風改革に失敗して闇歴史にしてしまうことだけは....いえ愚問でした。
監督が京極さんから変わってますが、シリーズ構成は据え置きの花田十輝さん。
王道テイストでもいいから、それも交えながらサンシャインならではの新しい味も是非組み込んで欲しい!

柏崎星奈のCV-伊藤かな恵さんが本作からキャスティングされてます。
チカちゃんのお姉ちゃん役なんかな?
先代は妹にと-やまんや、あやねる起用でしたので、違った感じでまた楽しみです(/・ω・)/

OP初見の印象
なんかアイマスっぽくなっちゃった感が..あるっちゃない?|д゚)
画面いっぱい埋め尽くす観客らのペンライトがカットインしますが、
どことなく「うぉぉぉ----!!」みたいな声が聞こえてきそう( 一一)
ただ、始まりをイメージした賑やかなアップテンポは完全に俺好みw
渡辺曜ちゃんは、ことりちゃんを意識して顔だけフレームインしたんかな?w
またライブ行きたくなる症候群絶賛発症済み。

ここで疑問.....
サビ前にチカが、スポットライトの逆光で照らされた数人のシルエットに
楽しそうに走っていきますが、
このシルエットがどことなく先代に見えるっちゃんね-( 一一)
(仮説素材1)-ミューズに憧れているチカの設定から、彼女らに向かって追いつき追い越すイメージに合致する。
(仮説素材2)-シルエットのヘアスタイルで、アウトラインがアゴ上の子が2人いるので
この時点でAqoursやない可能性示唆?(りんぱな?)
ツインテールも一人見えますが、長さがルビィより部長っぽい...?
気になる方は是非検証してみて下さい。

あくまで仮説ですが、気になりますね.....( *´艸`)

こっから各話毎にボヤいていこおうと思います。

#1 輝きたい!
{netabare} 第一話ということなので、キャラの紹介で1話使っちゃいましたね。
ま-問題ないと思います(^^)/
むしろ先代の第一話より見やすくて好きですね。
スタダを起用した製作陣。手放しで称賛してやるよ。泣きそうなったやねーかコラ。
花丸ちゃんとルビィちゃんの登場シーンで、ルビィちゃんのジト目可愛かった。うん( ̄▽ ̄)
この2人が、りんぱなポジションの可能性有り。(1年生やしね)
そしてヨハネは上から降ってきた!厨二病キャラがどんな風にAqoursを掻き回してくれるか既に気になるんだがw
ただ、このヨハネのシーンで表情とCVの声量に、少し違和感を感じました。
イメージでは小鳥遊六花のようなハツラツとした元気系厨二病を想像してたのもありますが.....
ま-これはこれで有でしょう(´・ω・`)
3年生のダイバー果南ちゃんとポンコツ会長ダイヤは、スクールアイドルに対して何かしらの過去がありそう...
この伏線の回収が楽しみやな-。
この過去が払拭できたとき、きっとAqoursに電撃加入するんかな?(^^♪
イタリア人ハーフまりちゃんは「二年ぶ-りデスカ」ってヘリからボヤくだけで試合終了。
まだ何もアピール出来とらん!もったいない!|д゚)
(二年前になにがあったんでしょう....?)
そして音の木坂出身梨子ちゃんは、中庭で「決めたよHand in hand!」を一緒に歌ってかーら-のまさかのアイドル部拒否!w
....「え?いま一緒歌っとったやんw」ってなりましたが、細かいことは気にしない大らかな子なんでしょうw
PVシーンのクオリティは言うまでもなし。最高。
これから出てくる曲が楽しみで仕方ありません(´・ω・`)フムフム
挿入歌「決めたよHand in hand」
{/netabare}

#2 転校生をつかまえろ!
{netabare} 「前途多難すぎるよ~」
千歌ちゃんの口ぐせなんでしょうね。部員集めに奮闘する回。
(そりゃそうか。まだ曜ちゃんとの2人だけやしね。やることはやってもらわんとw)
そしてポンコツ会長ダイヤさんは実はミューズの大ファンやったことが判明。それも結構ガチの。
「ミューズは生命の源ですわよ」とかまで言っちゃっとーし( ̄▽ ̄)
好きすぎて、にわかの千歌に向けていきなりの出題。(こんなのたまにおるなーマジでw)

問、1 ミューズが初めて9人で歌った曲の名は?
問、2 第2回ラブライブ予選で A-RISEと一緒にステージに選んだ場所は?
問、3 ラブライブ第2回決勝、アンコールで歌った曲の名は?
EX、その曲のパートをスキップしている4名は誰?

ラブライバーの知識が試される部分も盛り込まれています。
なんだか遊び心があるストーリー構成な印象(/・ω・)/
(EX問題、全員答えれませんでした。ちくしょう....(/ω\)小声)

ただ、梨子ちゃんが海の音を聞くシーンは露骨すぎるというか、もしかしたらいらんかったかも。
サンシャインなので、夏らしい海のシーンということ。ただそれだけって感じ。
(潜っとったら聞こえるわけないやんフツーw)

ずら丸ちゃんは図書委員さんらしい。そんな図書室あったら行きまくる。行かん理由ある?
ヨハネは、自己紹介でスベッて教室から疾走(アラレちゃん走り)
唯一の脳トロVoice候補ルビィちゃんは相変わらずの超人見知り。
果南ちゃんは、音の木坂のミューズは知らない発言。なんで?(´・ω・`
(これはミューズの世界から何年後の話なんやろうか?それとも違う世界線?んなわけあるかw)
梨子ちゃんはンミチャ的なまじめな性格設定。曲がったことが嫌いっぽい。
そして過去にピアノとの難しい葛藤がある模様。
曜ちゃんは、いつでも千歌ちゃんの味方で(・8・)的な幼なじみポジション。

梨子ちゃんが千歌ちゃんちの隣という、とらドラ状態に草生えましたw
あのシーンの千歌ちゃん(タオルターバン編)可愛すぎました。
そして無事(?)スクールアイドルすることを了承(?)することになった梨子ちゃん。
(ぶっちゃけ、このシーン無理やりすぎてあまり入って来んかったw)
EDも初披露。「ユメ語るよりユメ歌おう」
挿入歌「ユメノトビラ」梨子ちゃんPiano Ver.

ユメに満ちた第2話でした(´・ω・`)
{/netabare}

#3 ファーストステップ
{netabare}梨子ちゃんは千歌ちゃんと指先でETタッチしたので
そのままスクールアイドルとして活動を始めたみたいです。
浜辺でレッスンしている3人ですが、前回は浦の星の中庭でレッスンしてました。
つまり、現段階ではレッスン場すら確保できとらん不安定極まりないスタート。
あとは、ファーストライブがどうなることやら...そこが危惧されます。
(まさかμ`sの展開と丸被り...?それやったら二番煎じまっしぐらやな( 一一))
金髪鞠莉ちゃんはどうやら3年生兼新理事長というぶっ飛んだ設定。
(これは....アリなのか?(。-∀-)あまりにも無理強い感ハンパないが)
期待のにこ枠ヨハネちゃんは学校サボって沼津駅を散策してます。(変装)
ルビィちゃんとずら丸はいつも一緒のワンペアなんで、りんぱな枠ほぼ当確でいんじゃね?
ただ、ずら丸ちゃんのお買い物エコバックがまさかの江戸っ子仕様の風呂敷!!!
これは...素直にかわいかった( ̄▽ ̄)やるじゃん
町の公共放送使ってラジオ宣伝する千歌ちゃん曜ちゃん梨子ちゃん。
名前は「Aqours」に決まり、後はファーストライブ。
(名付け親が不明という伏線残しは初代とモロ被りw)
体育館を満員にできなければ、即時解散。
そんな中始まったファーストライブは、満員には程遠い数人の観客入りでスタート。
悪天候の影響で音響設備が一時ダウン。復活とともに多くの観客が来場。
理由は千歌の開催時間の伝達ミス.........(´・ω・`)
(なんかちょっと....違う気が....)
3話でファーストライブという流れはμ`sと重複してます。
ただ中身がなさすぎる!
サンシャインは9人の存在が放送前から多くのメディアで露出してましたので、
いざ放送となると、彼女たちのキャラ紹介に尺を使わざるを得なかった感が強い。
ことほのうみだけだった初代は、その分3人に十分スポットを当てた展開だったので
ファーストライブのシーンは、感情移入できる素晴らしいものでした。
3話段階では、サンシャインはまだまだ取り返さないといけない部分が多いです。
でも可愛さはハンパないとよ?そこは間違いない。
ずら丸やべーよまぢ( ̄▽ ̄)図書っ子アイドル花丸ちゃん!!!

挿入歌「ダイスキだったらダイジョウブ!」
{/netabare}

#4 ふたりのキモチ
{netabare} ずら丸ちゃんとルビィちゃん回です。
ずら丸ちゃんはルビィちゃんの夢の為に、
自分の夢を叶えるエピソードです。いいわ。うん
完全りんぱなの残像がありますが、そんなもん関係ないw
そして千歌の部員勧誘の決め文句が「悪いようにしないから~」
まるまる穂乃果なトコに草wwwwww
無印からのラブライバー向けの小ネタ感満載。
でも、ポンコツ生徒会長ダイアさんは、既定路線通りエリーチカ推し。キャラ設定も類似?
かよちん推しルビィちゃんとの回想シーンは微笑ましかったな....
(実際の、μ`sファンのスクールアイドル目線での描写が多い気が)
純粋にμ`sを追いかける彼女たち。
ただ、
これ以上μ`s μ`s言いよったらそれこそ二番煎じ。もう辞めとこうや。お腹一杯です。
もう十分こっちには伝わったから( ̄▽ ̄)
そろそろサンシャインのオリジナル感観てみたい(´・ω・`)
でも、
散らかった部室に書き残されてた歌詞は、過去に活動があった暗示?
3年生組は過去にスクールアイドルの活動をしよった....?(仮定)
ルビィちゃんの体験入部を皮切りにスクールアイドル感アリ。
ずら丸ちゃんのルビィちゃん思いなエピソードは見どころ満載|д゚)
ずら丸とルビィ推しが確実に増えたであろうハートウォーミング回でした。
5000組登録されてるスクールアイドル界に最下位から新規参入したAqours。
次回はお待ちかねの厨二病の申し子ヨハネ回ですw
{/netabare}

#5 ヨハネ、堕天

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

僕は素直に応援したいと思いつつ見てた

僕は素直に彼女達の頑張りを応援したいと思いつつ見てた。
若干セリフが...なところはあるけれども、それは許容できる。
小宮有紗もいるし。(特に深い意味はないわけでもなかった。中の人では一番推しかもしれない。)
でも、僕の推しはダイヤさんではなく、梨子だもんで。
可愛いと褒められて、そんなことあるかもって言ったのが何故か僕の心の琴線に触れた。

最初は個性がμ'sよりも弱いかなと思っていたが、案外そうでもない。先入観を捨てて無心で見ていると楽しんで見ている自分がいた。


OP
青空Jumping Heart 歌 Aqours
ED
ユメ語るよりユメ歌おう
歌(第2話) 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)
歌(第3・12話) Aqours
歌(第4話) 国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
歌(第5話) 津島善子(小林愛香)
歌(第6話) 松浦果南(諏訪ななか)、黒澤ダイヤ(小宮有紗)、小原鞠莉(鈴木愛奈)
歌(第7話) 津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
歌(第8話) 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)、津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
歌(第10話) 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)
歌(第11話) 渡辺曜(斉藤朱夏)
挿入歌
決めたよHand in Hand 歌 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)
START:DASH!! 歌 μ's
ユメノトビラ 歌 桜内梨子(逢田梨香子)
ダイスキだったらダイジョウブ! 歌 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)
夢で夜空を照らしたい 歌 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)、津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
SELF CONTROL!! 歌 Saint Snow
未熟DREAMER 歌 Aqours
想いよひとつになれ 歌 高海千歌(伊波杏樹)、松浦果南(諏訪ななか)、黒澤ダイヤ(小宮有紗)、渡辺曜(斉藤朱夏)、津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、小原鞠莉(鈴木愛奈)、黒澤ルビィ(降幡愛)
MIRAI TICKET 歌 Aqours
これらも全て畑亜貴作詞。あの方の頭の中はどうなっているのだ?
凄いの一言に尽きる。
どの曲も好きではあるが、一つ挙げるなら未熟DREAMERかな。メロディも良いし、未来を向いて成長していこうとしている歌詞が好き。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
駿河湾のかたすみにある小さな高校で2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること! 諦めなければきっと夢は叶う――。いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう! ここから彼女たちの「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」が始まった!

#1 輝きたい!!
静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある「私立浦の星女学院」。そこに通う2年生の高海千歌は、クラスメイトの渡辺 曜と訪れた東京の地で、スクールアイドル「μ’s」の存在を知り、衝撃を受ける。私も輝きたい――そう強く感じた千歌は、早速スクールアイドル部の設立を目指して部員集めをスタートする。部員集めも上手くいかず、生徒会長の黒澤ダイヤにも反対されるなど、前途多難な中、悩む千歌の前に突然の奇跡が訪れる――。

#2 転校生をつかまえろ!
音ノ木坂学院からの転校生・桜内梨子をスクールアイドルに誘うも、すげなく断られてしまった千歌。スクールアイドル部に正式入部した曜とともに、ダンスの練習や衣装のアイデア出しなど、スクールアイドルになるための準備を着々と進めつつ、あきらめずに何度も梨子へのスカウトを繰り返す。そんなある日、梨子の口から内浦へと転校してきた理由が語られる。梨子が抱える悩みを知った千歌は、ある提案をするのだった――。

#3 ファーストステップ
作曲ができるメンバーも加入し、いよいよ本格的な活動に乗り出そうとする3人の前に、学院の新理事長である小原鞠莉が襲来する。3人を応援しに来たという鞠莉が提示した、人数が足りないスクールアイドル部を部として承認する条件――それは、デビューライブで学院の講堂を満員にすること。学院の生徒を全員集めても達成できない厳しい条件に、思いつく限りのあらゆる手段を尽くして挑む3人。がむしゃらに走り始めた3人のデビューライブの行方は果たして――。

#4 ふたりのキモチ
やっとの思いで正式な部としての活動を認められた千歌たち。部室もゲットして心機一転、1年生の黒澤ルビィと国木田花丸の2人を、改めてスクールアイドル部へとスカウトする。ルビィは、スクールアイドルへの強い憧れと興味を抱きつつも、スクールアイドルを嫌う姉、ダイヤのことを想い、踏み出せずにいた。そんなルビィといつも一緒にいた花丸は、ルビィに自分の本当の気持ちに気付いてもらうため、思い切った行動に出る――。

#5 ヨハネ堕天
スクールアイドルとしての活動を始めたものの、なかなかランキングが上がらず、何かもっと目立つようなことをして人気を集めなければいけないのかも、と悩む千歌たち。そんな中、入学初日以来学校に来ていなかった1年生の津島善子が学校に姿を見せる。幼馴染の花丸から、自己紹介の時の自分の醜態を誰も気にしていないと教えられた善子。普通の高校生になるラストチャンスだと意気込み、花丸に、自分が“堕天使ヨハネ”にならないよう監視してほしいとお願いするが――。

#6 PVを作ろう
千歌たちの通う私立浦の星女学院が、沼津の高校と統廃合されてしまうというニュースが飛び込み、不安に落ち込むメンバーたち。そんなメンバーをよそに、音乃木坂と、μ’sと同じ学校のピンチとはりきる千歌は、自分たちが学校を救うのだと早速行動に移す。まずは、自分たちの住む内浦の魅力をアピールするため、試行錯誤を繰り返してPVを作るも、映像を見た鞠莉から酷評をされてしまう。そして千歌たちは、鞠莉の言う“この町や学校の魅力”をもう一度探し始めるのだった――。

#7 TOKYO
内浦の魅力を伝えるために作ったPVが人気となり、なんと99位へと一気にランキングが上がったAqours。そんな6人に、東京から、ライブイベント「TOKYO IDOL WORLD」出演の依頼が舞い込む。華やかな都会に、しかもμ’sが過ごした場所に行くことができるとあって、心を躍らせる千歌たち。しかし、そんな6人の気持ちとは裏腹に、メンバーを送り出すダイヤは、ある不安を募らせるのであった。スクールアイドルとして初めて訪れるTOKYOで、6人を待ちうけるものとは――。

#8 くやしくないの?
いよいよ開演した「TOKYO SCHOOL IDOL WORLD」で、スクールアイドル「Saint Snow」の圧倒的なパフォーマンスを見せつけられた千歌たち。負けじと自分たちの精一杯のパフォーマンスを披露するも、結果は30ユニット中30位。Aqoursに投票した来場者は“0”だった。自分たちの前にある大きな壁を目の当たりにしたメンバーは、それぞれにくやしさを募らせる。そんな中、あくまで明るく振る舞う千歌に、曜は「くやしくないの?」とその心の内を問いかけるのだった――。

#9 未熟DREAMER
東京での出来事を乗り越えて、もう一度走り始めた千歌たち。自分たちが今できる全力を見てもらうしかない、と、沼津の花火大会からの出演のオファーを受けることに決める。ダイヤから、学校を休学している3年生の松浦果南が、過去にダイヤ、鞠莉とともにスクールアイドルとして活動していたことを明かされた千歌。自分が知る果南は、一度失敗をした位で諦めてしまうはずがない、と、果南がスクールアイドルを辞めてしまった本当の理由を調べ始める――。

#10 シャイ煮はじめました
いよいよ夏休み!夏休みといえばラブライブ!予選大会を突破するために、休み期間を利用した特訓を提案するダイヤ。しかし、夏休みには海の家の手伝いをしなければならない千歌。その2つを両立するために、昼間は全員で海の家を手伝い、それ以外の時間で特訓をすることに。いざ手伝いを始めるも、隣の豪華な海の家にお客を取られ、こちらの海の家は閑古鳥。ラブライブ!決勝を目指す私たちが、あんなチャラチャラした店に負けるわけにはいかない!と、お客を呼ぶために奮闘する。そんな中、梨子はある悩みを、ひとり胸の中に抱えるのだった――。

#11 友情ヨーソロー
自分の大切なものに答えを出すため、ひとり東京のピアノコンクールへと向かう梨子。残った8人は、引き続きラブライブ!予選へ向けた特訓に精を出す。練習中、欠けた梨子のポジションの代役として曜が抜擢され、千歌と合わせて踊るも、どうしても上手くいかない。そして練習後、東京の梨子からの電話に、嬉しそうにはしゃぐ千歌を見て、曜は自分でもうまく説明できない複雑な感情を抱く。そんな曜の心に気が付いた鞠莉は、鞠莉らしいやり方で曜の本音を引き出すのだった――。

#12 はばたきのとき
必死の特訓の甲斐もあって、見事ラブライブ!予選に合格したAqours。PVの再生数も伸び、ファンから声を掛けられることもあるなど、予想以上の反響に喜ぶメンバーたち。しかし、Aqoursのスクールアイドルとしての盛り上がりとは裏腹に、あわせて募集していた浦の星女学院の学校説明会への応募人数は、“0”だった。音ノ木坂を救ったμ’sと自分たちとの違いは一体何なんだろう。考えても考えても、どうしても答えが見つからない千歌は、もう一度東京に行ってみんなで考えたい、と、再びμ’sが過ごした場所を訪れるのだった――。

#13 サンシャイン!!
東京で、自分たちが今すべきことを掴んだAqours。迫るラブライブ!地方予選へ向けて、夏休み中にもかかわらず毎日練習に打ち込む9人。そんな、一所懸命に頑張るAqoursを見たクラスメイトから、学校のために一緒にできることは無いかと相談される。自分たちだけではなく、みんな、この町が、学校が、人が大好きなんだと改めて感じた千歌は、ラブライブ!地方予選で、みんなで一緒にステージで歌うことを提案するのだった――。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

嗚呼、素晴らしきμ’sマニアたちの競演♪……但し、最終回演出には大いに苦言を呈したい。

現実のμ’sが活動を一段落した後を受けてアニメ化された『サンシャイン!!』
もっとAqours(アクア)のみの世界観を展開していくものと思っていましたし、
実際、{netabare} μ’sの出演はありませんでした。
例えばシャイ煮だのうちっちーだの、
三次元のAqoursが展開したCDのドラマパートやラジオのネタもメディア横断的に紛れ込みましたし(笑)
1stシングルのC/W「Step!ZERO to ONE」は本作の裏テーマ曲と言っても過言ではありません。{/netabare}


でも個人的には思っていた以上にμ’sを意識した内容になった印象。
最初{netabare}μ’sに入れ込んでいるのは言い出しっぺの千歌ちゃんくらいで、
どうせ彼女が一人で台風の目になるのだろう。そう思っていましたが違いましたw


アニメ世界のμ’sは現実世界以上に大きなムーブメントとなっていたことを私は甘く見ていましたw
思えば劇場版なんかでも{netabare}NY遠征大成功でμ’sは
サングラスで変装しなければランナウェイできない位の人気者でしたしw{/netabare}
ラブライブ自体も本作では夏の甲子園を越える参加校が集うビックイベントに成長して、
2代目王者μ’sはスクールアイドルのレジェンドとして多くの人々の胸に刻まれています。

特に黒澤姉妹のμ’sとスクールアイドルに対する想いは火傷しそうな熱さ。
生徒会長ダイヤ様が放つ“一般教養”(笑)μ’sマニア過ぎて半端ないですw{/netabare}

μ’sの影を乗り越えてAqoursをどう確立していくか……。
μ’sの後を受けた三次元のAqoursの活動も意識させながら物語は展開。

メインストーリーのメンバー集めも、話の内容はμ’sを知らなくても理解はできます。
ただTVアニメ1期等の予備知識があればより深く感動できる内容だったことは確か。

例えば1期では{netabare}留学しそうになった人を止めようとするエピソードがありましたが、
本作ではこう来たか……。と心情を比較しながら感慨に耽るとより楽しめます。 {/netabare}

Aqoursを追いかけて来てよかったなと言うより
『ラブライブ!』を追いかけて来て良かったと思った続編アニメでした。


キャラでは果南推しとして視聴し始めましたが、

最初{netabare} あまりにも出番が少なくてヤキモキしましたw

アニメ以前の設定では果南は三年生ですが千歌の幼なじみ。
同じく幼なじみの曜と一緒くらいに何も考えずに
Aqoursに飛び込んでくれるものと信じて疑っていませんでした。

ところが、始まってみたらメンバー入りどころか、登校すらしてくれない有様w
しかも何か色々思い詰めているようですし……。
本作は天候などに心情を映す演出が多用されましたが、
果南はたまに出てきても雨やら汗やら海水やらでいつも濡れて悲しそうだし……。

犬のしいたけより出番が少なかった時は、本当にどうにかなりそうでした(泣)

でも最後はマリーとハグして、仲間になれて良かったです♪ {/netabare}


最終回演出について……。長文かつ、かなり辛辣。

{netabare}最終話Bパート。ラブライブ地区予選にて。
Aqoursの総集編ミュージカルからのライブ。観客席を離れて押し寄せたファンの熱狂。

個人的には全く合わない演出でした。

これまでもアニメ『ラブライブ!』は随分、無茶苦茶やってきました。
いきなり車道に飛び出して歌ったり、ワープしたり、アルパカも一緒に歌い出したりw
歌のパワーで現実など軽く飛び越えて来ました。

けど今回はラブライブ地区予選というカッチリした現実の枠があり、
そこで事前許可なき者はパフォーマンスに参加できない。
観客がステージに近付いて騒ぐのも禁止という現実の強調がありました。

そして、長々と続くミュージカル風の振り返り。
そこで私は現実世界に地に足がついたまま、
夢の物語世界へ飛び立つきっかけを失いました。

こうなってくると本作の現実とリンクする要素も絡まって、
偏屈なリアリストの野暮な考えが夢から覚めた頭に巡って来ます。

三次元世界の『ラブライブ!』ではライブ等イベントの規模が大きくなるにつれ、
ごく一部の素行の悪いファンがトラブルを起こすようになっていました。

それをさせまい。ファンには楽しんで帰ってもらおうと
メンバーやスタッフの皆さんは毎回大変心血を注いでくれています。

端から見ればラブライバーなんてハメを外して
オタ芸で馬鹿騒ぎしている狂気のサイリウム集団に映るのかもしれませんw
でもファンの大多数は、イベントでは席から離れて騒がないし、
公式から告知されたルールを律儀に守っています。
しいたけみたいなブサカワ犬がペットでも、会場に持ち込んだりはしませんw

本作も現実の活動とのリンクを多用した『ラブライブ!』らしいアニメでしたが、
最終回脚本の時だけ、都合良く現実を忘れたのでしょうか?
それとも、二期でAqoursがルール違反で失格になり、
またゼロから1を目指す構想でもあると言うことなのでしょうか……。

横浜アリーナでの開催が決まったAqoursの1stライブ。
「MIRAI TICKET」の公演時、一万人以上のファンが集まれば100人くらいは、
席から離れてハッチャけることを是とした本作の再現を考えると思われますが、
スタッフのみなさんや他のラブライバーたちの心労が思いやられます。

こんな野暮な考えが浮かぶくらい、物語世界へ誘う魔法が不足していた、
私にとっては非常に相性の悪い最終回でした……。 {/netabare}


色々と文句も並べて来ましたがw
本作はズラだのピギィだの、keyのギャルゲー並に語尾や鳴き声?も豊富な、
キャラたちの掛け合いが楽しいアニメでした。
歌もどれも良曲で、ライブシーンのCGにも一層の進化が感じられました。

『サンシャイン!!』が放送されていた3ヶ月は、
私にとってもお祭りみたいな楽しい時間でした。

尊氏には早くもPADS(アニメ燃え尽き症候群)の所見がw
……さて、症状緩和に有効な秋アニメでも探しに行きますかw


以下、放送前のフライングレビューw長いので折りたたみw

静岡県産スクールアイドル・Aqours(アクア)爆誕!!
{netabare}
μ'sへの憧れで静岡県沼津市にほど近い、浦の星女学院にて誕生した
新たなスクールアイドルの特徴は、ご当地、海、元気。

参加メンバーのキャラクター自体は、
私……ごく普通だけどとか、地味だとか、恥ずかしいとか、
他に可愛い娘いるからとか、何にも考えてないとか、
幸せ過ぎて今ここで死んじゃってもいいくらいとかw
えらく謙遜?しておりますがw

中の人に関しては、
歌手デビュー経験者だの、民謡全国大会覇者だの、
特命戦隊ゴーバスターズのイエローバスターだの、
歌の声量、パワー、元気についてはかなりのガチ勢が集結。

μ'sで例えるなら、穂乃果ちゃんが9人で叫び続けているような暑苦しさ(笑)

既に何作かリリースされているCD等でも、
真夏の太陽の如く、熱のこもった全力全開の歌唱、激しいコール、
そして斜め上のネタを絶賛大放射しているのであります(笑)

パワーヒッター、剛速球投手が揃っている一方で、
μ'sでも猛威を振るった、ことりやかよちんのような甘いボイス。
脳トロ成分が不足しているのでは?との
中毒・禁断症状にも似た(苦笑)懸念?も……。

ただことりやかよちんも、何も最初から、
一声でラブライバーを昇天させる絶技を体得していたわけではありません。
μ'sでもアニメを通じて覚醒した属性?が数多くありました。

『サンシャイン!!』でも、こうしたキャラの隠れた才能?の発掘に期待。
果たして誰が脳トロ・スピリッツを継承するのか?
それとも誤って?芸人魂を花開かせてしまうのかw
(中の人の芸人魂については、既に開花しすぎて手遅れという説も有りw)

堕天使に夏風邪をうつされたりしないように、心して視聴したい。
ラブライバー期待の夏アニメです♪ {/netabare}

【一話感想】これも長いので折りたたみw
{netabare} 冒頭からAqoursの9人が秘める新たなキャラクター性、ネタが開拓された、
ラブライバーにとっては楽しい初回でした♪

一方で、9人が大事か、ストーリーが大事か……。
そんな捻くれた考えも浮かびましたw

東京だけでなく、ご当地・静岡のテレビ局を始め、
現存するほぼ全ての動画配信サイト、
果てはLINE LIVE、AbemaTVなどの新興サービスに至るまで……。
全方位展開されている本作。

そこで本作で初めて『ラブライブ!』に触れるご新規さんにとって、
9人の顔と名前が一致して初めて堪能し尽くすことができる、
この初回の構成はしんどかったかも?とも思いました。
……というよりスクールアイドルとは何か?ラブライブ!とは何か?
この回だけではよく分からなかったのではないでしょうかw

何かいきなり歌って踊り出すし(笑)初心者にとっては予備知識無しに、
インドのボリウッドムービーに遭遇した衝撃があったかもしれませんw

そんな方には、最初はこんなもん。顔も名前もそのうち覚える。
大波に乗っていれば何とかなる。「諦めちゃダメなんだその日が絶対来る」
とアドバイスしたいと思いますw


追記:μ’sがいた音ノ木坂学院のアルパカ役・麦穂あんなさんに出番はあるか?
個人的に大きな関心事でしたが、無事に犬役として転生を果たしたようですw
お祝いついでにアルパカで不動だった尊氏のサムネもついにチェンジw{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39

84.9 4 セーラー服で友情なアニメランキング4位
桜蘭高校ホスト部(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1765)
9194人が棚に入れました
桜蘭高校特待生1年の藤岡ハルヒは、勉強ができる静かな場所を求めて第三音楽室に辿り着く。そこでは「暇をもて余す美少年が、同じく暇をもて余す女生徒をもてなし潤わす」ホスト部なる集団が営業していた。
不注意から校内オークションに出展予定だった「ルネ」の花瓶を割ってしまったハルヒは、弁償金800万円の完済まで部の「犬(雑用係)」となるが、眼鏡を外した素顔が美形だった事から接客係に格上げとなる。そして部長・須王環に借金帳消しの条件として、100人(後に1000人追加)の指名客を集めるノルマを課せられ、ホスト部員としての第一歩を踏み出す。自分が「女」である事に気づかれないまま…
かくしてホスト部紅一点のハルヒと、それを知った部員達との関係と思惑は、様々な出来事を経て次第に変化していくのだった。

声優・キャラクター
坂本真綾、宮野真守、松風雅也、鈴村健一、織田圭祐、齋藤彩夏、桐井大介
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

庶民出身、藤岡ハルヒ ただの男には興味ありません( ー`дー´)キリッ 

■前置き■

タイトルで失敗しちゃってるよ~( ´゚д゚`)アチャー
ホストなんて言ったら、まぁ普通の人は寄り付かないよね・・
でも仕方ない、だって「桜蘭高校」の「ホスト部(クラブ)」の話だもの。
話の中心がそこだから仕方ない!
なんて、私も興味はあったけど、心の中では「何となく想像できる設定」
例えば「メ〇ちゃんの執事」「花〇かりの君たちへ」(ドラマのみ視聴)「花より〇子」(コミック既読)
そんな少女漫画の【よくあるパターンの逆ハーレム】だと、特に興味を持ってませんでした。
(逆ハーレムが嫌いとか、ダメとかでは決してないですよ)
事実、この作品がドラマになりましたが、主演の山〇裕典君が出演するドラマを欠かした事のない私ですが(∀`*ゞ)テヘッそれでも全く興味をそそられず・・
じゃあ、何で観たかと申しますと、ほんのちょっとした会話からでした!
勧めてくれたのは、なんと男性・・?(●´∀`)σキミダキミ!
もしかしたら・・妙に話合うけど女性?|・`ω・)ウタガイノメ

と、ほんの少しのきっかけで観始めたら・・
めーーーーーーーっちゃ面白かったんですよねw
(一応言っておきますが、「笑い」の面白いです)
ちなみにですが、私 はまり過ぎてしまい原作18巻を大人買い( `・∀・´)b Yes!!
数週間で、ホスト部マニアにw

■ストーリー■
「私立桜蘭学園は1に家柄、2にお金 財あるものは暇を持つ かくして桜蘭ホスト部とは暇を持て余す美少年達が(自分で美少年と言う)、同じく暇な女生徒達をもてなし、うるおわす スーパー金持ち学校独自の華麗なる遊戯なのである」
もう、始めに語られるこのギャグセンスたっぷりの台詞の中に全てが詰まってますよ(´∀`*)ウフフ

そんな学校にある夢(ここは特にアニメでは肝心ではない)を持って特待生で入学する「藤岡ハルヒ(庶民)」
そして、そこで誤って入ってしまったホスト部で誤って割ってしまっ超高級な800万円の花瓶の借金を返済する為、ホスト部に男のフリをし、入部する訳です・・
そこから、スーパー金持ちのホスト部を中心に、同じくスーパー金持ちの他の生徒達とと庶民の珍学校生活がスタートする訳ですo(●´ω`●)oワクワク♪
もちろん、みんなハルヒが庶民なのは分かってます!
でもそこで、「花より〇子」のようにイジメがあったりする訳では全くないです!
この作品の良い所の1つですが、そのイジメになっちゃう様な事すら笑いに変えてしまう所ですね☆
ハルヒは、あくまで庶民です、スーパー貧乏ではありません!
なので、あまりにも自分達と違う境遇のハルヒに興味津々になるホスト部メンバー
|_□´)_ー´)‿◕。)∀・´)∀・´)*´∀`)ノ゚.:。+゚(←ホスト部メンバーを顔文字で表現してみました、笑)

スーパー金持ち君達の庶民のイメージはヒドイもので・・
そこでも爆笑しちゃうんですよね(*ノ∀`)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
そして、そこには全く悪気が無い!そしてハルヒは結構冷静なんで、その温度差がいいんですよ♫
あと、スーパー金持ちと言えば、よくある「庶民とは付き合ってはいけません!」的な流れ。
心配なさるな、そういった事は {netabare} 原作の終わりの方で少々しか{/netabare}ありません。
それよりも、序盤は本当にバカばかりしていますが、
後半は家族愛だったりを感じられる事もありますよ(´∀`*)ポッ
そこがこの作品の2つ目にいい所じゃないでしょうか?


そんな流れで、manaのメモ((φ(-ω-)カキカキ
■キャラクターとか声とか■
主人公・藤岡 ハルヒ(cv坂本 真綾)--属性・ナチュラル系
常にやる気がないですよ、この子。一応主人公なのに(;´∀`)
あくまで女の子ですが、本人曰く、性別は気にしてません!
超天然さんだけど、頭はいいんですよね。
そして良く言えば、素直で正直、悪く言えば、毒舌+頑固かなw
恋愛に関しては超初心者だし、超鈍感。
真綾さんの低めの声でとても中世的に・・落ち着いた仕上がりになってますよ♫

須王 環(cv宮野 真守)--属性・王子様系
ホスト部部長にして、指名率No1♫
この方も頭は良いんですが・・めっちゃバカ!行動がバカ!w
その行動に笑わせられる事間違いなしっ♪
感情表現が豊かで、基本ムードメーカーですが、隠された暗い過去が・・
宮野さんにしか出来ないキャラでしたよっ、
ガヤだったりは結構アドリブが入ってるらしくて、めっちゃ笑わせてもらいました(゚∀゚)

鳳 鏡夜(cv松風 雅也)--属性・クール系
ホスト部副部長 兼会計?(兼、裏の部長)全て計算で動くんです、彼は!
全ては金の為~世の中金~な彼・・
何故彼のような人間がホスト部に?と思わせるキャラですが、それは後のお楽しみ(*´∀`)
松風さんは、ギャグが多い中、とてもクールに演じられてました!
でも、裏では みんなにつられて 監督さんに「鏡夜はもっとクールだ」と、注意されていたらしいですw

常陸院 光・馨(cv鈴村 健一・藤田 圭宣)--属性・小悪魔系
ホスト部のトラブルメーカー?とにかくイタズラ好きの双子!一見、光の方がやんちゃで、馨は落ち着いたように見えますが、光が兄で、馨が弟☆
この作品において精神的に一番成長を見せるのが光だったんじゃないかな~って思います。
色んな意味で(´∀`*)ウフフ
ちなみに前髪が右分けが光、左分けが馨ですよ~♫
鈴村さん、藤田さんのシンクロ率は400%でしたw
台詞が長いのにも関わらず、何であんな息が合うのかと驚かされますよ!
そして、やんちゃな光にも、落ち着いた馨にもぴったりな声でした♫

埴之塚 光邦(cv齋藤 彩夏)--属性・ロリショタ系
属性を見てもらえば分かるように、小さくて可愛いです(*´ω`)
けど、一番年上なんですよね~そして実はしっかりしてるし、めっちゃ強いんですよw
ハニー先輩(通称)はきっとホスト部の兄貴的存在ですよ♪
まぁ~斉藤さんは可愛らしい声でしたね☆ハニー先輩その物でしたw

銛之塚 崇(cv桐井 大介)--属性・ワイルド系
兎に角、無口。そして、この方もホスト部には自ら入らないタイプですが、そこにも秘密が・・(・∀・)ニヤ
マニアな女子生徒にモテル模様w
モリ先輩(通称)は超低音ボイスだし無口・・と言う事で
桐井さんは他にも脇役などで色々登場していたそうです!
そこにも注目ですね☆

■最後に■
原作を全て読み終わりましたが、アニメになっても、全く失敗はしてません!
むしろ動き+声が入る事により面白さが際立ってました(・∀・)イイ!!そして、ほぼ原作通りです!大成功です!
最後の方はオリストですが、特に問題ない いい終わり方だったと思います。
{netabare} 少し原作の話をしますと、やはり少女漫画ですので最後はラブストーリー的展開になって行きます。
しかし、アニメの方はギャグ8割・ラブ2割位?むしろギャグ9割?位だったんじゃないでしょうか?
なんで、{/netabare}
男性の方にも全然観て頂ける作品でしたよ~☆
アニメを気に入った方は是非、原作オススメです!
少女漫画であんなに声出して笑うなんて初めてでしたよ、
そして、ラストは泣きながら大笑いする事でしょう(´;∀;`)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

金持ち学校独自の華麗なる遊戯。それが、桜蘭高校ホスト部♪

少女漫画が原作の作品。

タイトルは「桜蘭高校ホスト部(クラブ)」ですが、
作中では「桜蘭高校ホスト部(ぶ)」です。

昔も今もベタベタな少女漫画が苦手で、
そんな私に友達が薦めてくれたのがこの作品との出会いでした。

原作を自分でも全巻買いそろえるほど、ドはまりしました。笑

アニメも少し見てたのですが、こっちはあまりハマらずで…
久しぶりに見返してみて、ようやく完走できました。

原作の方が好きなのは変わりませんが、
やっぱり名作です。

アニメは全26話です。


● ストーリー
超金持ち学校である私立桜蘭(おうらん)学院高等部1年生の藤岡ハルヒ。

特待生として入学したハルヒは、
静かに勉強できる場所を求めて第三音楽室の扉を開いた。

扉の先では桜蘭高校ホスト部が営業中。

不注意で花瓶(800万)を割ってしまったハルヒは、
借金返済のため、ホスト部の雑用係にされてしまう。

しかし眼鏡を外すと美形だと気づいた部員から
100人の指名客を集めれば借金は帳消しにすると言われ、
ホストとしての道を歩むことに。

この時、ホスト部部長の須王環(すおう たまき)はまだ気づいていなかった。

ハルヒが女の子であることに…。


この作品には、
2つの特徴があります。

【① お金持ちと庶民】

上流階級のご子息やご令嬢ばかりの、
超金持ち学校に通う一般家庭育ちの主人公・ハルヒ。

ハルヒは周囲の価値観についていけないし、
周囲はハルヒのような庶民の暮らしや生活に興味津々。

なんせ皆様お金をお持ちですので、
やることがいろいろ派手なのも面白いところです。

ホスト部の衣装やら企画やら、
お金のことを気にせずに楽しいことできるって最強。笑


【② 男の子のフリをして過ごす】

ハルヒは、実は女の子である。

それはホスト部員しか知らないこととして、
周囲には男の子で通しています。

ハルヒ本人も自分の見た目や性別など、
細かいことは気にしない性格なので、

まあいいかーと流しています。笑

イケメン男子たちに囲まれた紅一点ですが、
強い恋愛色に発展しないのは、そんなハルヒの性格も関係していますw


ラブコメ作品ですが、
原作に比べてコメディ寄りの作風になっていると感じました。

無自覚から徐々に…というのが原作ではほぼ全員あるんだけど、
その雰囲気はなく、お気楽な楽しい集団にしている気がしました。

基本的に原作準拠で、エピソードの順番などは入れ替わったり、削られたりしているものもあります。

原作からオチや内容が変更されているエピソードは、
いまいちに感じました。
(なのでストーリーは☆4止まり。)

笑える場面も多くありますが、
ブラックジョークは削られている割合が高い。

テレビ的な縛りがあったのかもしれませんね。

絵は原作と違うし、セリフなどもやや柔らかい表現に改変されてるし、
コメディ色が濃くなってるけど、これはこれで楽しめました。

1話完結で見やすいし、アニメとして良い作品です。

コメディの描き方も、ストーリー全体のしっかりさも、
原作には勝てないけど、それは仕方ありませんね。


● キャラクター
藤岡ハルヒ(1年)
須王環(2年・部長)
鳳鏡夜(おおとり きょうや)(2年・副部長)
常陸院光(ひたちいん ひかる)(1年)
常陸院馨(ひたちいん かおる)(1年)
埴之塚光邦(はにのづか みつくに)(3年)通称:ハニー先輩
銛之塚崇(もりのづか たかし)(3年)通称:モリ先輩

ほんとは一人ずつ説明加えたいのですが、
語りだすと止まれないほど濃いメンバーなので控えます…。笑

それぞれが抱えてるものもあったりでキャラはしっかりしていて、
話が進むほどに味のあるキャラになっていきます。

ホスト部が舞台だからか、
キャラにわざとらしさが感じられないのも親しみやすいところ。

ナルシストなのは不自然じゃない、
だってホストなんだからw

イケメンが揃っていることも不自然じゃない、
だってホスト部なんだからw

そんなわざとらしさがない自然体だからなのか、
すんなりと受け入れられました。

結局、ホスト部の部員がハルヒの一番のファンで、
みんなハルヒのこと大好きすぎるところが、
私は一番好きかもしれません。笑

ホスト部員の暴走と、
それに対するハルヒの冷静なツッコミの温度差も最高ですw


● 音楽
【 OP「桜キッス」/ 河辺千恵子 】
【 ED「疾走」/ LAST ALLIANCE 】

EDの方がかっこよくて好きでした。

意外とこの作品に合っているんですよね。
EDの入り方は素晴らしいし。

最終話のホスト部メンバーが歌う特別EDはいい演出だった♪


● まとめ
やっぱり名作です。

絵が苦手だと感じる方もいるかもですが、
内容は男性でも楽しめると思います。

原作の方が好きだしおすすめしたいのは変わらないけど、
アニメでも十分楽しめました^^

気軽に楽しむならアニメです。
しっかり楽しむなら原作です。

宮野真守さんが演じているキャラはたくさんありますが、
私は環が一番好きだなと、この作品を見て思いました。

アニメ見ている途中に原作読み返して止まらなくなりましたが、
アニメ完走したのでまた原作を読み返したくなっていますw

それぐらい、私にとっては大好きな作品だなと再確認できました♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

柚稀 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

罪は神が僕を美しく創ったこと 君の瞳に映った僕がいけないのさ・・・ってこんな歌詞歌いやがるナルなキャラはどこのどいつじゃ!!!ヾ(*`Д´*)ノ"

たぶん、アニメ観てキャラがスキになって、キャラソン聴く。
はフツーの流れだと思うのだけれど、
ここにいる声フェチ、柚稀はキャラソン→アニメという流れでこれを観はじめましたww

だって歌詞がwwwなにこれw
どんだけ自分好きなんですかって感じなんですもん(`・д´・;)
一体、どんなナルシストでいらっしゃるのか…
怖いもの見たさで事の真相を確かめに『桜蘭高校ホスト部』の扉を開いた僕です(。+・`ω・´)キリッ☆

しかしながら、、、とんでもナルシストなキャラソンをお持ちのホスト部部長、自称キングw【須王 環・suou tamaki】は
おバカで、明るくて、甘くて、優しくて…、ちょっと冷たくされると部屋の隅っこで影を背負いながらρ(´ε`*)イジイジしちゃう、とっても可愛いヤツでした(*´∇`*)

そして、本人さえも知らないうちに、部員達の本心を見抜き、良き方向へと導いてしまう・・・そんな魅力的なコですd(>_・ )ナンダ!イイヤツジャン!

さて、このお話の主人公【藤岡 ハルヒ】は男装してますが、れっきとしたおんなのこです♪
お金と暇を持て余す、優雅なお金持ち学校【桜蘭高校】に
庶民のなかの庶民から、成績優秀の特待生として入学するのだけれど、
ひょんな事故に巻き込まれ、ホスト部員として、なんとオトコとして入部してしまうのです!!
いやいや、、フツー、バレるでしょとか言わないの♥

このハルヒちゃんも変わったコで、別に男だろーが女だろーが自分がどう思われても平気ってコで、恋愛に関しては恐ろしく無頓着w
本人に悪意は全くなくても、泣かせてきた男は数知れずwww

少女マンガが原作ということで、
よくあるライバル女子たちの、いじめ、妬み、いやがらせ…その他もろもろの
女のイヤーーーーーーーな部分(´Д`|||) を覚悟して観たんだけれど、
そーゆーのは一切なく、とても気持ちよく観れる作品でした、観はじまると止まらない~(*´∇`*)
ギャグ多めで毎話なにかしら笑わしてくれちゃいます!!
お金持ちならではの跡継ぎ、家庭環境などの苦悩も描かれていたり(・ω・)bグッ
ただ、庶民のなかの庶民の僕には計り知れないことですがww

で、肝心のラブな部分ですが…
これがまたフツーとは変わってて、“それが恋”だと気づかないという無自覚な人物ばかり…w
気持ちに気付くまでの過程が、回り道し放題でこれまた笑えるw
だからキミはハルヒが好きなんだろ!?おい!そこのキミもだろ??ツンツン( *>ω<)σ)Д゚*)
と教えてあげたくなっちゃうくらいのびっくり気付かなさです(・∀・)

とーぜんのことながらキング【須王 環】以外の部員達もホスト部員であることから、イケメン揃い☆

特に部員唯一のメガネキャラ【鳳 鏡夜・ootri kyouya】はナイスメガネ☆(∩´∀`)∩スンバラスィ♪
副部長であり、ホスト部の中枢である彼は、“影のキング”
行動の全ては自分にメリットがあるかどうかで決める、なんて言っちゃう“クール系”な彼ですが、隠してる内面は…?(・∀・)ニヤニヤ

17才とか無茶があるだろう【埴之塚 光邦・haninoduka mitukuni】通称ハニー先輩は身長148cmの“ロリショタ系”
うさちゃんのぬいぐるみをいつも抱えてて、ケーキは3ホール楽勝♥なコwでも、ひとたび戦闘態勢になると…( ゚Д゚ )アラマッ

そんなハニー先輩を肩車しちゃうのが【銛之塚 崇・morinoduka takasi】“ワイルド系”
口数少なし…寡黙な彼。

最後に双子の兄弟
【兄:常陸院 光・hitatiin hikaru】【弟:常陸院 馨・hitatiin kaoru】は“小悪魔系で禁断の双子愛”が売りww
ただ、お互いを大切に想っているが、BLではないのでご安心をwホスト部員としてのキャラ設定らしいww

肝心のラストはオリジナルストーリーなのだそう♪
若干駆け足気味で、もう少しじっくりいきたかった部分はあったけど、
やきもちありの、きゅんきゅんくる展開で、しあわせだから文句言いませんヾ(*´∀`*)ノニャハ

*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+

…罪は僕が触れるものすべて恋に落ちて
HEART奪われた 君は全然悪くないさ
罰は僕が愛を無限大捧げること
それでも君は僕に触れてしまうだろう

-GUILTY BEAUTY LOVE-須王 環(cv.宮野真守)

*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+

ちきしょーこの歌がなんかかっこよく聴こえるようになっちまったwww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

66.5 5 セーラー服で友情なアニメランキング5位
大正野球娘。(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (456)
1987人が棚に入れました
時は大正14年――。良家の子女が集う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、親友の小笠原晶子が声を掛けた。「一緒に野球をしていただきたいの!」
 突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。
しかし、ルールも使う道具も分からないことだらけ。
はたして、本当に9人集まり、男子と試合が出来るのか!?
可憐な乙女たちの奮闘が、始まる!

声優・キャラクター
伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子、甲斐田裕子、喜多村英梨、広橋涼、牧野由依、後藤沙緒里、藤村歩、新井里美
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
J.C.STAFF
【CV】
鈴川 小梅 - 伊藤かな恵
小笠原 晶子 - 中原麻衣
宗谷 雪 - 能登麻美子
石垣 環 - 広橋涼
川島 乃枝 - 植田佳奈
月映 巴 - 甲斐田裕子
月映 静 - 喜多村英梨
桜見 鏡子 - 牧野由依
菊坂 胡蝶 - 後藤沙緒里
アンナ・カートランド - 新井里美
尾張 記子 - 藤村歩
紀谷 三郎 - 日野聡
岩崎 荘介 - 加藤将之
高原 伴睦 - 川田紳司
{netabare}
※女性の社会進出が一般的でなかった大正末期にあって野球を始め、さまざまに努力を重ねる少女達の、明るい学園生活が描かれる。(ウィキペディア「大正野球娘。」の項より抜粋)

つまりは萌えに野球をプラスした作品です…って乱暴すぎる紹介だなw
この作品のいいとこは、ただ単に野球を題材にしたアニメって訳じゃなく、しっかりと野球してるんです。
登場人物が、かわいくて魅力的なキャラだってのはもちろん、スポ根あり日常回の笑いあり最終回での感動あり…と素晴らしい作品になっています。
声優も地味に豪華。その点においても満足できるかとw

なにより驚いたのが野球シーンの細かい描写。
ベースカバーにきちんと入ってたり、最初はいわゆるヒジから出てくる「女の子投げ」だったのが、上手くなってくると肩からしっかり回転させて投げる本格的なフォームになってたり。野球好きなおいらも満足な出来でした。

登場人物が全く野球を知らないところから始めていくので、野球を知らない人でもすんなり見れちゃいます。
個人的には名作だと思っている作品なので、未視聴だったら見る価値あるかも。オススメです。
{/netabare}
ここから先は大の野球好き(特にプロ野球、なかでも千葉ロッテマリーンズファン)しか見てもつまらないと思われます。あしからず。
アニメの話題は一切出てきません(笑)
それでも読む!って方は、↓のネタバレタグをミスタージャイアンツこと長嶋茂雄さんの現役時代に付けてた背番号の回数クリックしてください。
{netabare}{netabare}{netabare}

『野球って…本当にいいもんですね。』(by水野晴郎)

日本の国民的スポーツともいえる人気の野球。
おいらも大好物で、プロ野球は千葉ロッテマリーンズの私設応援団をやっていた過去がありますw(とはいっても5年程度でしたが)
そのおかげで(?)選手本人や球団関係者から仕入れた、ネットで探しても見つからないような笑えたり感動できたりするエピソードを書いちゃいます。
…興味ねーよ!とか言わずに軽い気持ちで読んでみてちょw


【球団史上NO.1捕手との呼び声も高い、里崎智也という男】

今年(2014シーズン)で惜しまれつつも引退した、ロッテの背番号22『里崎智也』選手。
強肩で盗塁阻止率も高く、強気なインサイドワークやパンチ力のある打撃が特徴な選手でした。
また陽気な性格で、キャラ的にもファンから凄く愛された、そんな里崎選手の黒歴史ともいえるエピソードを1つw

…そのまえに、里崎選手の名誉の為に(笑)いい話を書いておきますかw

2005年4月9日、QVCマリンフィールド(当時 千葉マリンスタジアム)で行われた日本ハム戦。先発マスクを被った里崎は打っては3安打2打点。守っても渡辺俊、山北を巧みにリード。10-2で勝利した。試合後の疲れもあったはず。しかし一通りの、インタビューを終えると里崎はロッカールームを飛び出し、走り出した。(中略)その時、球場正面では特設ステージを設置。バンドグループが演奏を行っていた。そこに姿を現した里崎にバンドグループはビックリ。ファンも、思わぬゲスト登場に大いに沸いた。ここまででも十分なファンサービスだが里崎はこれでは満足しない。バンドグループに手招きされて、ステージに上がるとマイクを手にした。
「きょうはみなさん、ボクらを応援してくれてありがとう。あしたも見に来てください。それでは一曲歌います」
即席ではあったがファンと選手が一体となった最高のファンサービスだった。その後も30分以上、サインを書き続けた里崎。ロッカーに戻るとケロリと言ってのけた。
「ファンは喜んでくれたかな。いい思い出になったかな。ファンサービスはどんどんやっていかないとね」
(千葉ロッテマリーンズ公式サイト内「里崎智也選手引退特設ページ」より抜粋)

うん。ファンサービスを大切にする、里崎選手ならではの話ですね。
さて…ここからが本題(笑)

里崎選手って、1999年に入団、2002年の開幕から正捕手としてスタメンに定着したんですが、実は2001年のフレッシュオールスターにてMVPを獲得してるんです。
なのに2001年の1軍での出場は、わずか9試合。ケガの影響で出場しなかった訳ではないのになぜ?って思ったファンも多かったと思います。
…実はその裏にはこんな黒歴史が…
{netabare}
当時、寮に入っていた里崎選手。寮には当然「門限」というのがあります。
ある日、門限の時刻を過ぎて遊んでしまった里崎選手、見つからないように外の壁をよじ登って窓から戻ろうとしたのです。
その様子を見た、一般の方が泥棒と勘違いして警察に通報しちゃったから大変w
大騒ぎになって、当時の1軍監督からそのシーズン終了まで「1軍での試合に出さない!」と大目玉を食らっちゃったのですw

里崎選手、気持ちは分かるけど…やっちゃったねwww
{/netabare}

【イチローや田口に外野守備を教えた男】

90年代後半、オリックスは外野陣がとても充実してました。
後にメジャーでも活躍したイチロー、田口壮の2人は打撃力も凄かったのですが、守備でも評価されてる選手でした。
そのイチロー、田口に外野守備を教えたのが『本西厚博』選手なのです。
その本西選手は晩年、千葉ロッテマリーンズに入団して引退を迎えるのですが…ロッテ入団時のエピソードを。

当時のマリーンズの絶対的なエースは「ジョニー」の愛称でファンからも愛されていた背番号54、黒木知宏選手でした。
しかし本西選手が入団した時期、黒木選手は大スランプで、中継ぎや抑えに回されていました。
そんなときに入団した本西選手…
{netabare}入団の挨拶もままならぬ状態で黒木選手に近寄り、「投球モーション盗まれてるから打たれてるのかも。キミのフォークの癖は…」と指摘したんです。
そのアドバイスが功を奏し、黒木選手は長かったスランプを脱出して、再び先発の柱となって活躍しました。

つか…他球団の選手が気付くフォームのクセを気付けなかったロッテの監督、コーチ、スコアラー…なにやってんだよwww{/netabare}

【球団マスコットの『マー君』の秘密】

どの球団にもいるマスコット。千葉ロッテマリーンズには『マー君』『リーンちゃん』『ズーちゃん』の3人(匹?)がいるのですが…
あんまり触れてはいけない部分の『中の人』の存在(笑)を話しちゃいます。
実は、ある時期の『マー君』の中の人…{netabare}ゴリラーマンやBECKで有名な漫画家、『ハロルド作石』さんだったのです。
ハロルド先生はその時期、「ストッパー毒島」という野球漫画を連載されていて、その取材の為に球団マスコットの仕事をされていたんです。
後にストッパー毒島の最終巻にて本人が書いてますが、当時は秘密だったんです。
なのですが…球団広報のY氏(元応援団員)から応援団には情報が漏れていたというw
ハロルド先生…当時は悪ノリして「マー君のサインとチック君(ストッパー毒島にでてくるマスコットキャラ)のイラスト、応援で使ってるドラムに書いてください☆」なんて無理言っちゃってすんませんでした。そして、文句言わずに書いてくださり…本当にありがとうございました。{/netabare}

【プロ野球選手から格闘家への転身】(2014.12.09追記)

プロ野球選手から格闘家になったといえば、元ベイスターズの4番打者『古木克明』選手が有名ですね。
でも我が千葉ロッテマリーンズにも引退後に格闘家の道を歩んだ選手がいました。
それは…{netabare}『立川隆史』選手(背番号52→24)なんです。
地元、拓大紅陵からドラ2で入団し、長打率.400を超えるパワーヒッターで現役時代には4番打者も任されました。
阪神にトレード後は右の代打の切り札として活躍しましたね。
そんな立川選手、2005年にユニフォームを脱いだ後にK-1のトライアウトを受け、見事合格。(補欠合格でしたがw)プロのリングでも6戦しています。(3勝3敗2KO勝)
…そいえば古木選手は小学生の時「将来の夢はプロ野球選手。でも大洋(現ベイスターズ)とロッテには入りたくない」と言ってベイスターズに入団。
一方、立川選手は「ロッテ以外にはどこにも行きません」ってマリーンズに入団したんですよね。
そんな対照的な2人が引退後は同じくプロの格闘家になったって…よく考えたら面白いですなw

…まぁこれは結構有名な話なんで、知ってる方も多いと思われるので立川選手の現役時代のお茶目な性格があらわれたエピソードを1つ。(ってかコレが書きたかっただけって噂ありw)
先輩の応援団員の方に「黒木選手と一緒に食事をするんだけど、お前も来る?」と誘われまして、喜んで参加させてもらったところ、立川選手もその場にいらっしゃったんです。
初対面なのもあり、緊張してたおいらに開口一番「今日の1打席目観てくれました?」と。
あれ?記憶の中では1打席目って三振だったような…と思っていたところ
「最後の球が、きわどいコースだからカットしてファールにしようと思ったんだけど、1軍の投手って凄いね!全然バットに当たらなかった♪」と。
普通なら悔しくてたまらない事なのに、自虐ネタにして笑い飛ばすなんて…
即、立川選手のファンになっちゃいましたw
ちなみに立川選手の名誉の為に言っておきますが、すごく練習熱心だし、周りにも気を遣われる凄い方なんですよ、本当は。
…顔が不真面目だから(失礼!)練習しててもサボってるように見えて、よく監督に怒られてた事は、この際内緒にしときますwww{/netabare}
一番好きな選手だったので、ふと思い出したから追記させてもらいました。


以上、おいらが知ってる千葉ロッテマリーンズの裏話でした。(書かれてる本人、見る機会なんぞないとは思うけど…見てたら笑って許してねw)
これを読んだきっかけで少しでもロッテファンが増えたら嬉しいな♪…とか言ってみるw
{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

スーパースラッガー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これぞ正統派ガールズ青春スポーツアニメ! 野球好きの方もそうでない方も、ぜひご覧になってください☆

小生スーパースラッガー、実に久々のレビューです☆
毎度のことながら、あまり上手なレビューではありませんが、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

かなり前のことになりますが、縁あって『大正野球娘。』のBD全巻セット(中古)を、非常にありがたい金額で購入しました♪
ところが、リアルの方でなかなか忙しくて観る機会に恵まれず、もったいないことに、ふた月ほど放置してしまいました^^;
それでも、最近になって少しは余裕が出てきたので、先々週あたりからちょこちょこ観て、ようやく全12話を観終わりました☆

観終わった率直な感想は・・・「最高に面白い! もっと早く観ておくんだった!!!」です^^
全体的に見れば、決して目新しさや派手さはありませんが、大正時代を生きた十代半ばの少女たち(女学生:13~14歳)の青春を、野球という我が国における人気スポーツとからめながら、実に丁寧に描き上げています。
残念ながら、ネットなどを見ると思ったほど評価されていない感のある本作ですが、「もっと評価されていい」というタグをつけてあげたいと心から思います☆

大学時代の草野球以外には、特筆すべき「球歴」のない私ではありますが、自分のことは野球というスポーツを愛してやまない「野球人」の端くれであると常に思っています・・・その私が「これは素晴らしい傑作野球アニメだ!」と久々に思ったのが本作なのです☆

それでは、いくつかのポイントに分けて本作『大正野球娘。』の魅力を語っていきたいと思います^^
このレビューを読まれた方が、本作に興味を持ち、一人でも多く視聴していただけることを心から願います♪

①野球描写の丁寧さ

本作は、大正時代の少女たちが野球をするアニメですから、もちろん野球の描写がたくさん出てきますが、彼女たちのプレーの描写は、実に理にかなった動きになっています・・・実に丁寧な描写ですね☆
これは、実際に本作をご覧いただければおわかりいただけると思います・・・野球を少しでもかじったことのある方なら、プレー描写の素晴らしさを「なかなかだな!」と思っていただけること請け合いです。

また、彼女たちは最初から野球が上手だったわけではなく、最初はズブの素人でした・・・その「素人っぽい」「下手くそ」なプレーぶりも、実に丁寧に描いています。
そして、その素人っぽい下手なプレーが、だんだんに上達していく様子もしっかり描かれています・・・とくに、投手の小笠原晶子さんのピッチングフォームの変遷は必見です! ・・・最初のいわゆる「立ち投げ」から、かつて東京ヤクルトスワローズやメジャーリーグで活躍された往年の名選手・高津臣吾投手を彷彿とさせる、流麗なサイドスローに成長するまでのフォームの変化は、ぜひしっかりと観ていただきたいポイントです(そしてまたこれがカッコイイんですよね~☆)
もちろん、野手の女の子たちの打撃や守備、走塁のプレーぶりもそれぞれ最高にカッコイイので、そちらもあわせてお楽しみいただければ幸いです^^

②正統派の青春スポーツもの

良家の令嬢である晶子さんが、許嫁である朝香中野球部員でもある岩崎荘介に、ある日「女性には学歴など不要。主婦として家庭に入るべき」と言われたことに反発し、彼が打ち込んでいる野球で彼のチームを負かすことで、女性も男性と対等に渡り合えることを証明したいという気持ちになったところから、学校(東邦星華高等女学校)で野球チームを作ることになった・・・というところから物語は動き始めます。

最初に声をかけられた主人公の鈴川小梅ちゃん(晶子さんのボールを受ける捕手になります)とともに、野球部(クラブ名は「桜花会」)のメンバーを集めていくところや、少しずつ強くなっていく過程のいろいろな試練やイベント、そのほかの楽しいエピソード(詳しくは本編をご覧になってのお楽しみ♪)は、まさに「正統派の青春スポーツもの」といえます・・・少女たちがつまづきながらも一歩ずつゆっくりと成長していく姿が、本作には実に丁寧かつハートフルに描かれています。

また、少女たちの成長はもちろんですが、それを見守る大人たちの厳しくも温かい視線にも注目です・・・とくに、最終話にはそれが凝縮されていて、私はそこでぐっときましたね。

可愛い女の子たちがたくさん出てくる作品であることから、萌え系アニメに分類されることもあるかもしれませんが、あくまでも本作は「正統派の青春スポーツもの」として、まずは評価されるべきだと私は思います☆

③ほのかな恋愛シーン

実家が洋食店である小梅ちゃんと、そこで料理の修業をしている青年・紀谷三郎さん(店主である小梅ちゃんのお父さんに、彼女の許嫁として認められている)とのほのかな心の交流は、観ている方も思わず赤面してしまうほどほほえましい、ステキな恋愛シーン(と呼ぶには、ラブラブ成分が少し足りないかもですが^^;)に仕上がっています♡
三郎さんの純情さと、子どもっぽさの中にも女性らしさを垣間見せる小梅ちゃんの可憐な言動に、胸がキュンキュンしてしまいました^^
また、場面としては非常に少ないですが、やはり許嫁同士の晶子さんと岩崎とのシーンも、やはりほほえましかったですね♡
あくまでも本編を貫くテーマは「スポーツにかける情熱」ですが、やっぱり十代の女の子たちが画面内を縦横無尽に駆け回る作品ですから、こういったテイストも作品を彩る重要な一要素ですよね^^

④最後に、桜花会ナインに愛を込めて♡

◆鈴川小梅:主人公らしく、可愛くってパワーがあります。チームでは捕手で六番打者とやや地味なポジションにいますが、だがそれがいい! 頼まれると断れない性格だけれども、自分の意思もしっかり持っています。

◆小笠原晶子:良家のお嬢様なのに必要以上にツンツンしたところがないところに好感が持てます。投球時の「えい!」という掛け声がプレーの成長につれて変化していくところも見ものです!

◆川島乃絵:学院トップの優等生。プレーよりも頭脳でチームを支える参謀役です。はっきりものを言う割に嫌われないのは人徳でしょうか? この子抜きでは、チームも短期間であそこまで強くはならなかったでしょう。

◆月映巴:チーム内最強の打者。スポーツ万能でクールな外見とは裏腹に、意外と大ざっぱで双子の妹・静に頭が上がらないというダメダメなところも可愛いです^^ しかも可愛い女の子が大好きで小梅ちゃんLOVEとは!

◆月映静:巴の双子の妹ですが、性格的には完全に姉ですね。面倒見がよくて、姉の世話焼きが目立ちますが、巴姉さんのことは大好きなんですね。だから、小梅ちゃんにはヤキモチを焼いてしまうことも・・・可愛い♡

◆宗谷雪:小梅ちゃんたちのクラスの級長を務めている子です。しっかり者兼おっとり風味で、ちょっぴりつかみどころのないミステリアスなところが◎。でも、野球への情熱と知識の深さはチーム内トップクラスですね☆

◆石垣環:男っぽい口調で一見ぶっきらぼうに見えるけれど、本当は可愛いところ満載の女の子です^^ 「たまちゃん」と呼ばれると赤面して逃げ回ってしまうところが実に可愛い! でもプレーは堅実で上手です☆

◆桜見鏡子:巴お姉さまが大好きな、夢見がちな女の子(小梅ちゃんたちより1級下)。どちらかというと運動音痴で外野守備も下手でしたが、それを克服しようとがんばる姿も中盤以降に見られて、好きになりましたね♪

◆菊坂胡蝶:おとなしい性格の1年生ながら、抜群の脚力を持つという設定がなかなか面白かったです^^ チームには途中参加でも、その存在感はたしかなものでした。頭のアホ毛がなんともかわいらしいですね☆

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

当時(2009年)としては、周りのアニメ作品から見て非凡かもしれないけれど・・・

2019.04.27

大正14年(1925年 大正時代最後の年)。東邦星華高等女学院に通う洋食屋の娘「鈴川小梅」は級友で貿易商・小笠原家のお嬢さま「小笠原晶子」の頼みで野球チーム発足の同士にさせられるのだが・・・

現在、JK野球アニメ「八月のシンデレラナイン」視聴中なのですが、予想以下の『ヘボい動画とヘボい構図&カット』にウンザリ。(笑) 面白味のある演出や上手く描けたり動画の出来る人材不足は未だ不足で深刻な状況です。

そんな折、野球少女の過去作でも見ようかと10年程前にあった本作『大正野球娘。』が未視聴だったので、小分けで見るつもりが・・・思わず一気見してしまうほど面白くてノメリ込み!2周ループまでしてしまいました。(笑)

時代は軍国主義に走っていた大正時代の日本。でもソコは見せずに女性の社会進出も目立ち始めた当時。「男尊女卑」「女は家庭を守るもの」「大和撫子たるもの慎ましく貞淑であれ」の風潮は根強く残り、まだまだ女性の人権は軽くあしらわれていました。
キッカケは晶子の許嫁「岩崎荘介」が言った何気ない一言。それに憤慨した負けず嫌いの晶子は朝香中学(今で言えば高等部)野球部員である荘介に対し女子野球チームを立ちあげ試合をして見返してやろうという、殆ど意地とワガママみたいな理由。(笑)
幸か不幸か、年頃の好奇心旺盛な女子たちが賛同したり、無理くりに引き込まれたり、好きなあの娘と(百合的な)親睦をしたいと様々な理由で集まって出来た野球チーム「櫻花會(おうかかい)」。亜米利加人教師・アンナ先生を監督に迎え、野球初心者の少女達が少しづつ確実に成長して伸びていく過程は見ていて心地よかったです。 しかし現代より「様式美」を尊ぶこの時代。婦女子が大股で走ったりしゃがんだり、大声で大手を激しく振って大声で叫び回るなんて「まあ、なんてはしたない!」と蔑視されるから、世間体を考えたら中途半端な覚悟や仕上がりなんて出来ないだろうなぁ・・・


[キャラ感想]{netabare}
主人公・鈴川小梅(キャッチャー):丸顔に林檎頬とヒロインとしては美人枠ではないけれど、健気でひたむきな姿勢は愛らしく好感でした。頼まれたら「No」と言えないのが玉にキズ。何かと振り回されてましたが頑張りました。(笑)

小笠原晶子(ピッチャー):お嬢様だけど嫌味が無く、気さくなトコロが好感。プライドが高いせいか、弱みを見せまいと悩みを抱えこむのが玉にキズ。(そのせいで周りが余計に不安になったりもしました) 強気なせいで少々コミカルなトコロもご愛敬。(笑) 投球フォームが初期の「女投げ」も終盤には立派な投球モーションに成長してるのが凄い!

川島乃枝(ライト):眼鏡少女でチームブレイン。野球理論・作戦など探求心旺盛なトコロがスゴかった!(国際キネマの吉村くんとは、その後が気になるトコロ)

宗谷 雪(セカンド):老舗の呉服商のお嬢様。チームを見守るお姉さん的位置。ユニフォーム(店で売り出す予定だったが廃案になった体操服)や野球道具などを手回ししてくれるアリガタ~イ存在。小学時分に野球経験もあり、普段のおっとり感からは想像できない軽やかなプレースタイル。愛称は「お雪」。

石垣 環(ショート):小説家志望で群れてつるむのを嫌う孤高の文豪口調。(でもホントは人見知りな恥ずかしがり屋) 雪とは幼馴染で野球経験者。愛称は「タマちゃん」。(「タマちゃん言うな!」www)

月映 巴(サード):高めの身長にショートカット。顔立ち凛々しく剣術も嗜む運動好き。なので下級生からは「タカラヅカ」的な存在として慕われるも性格は割と大雑把で少々だらしないボーイッシュな面有り。動体視力は良く選球眼は優れている。小梅に対して密かに(百合的な?)好意を持っているので何かとアプローチするのがコミカルでした。

月映 静(ファースト):巴の双子の妹だが性格容姿とも正反対のシッカリ者。ズボラでアヤフヤな巴を叱ったり嗜めたりするも、巴に甘えられるとツイ気を許してしまう程気にかけている。

桜見 鏡子(レフト):巴を「お姉さま」と慕う下級生。巴と一緒に居たいという下心で「櫻花會」に入ったものの、非力故に足手まといに悩んだりもしたけれど努力と根性で立派に一皮むけました。(笑)

菊坂 胡蝶(センター):短距離スタートダッシュの力量が陸上競技では通用しないことに悩んでいたところを盗塁運用に適切と見込まれ陸上部からヘッドハンティング。鏡子とは寄宿舎のルームメイト。

アンナ・カートランド:英語教師で本場仕込みの亜米利加ベースボールを指導って。(笑) 豪快な性格ながらもチーム一人一人をシッカリ見て指導する姿勢はイイ先生だなぁと思います。

キャラ全体の雰囲気として『変すぎる』おバカキャラが居ないのが好感触。
現代風にハッチャケ過ぎると違和感があるからコレで良かったと思いますが、若い人には物足りないでしょうかね?(しかし約一名、登場時は誠実そうな印象だったのがチャライ青年に・・・)
でもみんな生き生きした感じがしてて良かったと思います。ああ、今より真面目な時代だなぁ・・・


[大正らしい風俗文化]
・学校で「鞄」という概念がいつから始まったのかは不明ですが、持ち物は「風呂敷」に包んで持ち歩くというのが大正らしい感じ。
・「らんでぶー」はモダンに言いまわした、今で言う「デート」?
・活動写真→キネマ・映画と呼ばれ変わるのですが、トーキー(録音声・録音楽)が無いこの時代では、無音の映像に合わせて「活弁士」が浪曲のように語ってました。
・「お昼のドン」。軍国主義に走っていたこともあってか、都心の方では
正午の時報に大砲で空砲を撃っていたと聞いたことがあります。(後に地方では正午にサイレンを鳴らす習慣ができたとか)
など、「らしい」感じがしました。{/netabare}

脚本(セリフ)で心打たれたり、安定作画・機敏なモーションには素早い動画と使い分け、程よくコミカル、チョッピリ青春ロマンスと面白かったです。
終盤は息切れしたのか、やや強引な展開になりましたが「自分(らしさ)を認めてもらいたい・証明したい」というような意気込みと、そのために直向に努力する姿がイイ雰囲気でした。






[愚痴]
でも、この頃はまだ制作が真面に機能していたのに最近は・・・
ホント「八月のシンデレラナイン」ときたら!(怒) 制作がトムスらしいけど、コリャ「ソラウミ」の二の舞になりそうな気がします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

71.0 6 セーラー服で友情なアニメランキング6位
美少女戦士セーラームーン(TVアニメ動画)

1992年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (266)
1567人が棚に入れました
『美少女戦士セーラームーン』は、1992年の放送開始後、爆発的な人気を誇り社会現象にまでなった、武内直子原作によるファンタジーアクションアニメの第1シリーズ。【ストーリー】東京の麻布十番街(作中では東京の十番町、中学名は十番中学校)を舞台に、平凡だった中学2年生(初期シリーズ)の月野うさぎが黒猫ルナと出会い、セーラームーンに変身し、仲間たちと共に街を襲う悪者(妖魔、ダイモーンなど多数)を倒して行く。

声優・キャラクター
三石琴乃、久川綾、富沢美智恵、篠原恵美、深見梨加、潘恵子、高戸靖広、古谷徹、小野坂昌也、柿沼紫乃、真地勇志、高木早苗、川島千代子
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ヒロインのお姉さんキャラからママキャラへの“変身”が一番印象的でした。

同じく'90年代の『なかよし』連載少女マンガ原作の大ヒット作『カードキャプターさくら』のヒロイン(木之本桜)が7歳年上の兄もちの典型的な“妹”キャラだったのに対して、本作のメイン・ヒロイン(月野うさぎ)は3歳年下の弟もちの典型的な“姉”キャラだったんですね。

まあ本作の場合は、“弟”の方は非常に影が薄くて、第1期の初め以外は余り活躍の場がなく、第2期の途中以降は月野家に居候することになったヒロインの“妹分(※実は・・・)”にすっかり喰われて登場機会すらほとんど無くなってしまうのですが笑。

そして、その“妹分”は第4期に入るとメイン・ヒロインっぽくなってしまうとともに、本来のヒロインの方は“姉キャラ”から更に“ママキャラ”に進化してしまう・・・という(※劇場版『劇場版SuperS 9戦士集結』に顕著です)。

・・・って、内容をちょこっと書き出しただけなのに、何だか本当に凄い展開ですね笑。


◆視聴アドバイス

原作マンガの連載開始が1992年2月、TVシリーズ放送開始が1992年3月というから、第1期はもう26年も前の作品ということで、作画や演出は流石に古臭いです(因みにシナリオもかなり冗長です)。

そして放送当時、爆発的なヒットを記録したアニメの方は、5期200話+劇場版4本という長寿シリーズとなった後、1997年2月にTVシリーズ終了(原作マンガも同年3月に完結)。
しかしその後も、TVシリーズをベースにしたミュージカル上演や原作マンガをベースにした実写TVドラマの制作が断続的に行われ、2014年からは原作マンガのシナリオをベースにしたアニメ・リメイク作『美少女戦士セーラームーンCrystal』の制作が始まって、現在もその第4期「デッド・ムーン編」 (劇場版前後編)の制作が進行中・・・。

・・・ということで、旧作の方を今から新規で視聴してみよう、という猛者には別に何もいうことはありませんが、この名前だけは誰でも知っている超有名シリーズを自分も少しは齧(かじ)ってみよう、と思っている方には、この際思い切ってリメイク作の方を先に視聴して観ることを強くお勧めします(※作画・演出が良いことに加えて、原作マンガに準拠した第3部完結まで(全39話)のシナリオに全く無駄がなくサクサク視聴が進むはず)。

そして、そのうえで、更に旧作の方も見たくなったら、あとは気の進むままに視聴していけばいいと思います。
作品内容については、新作の方のレビューに詳しく書いているので、以下は、旧作の纏まらない「雑記帳」として上げておきます。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ        武内直子(『なかよし』1992年2月-1997年3月連載)
シリーズディレクター  佐藤順一(無印・R途中)、幾原邦彦(R途中・S・SuperS)、五十嵐卓哉(セーラースターズ)
シリーズ構成       富田祐弘(無印・R・S)、榎戸洋司(SuperS)、山口亮太(セーラースターズ)
脚本            富田祐弘、柳川茂、隅沢克之、杉原めぐみ、榎戸洋司、山口亮太、吉村元希、神戸一彦、前川淳
キャラクターデザイン  只野和子(無印・R)、伊藤郁子(S・SuperS)、爲我井克美(セーラースターズ)
音楽            有澤孝紀
アニメーション制作   東映動画{/netabare}


◆作品別評価

◇1.『美少女戦士セーラームーン』TVシリーズ期別評価
{netabare}
(1) 無印         ☆ 3.7 (1992年3月-) (計46話) (ダーク・キングダム編)
(2) R           ☆ 3.6 (1993年4月-) (計43話) (魔界樹編、ブラックムーン編)
(3) S           ★ 4.1 (1994年4月-) (計38話) (デス・バスターズ編)
(4) SuperS       ☆ 3.5 (1995年3月-) (計39話) (デッドムーン編)
(5) セーラースターズ ☆ 3.8 (1996年3月) (計34話) (ネヘレニア復活編、シャドウ・ギャラクティカ編){/netabare}
----------------------------------------------------------------
 総合評価    ☆ 3.7 (1992年3月-97年2月) (全200話)

※このようにTVシリーズは、第3期(S)がダントツで面白く、だいぶ離れて最終作(セーラスターズ)、そして第1期(無印)の順に評価が高くなりました。

◇2.『劇場版 美少女戦士セーラームーン』作品別評価
{netabare}
(1) 劇場版R        ☆ 3.7  (1993年12月)
(2) 劇場版S かぐや姫の恋人 ☆ 3.7  (1994年12月)
(3) 劇場版SuperS 9戦士集結 ★ 4.3  (1995年12月)
(4) 劇場版SuperS外伝 亜美 ☆ 3.6  (1995年12月) ※(3)と同時上映{/netabare}
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 総合評価         ☆ 3.8   (計4作)

※劇場版は、第3作が最も印象に残りました(残り3つは可もなく不可もなく)。


◇3.リメイク作『美少女戦士セーラームーンCrystal』期別評価
{netabare}
(1) 第1期   ★★ 4.5 (2014年4月) (14話) (ダーク・キングダム編)
(2) 第2期   ☆   3.8 (2015年2月) (12話) (ブラックムーン編)
(3) 第3期   ★   4.3 (2016年4月) (13話) (デス・バスターズ編){/netabare}
---------------------------------------------------------
 総合評価  ★   4.3         (計39話) 


◆主要キャラ一覧(敵キャラは除く)

※とにかく長大な作品なので、初心者は視聴を始めるに当たって、善玉キャラであるセーラー戦士とその仲間たちだけでも予め名前と人数を把握しておくと便利です。

◎セーラー戦士(無印で登場)
{netabare}
(1) 月野うさぎ (セーラームーン(月) / プリンセス・セレニティ / ネオ・クイーン・セレニティ) ※主人公、第1話で覚醒
(2) 水野亜美 (セーラーマーキュリー(水星)) ※第8話で登場
(3) 火野レイ (セーラーマーズ(火星))     ※第10話で登場
(4) 木野まこと (セーラージュピター(木星))  ※第25話で登場
(5) 愛野美奈子 (セーラーヴィーナス(金星)) ※第33話で登場{/netabare}

◎セーラー戦士のサポート役(無印で登場)
{netabare}
(1) 地場衛 (タキシード仮面 / プリンス・エンディミオン / キング・エンディミオン、月影の騎士)
(2) クイーン・セレニティ
(3) ルナ
(4) アルテミス{/netabare}

◎セーラー戦士(Rで登場)
{netabare}
(1) ちびうさ (セーラーちびムーン / ブラック・レディ) ※第60話で登場
(2) 冥王せつな (セーラープルート(冥王星)) ※第75話で登場{/netabare}

◎セーラー戦士(Sで登場)
{netabare}
(1) 海王みちる (セーラーネプチューン(海王星)) ※第90話で登場
(2) 天王はるか (セーラーウラヌス(天王星)) ※第90話で登場
(3) 土萠ほたる (セーラーサターン(土星)) ※第111話で登場{/netabare}

◎セーラー戦士のサポート役(SuperSで登場)
{netabare}
(1) ダイアナ{/netabare}

◎セーラースターズとその仲間(セーラースターズで登場)
{netabare}
(1) 星野光 (セーラースターファイター)
(2) 大気光 (セーラースターメイカー)
(3) 夜天光 (セーラースターヒーラー)
(4) ちびちび (セーラーちびちびムーン)
(5) 火球皇女{/netabare}


◆各話タイトル&評価(TVシリーズ)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

======= 美少女戦士セーラームーン (無印) (1992年3月-1993年2月) ======

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ダーク・キングダム編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 - - - - - OP「ムーンライト伝説」、ED「HEART MOVING」 - - - - -
{netabare}
第1話 泣き虫うさぎの華麗なる変身 ★ セーラームーン誕生(月野うさぎ)、タキシード仮面登場
第2話 おしおきよ!占いハウスは妖魔の館 ☆
第3話 謎のねむり病、守れ乙女の恋する心 ★ ジェダイトのラジオ放送にうさぎ乱入笑
第4話 うさぎが教えます!スリムになる法 ☆
第5話 妖魔の香り!シャネーラは愛を盗む ☆ 
第6話 守れ恋の曲!うさぎはキューピッド ☆
第7話 うさぎ反省!スターの道はきびしい ☆
第8話 天才少女は妖魔なの?恐怖の洗脳塾 ★ セーラーマーキュリー誕生(水野亜美)
第9話 うさぎの災難!あわて時計にご用心 ☆ 
第10話 呪われたバス!炎の戦士マーズ登場 ★ セーラーマーズ誕生(火野レイ)
第11話 うさぎとレイ対決?夢ランドの悪夢 ★ ※三人娘のコメディが◎
第12話 私だって彼が欲しい!豪華船のワナ ★ ※同上
第13話 女の子は団結よ!ジェダイトの最期 ☆
第14話 新たなる強敵、ネフライト魔の紋章 ☆ 
第15話 うさぎアセる!レイちゃん初デート ★ 元基(ゲーセン兄貴)と衛が大学の同級生と判明
第16話 純白ドレスの夢!うさぎ花嫁になる ☆
第17話 モデルはうさぎ?妖魔カメラの熱写 ☆ 
第18話 進悟の純情!哀しみのフランス人形 ☆ うさぎの弟(進悟(小学5年))のエピソード
第19話 うさぎ感激!タキシード仮面の恋文 ★ なる&ネフ関係始まり、「遠い昔の記憶」初出
第20話 夏よ海よ青春よ!おまけに幽霊もよ! ☆
第21話 子供達の夢守れ!アニメに結ぶ友情 ☆
第22話 月下のロマンス!うさぎの初キッス ★ D国大使館の仮面舞踏会
第23話 流れ星に願いを!なるちゃんの純愛 ★ ※演出の粗雑さは残念×
第24話 なるちゃん号泣!ネフライト愛の死 ★ 
第25話 恋する怪力少女、ジュピターちゃん ★ セーラージュピター誕生(木野まこと)、虹水晶と妖魔7人衆
第26話 なるちゃんに笑顔を!うさぎの友情 ☆{/netabare}

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「プリンセス・ムーン」 - - - - - - - -
{netabare}
第27話 亜美ちゃんへの恋!?未来予知の少年 ☆ ※OP映像のセーラー戦士が5人に
第28話 恋のイラスト、うさぎと衛が接近? ☆ 
第29話 大混戦!グチャグチャ恋の四角関係 ☆ まことの片恋、元基(ゲーセン兄貴)の恋人
第30話 お爺ちゃん乱心、レイちゃんの危機 ☆ 
第31話 恋されて追われて!ルナの最悪の日 × ※脚本が安直
第32話 海野の決心!なるちゃんは僕が守る ☆ ルナの打ち明け(月の王国からの使者、月のプリンセスと出遭う必然)
第33話 最後のセーラー戦士、ヴィーナス登場 ★ 偽Sムーンの罠、愛野美奈子(セーラーヴィーナス)参上
第34話 光輝く銀水晶!月のプリンセス登場 ★★ 二人の身バレ、プリンセスの目覚め
第35話 よみがえる記憶!うさぎと衛の過去 ★ 前世(シリバーミレニアム、騒乱、転生)
第36話 うさぎ混乱!タキシード仮面は悪? ☆ 囚われのエンディミオン、謎の豹変(タキシード仮面)
第37話 めざせプリンセス?うさぎの珍特訓 ☆
第38話 雪よ山よ友情よ!やっぱり妖魔もよ ★ タキシード仮面の謎の行動
第39話 妖魔とペア!?氷上の女王まこちゃん ☆ 
第40話 湖の伝説妖怪!うさぎ家族のきずな ☆ うさぎ一家の温泉旅行、オルゴールの記憶、太古の妖怪
第41話 もう恋から逃げない!亜美と衛対決 ☆
第42話 Sヴィーナスの過去、美奈子の悲恋 ☆ クイン・メタリア復活間近、セーラーVの英国の友人
第43話 うさぎが孤立?S戦士達の大ゲンカ ☆ ※脚本・作画・演出とも年代相当の粗雑さ×
第44話 うさぎの覚醒!超過去のメッセージ ★ クイン・セレニティとの対面、前世の記憶回復(王国壊滅、転生) ※同上×
第45話 セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦 ★ 極地へ、対DDガールズ戦 ※有名なセーラー戦士続々死亡回
第46話 うさぎの想いは永遠に!新しき転生 ★★ ダーク・キングダム本拠戦、エンディミオン死亡、銀水晶の力の解放、転生と記憶の喪失{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)17、☆(並回)26、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.7

◇視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
作画・演出は年代相当に古臭いけど、中学2年の主人公(ヒロイン)がアホ可愛くて割と好印象。
・第10話視聴終了時点
ようやくOPで初回から出ていた三人娘(うさぎ・亜美・レイ)が揃って以降のコメディが格段に面白くなる。
・第34話視聴終了時点
ドラマチック展開で初の★★評価(優秀回)。
・第46話(第1期の最終話)視聴終了時点
うさぎのセリフが結構グッとくる(2度目の★★評価)。
作画・演出の悪さを乗り越えてのこの感動はやはり凄いと思う。{/netabare}


※1年前に時間が巻き戻って、うさぎ中学2年の4月(桜の季節)

========= 美少女戦士セーラームーン R (1993年4月-1994年3月) ========

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 魔界樹編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
{netabare}
第47話 ムーン復活!謎のエイリアン出現 ☆ 謎の転校生、うさぎ記憶回復
第48話 愛と正義ゆえ!セーラー戦士再び ☆ セーラー戦士4人の記憶回復
第49話 白いバラは誰に?月影の騎士登場 ☆ 謎の騎士登場
第50話 うさぎの危機!ティアラ作動せず ☆ 
第51話 新しき変身!うさぎパワーアップ ☆ クイン・セレニティとの再会(銀水晶再取得)
第52話 狙われた園児!ヴィーナス大活躍 ☆ セーラーV活躍回
第53話 衛とうさぎのベビーシッター騒動 ★ 
第54話 文化祭は私のため!?レイ女王熱唱 ☆ 
第55話 月影は星十郎?燃えるまこちゃん ☆ 
第56話 衛のキス奪え!アンの白雪姫作戦 × ※脚本・作画・演出とも残念
第57話 放課後にご用心!狙われたうさぎ ☆ 
第58話 すれちがう愛の心!怒りの魔界樹 × 魔界樹暴動 ※脚本・作画・演出とも残念
第59話 めざめる真実の愛!魔界樹の秘密 × 騎士の正体、衛の記憶回復 ※同上{/netabare}

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ブラックムーン編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
{netabare}
第60話 天使?悪魔?空から来た謎の少女 ★ ちびうさ登場、アヤカシ4姉妹長女コーアン来襲
第61話 うさぎ大ショック!衛の絶交宣言 ★ 未来都市クリスタル・トーキョー、ちびうさ抹殺指令
第62話 戦士の友情!さよなら亜美ちゃん ☆ 亜美のドイツ留学話
第63話 女は強く美しく!レイの新必殺技 ☆ 火川神社の巫女さんアルバイト回
第64話 銀水晶を求めて!ちびうさの秘密 ☆
第65話 恋の論争!美奈子とまことが対立 ☆
第66話 うさぎの親心?カレーな三角関係 ☆ 
第67話 海よ島よバカンスよ!戦士の休息 ☆
第68話 ちびうさを守れ!10戦士の大激戦 ★ ブラックムーン・ルベウス&アヤカシの4姉妹vs.セーラー戦士
第69話 目覚めよ眠れる美少女!衛の苦悩 ☆ 自暴自棄のうさぎ、うさぎを避ける衛の謎
第70話 愛の炎の対決!マーズVSコーアン ☆ ルベウスのコーアン切捨て 
第71話 友情のため!亜美とベルチェ激突 ★ ※「アヤカシの四姉妹の面汚しよ」
第72話 非情のルベウス!哀しみの四姉妹 ★ 
第73話 UFO出現!さらわれたS戦士達 ★ 
第74話 ルベウスを倒せ!宇宙空間の決戦 ☆  
第75話 謎の新戦士セーラープルート登場 ★ 時空の扉の守護者(冥王せつな)、ちびうさの心の世界へ
第76話 暗黒の魔力!エスメロードの侵略 ☆ うさぎケーキやけ食い回
第77話 想いは同じ!うさぎと衛の愛再び ☆ ※マンネリ展開が続く
第78話 ヴィーナス美奈子のナース大騒動 ☆
第79話 アルテミスの冒険!魔の動物王国 ☆
第80話 恐怖の幻影!ひとりぼっちの亜美 ☆
第81話 暗黒ゲート完成?狙われた小学校 ☆ ちびうさの小学校転入・未知のパワー発動
第82話 未来への旅立ち!時空回廊の戦い ★ ※ようやく話が大きく動く
第83話 衝撃の未来!デマンドの黒き野望 ★ 30世紀のクリスタルトーキョー、暗黒惑星ネメシスのブラックムーン来襲 ※急展開で面白いが脚本自体は稚拙×
第84話 ワイズマンの魔の手!ちびうさ消滅 ★ 魔道師ワイズマンの謀略
第85話 暗黒の女王ブラックレディの誕生 ★ 再び20世紀の東京へ
第86話 サフィール絶命!ワイズマンの罠 ☆
第87話 愛と未来を信じて!うさぎの決心 ★ プリンス・デマンドの離反
第88話 光と闇の最終決戦!未来へ誓う愛 ★ ※脚本自体は大味×
第89話 うさぎ達の決意!新しき戦いの序曲 ☆ ※R総集編+新シリーズ(S)のPV{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)14、☆(並回)26、×(疑問回)3 ※個人評価 ☆ 3.6

OP「ムーンライト伝説」
ED「乙女のポリシー」


◇視聴メモ
{netabare}
・第2期の序盤(魔界樹編)は、原作マンガには一切ないオリジナルエピソードだが、脚本・作画・演出とも拙劣さが目立って流石に視聴を続けるのに忍耐が必要でした(この部分のみの個人評価 × 3.3 くらい)
・ちびうさ登場以降(ブラックムーン編)は、まあまあ見られる展開に。{/netabare}


※うさぎ中学3年の4月(桜の季節)

========= 美少女戦士セーラームーン S (1994年3月-1995年2月) ========

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ デス・バスターズ編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 - - - - - OP「ムーンライト伝説」、ED「乙女のポリシー」 - - - - -
{netabare}
第90話 地球崩壊の予感?謎の新戦士出現 ★ うさぎ中3進級、ダイモーン来襲、火野レイ大ピンチ
第91話 愛のロッド誕生!うさぎの新変身 ★ デスバスターズの目的、うさぎの新ロット出現{/netabare}

 - - - - - - OP(変わらず)、ED「タキシード・ミラージュ」 - - - - - -
{netabare}
第92話 素敵な美少年?天王はるかの秘密 ★ はるか&みちる(高1)本格登場
第93話 うさぎの憧れ!優美な天才みちる ★ はるか&みちるの使命
第94話 純な心を守れ!敵味方三つ巴乱戦 ☆ 宇奈月ちゃんのピュアな心の結晶
第95話 恋のおたすけはムーンにおまかせ ☆ 珍しい一般人メイン回(海野君&なるちゃん)
第96話 冷酷なウラヌス?まことのピンチ ★ 木野まことのピュアな心大ピンチ
第97話 水のラビリンス!ねらわれた亜美 ☆ 水野亜美のピュアな心大ピンチ
第98話 友達を救え!ムーンウラヌス連合 ☆ ネプチューン大ピンチ
第99話 男の優しさ!雄一郎、レイに失恋? ☆ 
第100話 S戦士をやめたい!?美奈子の悩み ☆ 愛野美奈子大ピンチ
第101話 うさぎ涙!誕生日にガラスの靴を ★ うさぎ大ピンチ、タリスマン出現か?
第102話 奪われた純な心!うさぎ絶体絶命 ★ 続き、タキシード仮面大ピンチ、カオリナイト敗北
第103話 やって来たちっちゃな美少女戦士 ☆ ちびうさ再登場
第104話 友達を求めて!ちびムーンの活躍 ☆
第105話 力が欲しい!まこちゃんの迷い道 ☆ 
第106話 運命のきずな!ウラヌスの遠い日 ★ はるか&みちるの出遭い
第107話 芸術は愛の爆発!ちびうさの初恋 ☆ 天才芸術少年との恋
第108話 うさぎのダンスはワルツに乗って ☆
第109話 衝撃の刻!明かされた互いの正体 ★ 美奈子のピュアな心、セーラー7戦士身バレ
第110話 ウラヌス達の死?タリスマン出現 ★ 冥王せつな再登場、みちる&はるかのタリスマン
第111話 聖杯の神秘な力!ムーン二段変身 ★ 3番目のタリスマン、聖杯出現、ユージュアル死亡、土萠ほたる登場
第112話 真の救世主は誰?光と影のカオス ★ 沈黙のメシア、ほたるとちびうさの出遭い 
第113話 妖気漂う家!美少女ほたるの秘密 ★ 外部太陽系3戦士の実力、内部太陽系5戦士の団結力
第114話 アイドル大好き!悩めるミメット ☆ 
第115話 沈黙の影!?あわき蛍火のゆらめき ★ ほたるの生い立ちと苦悩
第116話 嵐のち晴れ!ほたるに捧げる友情 ★ ほたるとちびうさ達のピクニック、植物園の騒動
第117話 より高くより強く!うさぎの応援 ★ ほたるの憧れの陸上選手 
第118話 魔空の戦い!セーラー戦士の賭け ★ 虚数空間に飛ばされたほたる&ちびうさ、いかさまトランプ勝負
第119話 沈黙のメシア覚せい?運命の星々 ★★ 地球破滅の予知夢、滅びの戦士セーラーサターン 
第120話 異次元からの侵略!無限学園の謎 ★ 土萠教授の過去、メミット消滅
第121話 心を奪う妖花!第三の魔女テルル ☆ テルル消滅
第122話 愛を信じて!亜美、心優しき戦士 ☆ 第四の魔女ビリユイ
第123話 破滅の影!沈黙のメシアの目覚め ★ 第五の魔女シプリン&プチロイ、奪われたちびうさの心、ミストレス9覚醒
第124話 迫り来る闇の恐怖!苦戦の8戦士 ★ 時間停止、タウ星系ファラオ90接近
第125話 輝く流星!サターンそして救世主 ★★ 聖杯奪取、セーラーサターン復活、真のメシア
第126話 新しき生命!運命の星々別離の時 ☆ ほたるの生まれ変わり、はるか&みちるとの別れ
第127話 戦士の自覚!強さは純な心の中に ☆ ちびうさお別れ会、ダイモーン生き残り退治(ちびうさ出戻り){/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)20、☆(並回)16、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1


※うさぎ前作と同じく中学3年(*ただし本作は「ちびうさ」が実質的な主人公)

======= 美少女戦士セーラームーン SuperS (1995年3月-1996年3月) ======

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ デッドムーン編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 - - - - - OP「ムーンライト伝説」、ED「私たちになりたくて」 - - - - -
{netabare}
第128話 運命の出会い!ペガサスの舞う夜 ☆ 美しい夢の中に隠れ住むペガサス、謎の敵来襲
第129話 スーパー変身再び!ペガサスの力 ☆ 本基お兄さんの恋人(レイカ)ピンチ
第130話 守れ母の夢!Wムーンの新必殺技 ☆ 
第131話 ペガサスを捕えろ!アマゾンの罠 ☆
第132話 お似合いの二人!うさぎと衛の愛 ☆ 衛の大学の同級生サオリ
第133話 アルテミスの浮気?謎の子猫登場 ☆ ダイアナ登場
第134話 まことの友情!天馬に憧れた少女 ☆
第135話 触れ合う心!ちびうさとペガサス ★ ペガサスの宿主
第136話 衛を守れ!忍者うさぎのヤキモチ ☆ 
第137話 あやかしの森!美しき妖精の誘い ☆
第138話 天国まで走れ!夢の車にかける愛 ☆ 
第139話 目指せ日本一!美少女剣士の悩み ☆
第140話 ミニが大好き!おしゃれな戦士達 ☆{/netabare}

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「゛らしく゛いきましょ」 - - - - - - - -
{netabare}
第141話 恋の嵐!美奈子のフタマタ大作戦 ★ 
第142話 秘密の館!愛のメニューを貴方に ☆
第143話 天馬を信じる時!4戦士の超変身 ★  
第144話 きらめく夏の日!潮風の少女亜美 ☆
第145話 プリマをねらえ!うさぎのバレエ ☆
第146話 十番街の休日!無邪気な王女様 ☆ アメジスト王国の王女 
第147話 運命のパートナー?まことの純情 ☆
第148話 巨悪の影!追いつめられたトリオ ★ フィッシュ・アイの横恋慕、女王ネヘレニア覚醒間近、アマゾン・トリオの真の姿
第149話 夢の鏡!アマゾン最後のステージ ★★ アマゾン・トリオ消滅
第150話 アマゾネス!鏡の裏から来た悪夢 ☆ アマゾネス・カルティット来襲
第151話 真のパワー爆発!亜美 心のしらべ ☆ 亜美のパソ通フレンズ
第152話 炎の情熱!マーズ怒りの超必殺技 ☆ 火川神社の巫女見習い(奈々子)
第153話 恐怖の歯医者さん?パラパラの館 ☆
第154話 夢対決!美奈子とまこと絶交宣言 ☆ ビーナス&ジュピターの新しい力
第155話 恐怖を越えて!自由へのジャンプ ☆
第156話 夢を見失わないで!真実を映す鏡 ☆
第157話 ペガサスが消えた!?ゆれ動く友情 ★ ちびうさ&ペガサスの絆
第158話 天馬の秘密!夢世界を守る美少年 ★ うさぎ&ちびうさ入替り回、夢の世界エルシオン
第159話 ちびうさの小さな恋のラプソディ ★ 囚われのエリオス
第160話 大人になる夢!アマゾネスの当惑 ☆
第161話 動き出した恐怖!闇の女王の魔手 ★ 新月の闇(デッドムーン)、日蝕の始まり
第162話 闇の震源地 デッドムーンサーカス ★ ジルコニアのゴールデン・クリスタル奪取
第163話 鏡の迷宮!捕えられたちびムーン × ※ネヘレニアの唯の逆恨みの話だったの? 
第164話 黄金水晶出現!ネヘレニアの魔力 ☆ エリオス実態化、ネヘレニア封印解除
第165話 クリスタル輝く時!美しき夢の力 ☆ ちびうさの呼びかけ、ムーン・クライシス・パワー ※シナリオの大味さはイマイチ×
第166話 夢よいつまでも!光、天に満ちて × ネヘレニアの真の姿・告白 ※こんな残酷な話だったとは・・・{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)9、☆(並回)27、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.5


※うさぎ高校1年の4月(桜の季節)

== 美少女戦士セーラームーン セーラースターズ (1996年3月-1997年2月) ==

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ネヘレニア復活編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
{netabare}
第167話 悪夢花を散らす時!闇の女王復活 ★ 危険な流星群、外部惑星系3戦士復活
第168話 サターンの目覚め!S10戦士集結 ★ ほたる急成長、白き月の王女(エターナルSailor Moon)顕現
第169話 呪いの魔鏡!悪夢にとらわれた衛 ★ ちびうさ消滅の危機
第170話 運命の一夜!セーラー戦士の苦難 ★ ネヘレニアの悪夢との戦い
第171話 愛ゆえに!果てしなき魔界の戦い ☆ 続き
第172話 愛のムーンパワー!悪夢の終わる時 ★ 続き ※シナリオそのものは稚拙×だが嫌いではない展開{/netabare}

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^ シャドウ・ギャラクティカ編 ^^^^^^^^^^^^^^^^
{netabare}
第173話 別れと出会い!運命の星々の流転 ☆ 衛のアメリカ留学、スターシードとファージ化、セーラーアイアンマウス登場、セーラースターライツ登場
第174話 学園に吹く嵐!転校生はアイドル ☆ 人気アイドル3人組スリーライツ転入
第175話 アイドルをめざせ!美奈子の野望 ☆
第176話 ファイターの正体!衝撃の超変身 ★ 演出家あかね(シスター)のピンチ
第177話 星に託す夢とロマン!大気の変身 ☆ 天文学者ワタル先生のピンチ
第178話 ルナは見た!?アイドル夜天の素顔 ☆ 
第179話 敵?味方?スターライツとS戦士 ☆
第180話 呼び合う星の輝き!はるか達参戦 ★ 
第181話 セイヤとうさぎのドキドキデート ☆
第182話 宇宙からの侵略!セイレーン飛来 ☆ 謎の“妹”ちびちび、セーラーアルーミナムセイレーン&レッドクロウ登場
第183話 死霊の叫び!?恐怖キャンプの怪人 ☆ レイの兄のピンチ
第184話 ふたりきりの夜!うさぎのピンチ ★ アオイ接近、セーラー戦士うさぎ宅集合
第185話 大気絶唱!信じる心を歌にこめて ★ 姿を現さないプリンセス、大気の大ファン(みさちゃん)
第186話 ちびちびの謎!?おさわがせ大追跡 ☆ 
第187話 輝く星のパワー!ちびちびの変身 ★ 野球大会、真のプリンセスのエナジー?
第188話 恐怖への招待!うさぎの夜間飛行 ★ うさぎ&セイヤ見バレ、スターライツ&セーラー戦士見バレ、セイレーン消滅
第189話 使命と友情の間!S戦士達の対立 ★ レイの占い恋愛相談、セイヤ負傷
第190話 明かされた真実!セイヤ達の過去 ☆ 
第191話 光の蝶が舞う時!新しい波の予感 ☆ 
第192話 夢一直線!アイドル美奈子誕生!? ☆
第193話 うばわれた銀水晶!火球皇女出現 ★ 十番高校学園祭、レッドクロウの逆襲、ブラックホール暴走 ※シナリオ自体は大味×
第194話 銀河の聖戦 セーラーウォーズ伝説 ★ バラの騎士、うさぎ号泣
第195話 火球皇女消滅!ギャラクシア降臨 ★ スリーライツ解散コンサート、スターシード奪われる
第196話 銀河滅びる時!S戦士最後の戦い ★ ギャラクシアの異空間へ、内部太陽系4戦士消滅、地球を司るスターシード
第197話 銀河の支配者 ギャラクシアの脅威 ★ 衛の消息、はるか&みちるの異変
第198話 消えゆく星々!ウラヌス達の最期 ★ 伝説のセーラー戦士
第199話 希望の光!銀河をかけた最終決戦 ★ 希望の光
第200話 うさぎの愛!月光銀河を照らす ★ {/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)20、☆(並回)14、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8

OP 「セーラースターソング」
ED 「風も空もきっと…」


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◆劇場版タイトル&評価

========== 劇場版 美少女戦士セーラームーンR (1993年12月) ========

全1話 ☆ 3.7 ※約60分

OP 「ムーンライト伝説」
ED 「Moon Revenge」


=== 劇場版 美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人 (1994年12月) ==

全1話 ☆ 3.7 ※約60分 

OP 「ムーンライト伝説」
ED 「Moonlight Destiny」


== 劇場版 美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結! (1995年12月) ==

全1話 ★ 4.3 ※約60分 

OP 「ムーンライト伝説」
ED 「Morning Moonで会いましょう」


= 劇場版 美少女戦士セーラームーンSuperS外伝 亜美ちゃんの初恋 (1995年12月) =

全1話 ☆ 3.6 ※約16分

ED「゛らしく゛いきましょ」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

少年少女の夢と希望に満ち溢れた、アニメ史上最後の国民的ブーム作品

自分の知る限り、セーラームーン以降名実ともにここまで幅広く人々に支持されたアニメはほぼ存在しないと思います。

大人子供・オタク非オタク問わず、誰もに認知され影響を与えたという意味で非常に偉大な作品であると言えます。

この作品の肝は、今までの少女漫画にあるような乙女チックな世界を残しつつ、少年漫画で用いられる要素や展開を盛り込んだことであると思います。

力強い女性像を以て、男女の役割を逆転(ヒーローがヒロインに取って代わられる)させた斬新さは、他のアニメと比べても格別です。


女性の牽引する社会を象徴するような、90年代を代表するアニメの一つです。


このアニメは他のアニメにはない、優雅な世界・装飾・人間性に富み、そして心を揺さぶる強烈なパワーに満ちています。
武内先生のセンスと佐藤監督の手腕・そして冨田さんの構成力が合わさって成立した奇跡のようなものだと感じました。


物語は、ごく普通の中学生「月野うさぎ」が人間の言葉を喋る不思議な黒猫「ルナ」と出会い、謎の敵「妖魔」と戦うため美少女戦士に選ばれることから始まります。

その後うさぎの周りの世界や敵の内情が明らかになっていくことで、話のスケールがどんどん大きくなっていく所が特徴です。
始まりと終わりで全く別の雰囲気の作品へと変貌しています。

よくセーラームーンは女子版ドラゴンボールなどと言われていますが、

・話のスケールが無限に大きくなっていく(地球→銀河系→宇宙)
・パワーのインフレが激しい
・主人公が最強である

この辺りが特に大きい共通点のような気がします。また戦士の集まりという意味合いも似通っています。

ただセーラームーンの場合は、敵を含め一つの大きな世界に巻き込んで帰結するので、話の広がりと共に深みも増していくように思います。


変身少女という設定に加え、多彩なコスチュームとアイテムそして前世から続く世界や想い人という様々な要素が、上手く合致して一つの形に集約されていることが素晴らしいです。

雑多な要素が詰め込まれているのに何故か違和感がない。アクの強い作品だというわけではないのが不思議です。


セーラー戦士やタキシード仮面の、一度聴けば忘れないような名乗り口上や必殺技の数々。

彼女たちだけでなく、妖魔を含めた敵のバラエティに富んだデザインとキャラクターも人気の一因であると思います。


作画は今見ると拙さを感じる部分もあると思います。加えて作画監督によってかなり差が出るので、回によっては別人に見えることも。(安藤さんと中村さんが顕著です)

ですが、伊藤郁子さん・只野和子さん・香川久さん他錚々たる面々が揃っていて、クオリティ自体は高いです。

キャストはゲストキャラ含め名の知れた方ばかりで、やはり安定感があります。シリーズ通して見ると凄まじく豪華な顔ぶれに。



このアニメを見ていると本当に体の底から元気が湧いてきます。少女漫画の枠組みを超えて愛されるのは、男女双方が憧れる強さが詰まっているからです。

リメイクで初めてセーラームーンに触れた方は、是非こちらも見ていただきたいと強く思います。




本編に関して。
{netabare}
まず始まってすぐ、OPの‘ムーンライト伝説’。

この曲はこの後のシリーズでも歌い手と映像を変えて使われますが、この一番最初のおどろおどろしい前奏・映像とDALIさんの歌声が最高です。今にも妖魔が飛び出してきそうな迫力です。

それから1話のうさぎの変身シーン!あそこまでカッコイイ変身シーンは他に見たことありません。BGMも映像も素晴らしくて、バンク(使い回し)でも不満が出ない出来だと思いました。

そして欠かせない必殺技の数々。非常に計算されたポージングでどの角度から見ても映えるアクションです。初めは同じ技しか出てきませんが、段々と増えていくのも楽しみです。


段々増えていくといえば、他のセーラー戦士たち。どのセーラー戦士も登場回のインパクトが強く、非常に印象に残るものとなっています。

特に印象的だったのは最後のセーラー戦士、セーラーヴィーナスの登場する33話です。

他の戦士が皆動けず、正にトドメを刺されるという直前で登場。流石もう一人の主人公(セーラーV)、というような鮮烈な回でした。



セーラー戦士の他に欠かせない人物といえば、うさぎの親友大阪なるちゃん。この子はシリーズが進むにつれ、セーラー戦士でないため段々出番が少なくなってしまう不遇なキャラなのですが、この第1期においては間違いなく重要なキャラです。

彼女が偶然敵組織ダーク・キングダムの四天王の一人、ネフライトに恋い焦がれることから始まります。この叶わぬ恋の結末、24話は自分にとって45・46話以上の衝撃でした。

また彼女はネフライトを抜きにしても、いわゆる親友キャラとは思えないほど魅力的な女の子だと思います。実際13話・一度目の節目以降、段々と出番が増えていくなるちゃんにすっかり釘づけになっていました。
セーラー戦士特有の制約がないため、逆にのびのびとした自然体の女の子に感じられたからでしょう。とにかく作中一番好きなキャラです。


後半に入って、ついにうさぎや衛の関係、真の正体が明らかになっていきます。ここからのタキシード仮面が最高にカッコイイです。正に紳士というべき振る舞いに、男であっても惚れずにはいられない位だと思います。


四天王との闘いが終わり、ついに敵の本拠地で最終決戦。ここからの展開は知っている人も多いかと思います。セーラームーン史上最も賛否両論が飛び交い、評価を一変させた瞬間です。
個人的にはこれぐらいの悲惨さは闘いの上で仕方ないだろうと思っています。ただ、これをお茶の間で流すのは確かに問題になってもしょうがないとも思います。


他の方も触れられていますが、この肝心要の局面においてうさぎ役の三石さんが降りられてしまったことが残念でなりません。
ただ、このタイミングで辞めざるをえなかった三石さんの無念と大役を突然任された荒木さん(ちびうさ役)のプレッシャーを考えると責めることはできません。
後にカセットコレクションにて、三石さん自ら声を当てた音源が発売されたことでこの問題は補完されています。


本筋以外の部分で触れることといえば、ED主題歌。
前期(~26話)の‘HEART MOVING’と後期(26~46話)の‘プリンセス・ムーン’。どちらも名曲ですが、前期のHEART MOVINGの方がうさぎと衛の出逢いを感じられて好みです。

そしてシリーズ通してセーラームーンの音楽を担当した有澤孝紀さんの存在です。セーラームーンの影の功労者と言えます。
彼の手掛ける音楽は非常に多彩で、ときにドラマチックにときにセンチメンタルにアニメを盛り上げてくれます。
セーラームーンのサントラ・ミュージックBOXは中古で高値で買っても決して損はしない出来です!素晴らしい!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

世界に衝撃を与えた女児アニメ。アニメ史的重要作品です。

 世界に衝撃を与えた少女アニメです。ただ、何が?と言われるといろんな視点があるようです。

 アニメそのものは女児向けで全部見るのは辛いので、以前ある程度見た記憶と、気が付いた時にぽちぽちと全体の四分の一くらい確認しつつ、WIKIなどで補完していますので、ストーリーやキャラについては深く触れません。

 ただ、アニメ史的には超重要作品だと思いますので、一応記録としてレビューしておきます。ですので、評価はオール3のままにしておきます。機会があればもうちょっと見やすくなったリメイク版で確認しようかなあ、と思います。

 まずコスチュームのセンスです。2017年のフィギュアスケートの国別対抗戦で当時のロシアの女王、メドベージェワがセーラームーンの衣装でエキシビジョンを滑ったのは衝撃でした。セーラームーンの衣装というのは、スカート短くてセーラー服の格好で性的なイメージなんじゃないかと心配になりますが、しかし、アートの国フランス人などから見てもかなり美しいそうです。このスタイリッシュな衣装が欧州人の好みにあったのか、非常に人気だそうです。
 また、幾原氏の作品に共通ですが、露出が多いのに性的でないというセンス・デザインは重要かと思います。

 LGBTです。作中、レズもゲイも出てきて、それが当たり前のような感じなのが特にアメリカで受けたようです。1992年ですから当時は珍しかったと思います。

 作品について、私の視点では本作は女性が前面的に前に出て戦った最初のアニメではないかという点です。後にプリキュアへとつながってゆきます。それ以前の魔法少女ものは、もちろん少女が主人公で魔法を駆使して敵をやっつけたりしますが、こういうバトルは無かったのではないかと。身体性をもって敵にあたってゆく、あるいは女性が常に脇役だった「戦隊もの」からの脱却のような設定だったことが、時代に合っていたのかなあと思います。

 原理主義的な正統フェミニスト(エセではない)界隈では、なぜ、徴兵されるのは男ばかりで女性が徴兵されないのか、という問題があります。それをフェミニストが主張しないのはおかしい、ただ、それを主張するのが本当に正しいのかというジレンマを感じているようです。

 本作はそういった思想性はさておいて、女性が最前線で命をかけて戦う、を体現したアニメです。「ベルサイユの薔薇」では、女性は男装して戦わなければなりませんでした。こちらもフランスでは大人気らしいですが、本作は女性戦隊が主体的に最前線で戦う、というカッコよさが、欧米の女性から受けたのかなあと思います。

 一方で、まだタキシード仮面、転生がどうこうもありますが、王子様が出てきます。幾原氏は後に「少女革命ウテナ」で否定することになりますが、本作はまだ、少女マンガ的王子様の形式は残っています。活躍しないのが幾原氏らしいといえばらしいです。
 こういう少女的恋愛の対象としての王子様要素が、反発を買う場面もあるみたいです。

 女児に人気の要素は良く分かりません。コスチュームや変身シーンやスティックが受けたというのはなんとなく想像がつきます。そして女児でも美的センスは侮れないので、世界共通の審美眼があったのかもしれません。あるいは女性が戦うというのが痛快だったのかもしれません。

 とにかく、歴史に名を遺す少女アニメでした。

 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

73.3 7 セーラー服で友情なアニメランキング7位
犬夜叉(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (577)
3551人が棚に入れました
犬夜叉と巫女・桔梗は、あらゆる願いを叶えるという「四魂の玉」をめぐる陰謀に巻き込まれ、愛し合いながらも殺し合ってしまう。そして犬夜叉は50年間、かごめが現れるまで封印された。
現代の中学生・日暮かごめはある日、自宅の神社の祠の井戸から500年前の戦国時代(犬夜叉のいた時代)へタイムスリップ。桔梗の生まれ変わりであるかごめは封印されていた犬夜叉を蘇らせ、四魂の玉を再び現世に戻してしまった。しかも玉は無数のかけらとなって飛び散ってしまった。
そのかけらを集めるために旅することになった二人。最初は嫌々だったが、二人は次第に惹かれ合っていく。だがその旅の中で、50年前、犬夜叉と桔梗を罠にかけた張本人・奈落の存在が明らかに。彼らは七宝、弥勒、珊瑚、雲母らと共に、奈落に立ち向かう。

声優・キャラクター
山口勝平、ゆきのさつき、渡辺久美子、辻谷耕史、桑島法子
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

恋に生きるか、生きるが恋か

各地に飛び散った四魂の玉の欠片を巡る戦国御伽草子。

妖怪との戦闘シーンが多いアニメですが
この作品の本質というべきは恋愛描写ですね。

半妖である犬夜叉はある理由でただ一人愛した桔梗という巫女と死別します。
その後犬夜叉は桔梗に瓜二つのかごめという少女に出逢い、
戦いを通し惹いては惹かれるけれど、犬夜叉はまだ桔梗のことが忘れられず、
さらにお互い素直になれない性格のために喧嘩しちゃうっていうアレですw
旅の仲間の弥勒と珊瑚も見ものです。
彼らの恋愛描写はあまり多くはないですが一つ一つがパワーを持っています。
これは個人的な感想ですが珊瑚の魅力は絶大なものですねー。
あの表情のひとつひとつ、桑島法子さんの声の強さと艶。
ホントいいなーw すっごい好きだなーww

話が反れましたが、これは単に恋愛が良いというだけでなく
ストーリーも面白く、命を懸けた緊張感のある戦いを描きながら
恋愛を上手く織り交ぜられていることに非常に感心します。

この続きは完結編に続きます。
そっちはなんだか駆け足だし、画も綺麗になった分
動きの悪さが目立つし、ストーリーもなんだかあやふやだったような気さえします。
あとアニメオリジナルストーリーいくつか観たのですが
つまらなかったのでほとんど飛ばしました。

今になってかすかではあるけれど理解に近づける
数々の恋愛描写はとても素敵なものでした。


{netabare}


一番感動した恋愛描写はやはり桔梗です。

人でありながら人ではない。
桔梗はとても強い人でいつも清らかさと気品に満ちていた。
けれど犬夜叉に話しかける際に見せる女としての桔梗は
本人とは思えないほどに脆く、崩れやすく、そして悩んでいた。
巫女として自分を殺し、過ごしてきた幾年の月日。
その存在を汚さぬためにたくさんのしがらみを背負いこみ人の役に立った。
しかし頼られ、感謝されるのは巫女であって決して私ではなかった。
では私は一体何なのだ?巫女である以前に桔梗であるはずなのに。
みなが見ているのはこの巫女服をまとうこの肉体だけなのか。
ずっと私はこのままなのか。私が私でないまま一生を終えるのか。私は、、、
そんなときに犬夜叉に出逢った。
そして救われた。

悲しかったシーンが2つありました。
約束のあの日。先に着いた桔梗が四魂の玉の他にもう一つ手にしていました。
それは貝に入れてきた紅です。
巫女となりそのようなことが許されなかった。
けれど今日でそれも無効となる。
だから少しでも綺麗な状態で会おうとする桔梗。
犬夜叉のことを想い、紅をさす姿はもう見てられませんっ!(笑)
ああ涙がw

もう一つは桔梗の最期のシーンです。
あれだけの目にあっておきながら
「お前は来てくれた。それだけで良い。」
涙ドバドバでしたw
犬夜叉がもっと叫び散らすと思ったのですが冷静でしたね。
俺の方が酷かったw


桔梗も良いけど、やっぱり珊瑚も良いです。
声も表情も、弥勒に触られて怒るところもw
あのプロポーズのシーンはホントに良かった。
弥勒の言葉もしっかりしていたし
なによりも、珊瑚の不意に一直線に流れた涙が素晴らしかった。
あれがすべてを語ってますね。
そのあとの「もう浮気はしないよね」と言い寄ってくる珊瑚が可愛いー!

ホントに良い作品でした。原作買おうかな。

ちなみに笑い所で好きなくだりは
おじいちゃんから河童や龍のなんたらをもらったかごめと弟くんがすぐさま
「ブヨ、お食べ」と言って猫に食わせるくだりですw


{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

かごめは俺に教えてくれた。笑顔を、人を信じる心を。

2000年放映作品
七つの章167話

いつか観たいと思ってたアニメ
本来は長期アニメも一気に視聴して感想書くスタイルだけど、この作品は話数が多すぎる
そこでシリーズ毎に簡単にレビュー書く事にしました

壱の章 全26話
{netabare}かごめと犬夜叉が出会う
二人は四魂の玉を求め旅に出る
妖怪退治をしながら七宝や弥勒、珊瑚などと出会い仲間になる過程を描く
同時に兄であり敵でもある殺生丸、宿敵奈落ともこの章で出会い、何度か戦う場面も
キャラ設定はもろ高橋留美子色w
ツンデレヒロインと素直じゃない主人公設定でやらせたら一流だね
長編なだけあって序盤の出会いを丁寧にじっくり時間かけて描いてるから世界に没頭し易い
さてこれからどう物語が展開していくか楽しみなところだ♪
{/netabare}

弐の章 全30話
{netabare}桔梗と犬夜叉の物語が切ない。奈落と何度か闘うも決着付かず。
鉄砕牙の強化と犬夜叉が鉄砕牙を使いこなせる様になる為の修行がメイン
弥勒と珊瑚の恋仲も気になるところだ{/netabare}

参の章 全30話
{netabare}鉄砕牙がパワーアップし、それに伴い犬夜叉の力も増大する章
妖狼族の鋼牙を慕う菖蒲という女妖狼族が登場
これで恋の三角関係にも終止符か?
知らなかったけど菖蒲ってアニメオリジナルキャラなのね
正直言って同じパターンの繰り返しに飽きてきた参の章でした{/netabare}

四の章 全15話
{netabare}今回の章は1~3章までの約半分の話数。内容も本編から逸れた番外編的な話が多かった。邪見が可愛くて好きになった章だったw{/netabare}

伍の章 全24話
{netabare}七人隊篇。七人隊との戦いを描く。最初は退屈だったが、生き残りが蛮骨、蛇骨、睡骨になった辺りからは結構面白くなって来た
やはり敵キャラが魅力的だと物語も面白くなるね
ラストは奈落が復活していよいよクライマックスに向かって展開していくようだ
とは言え残りまだ40話くらいあるのか・・・{/netabare}

六の章&スペシャル2本 全34話
{netabare} 邪見:赤邪見、青邪見、黄邪見!
りん:うわー邪見様早口言葉うまーい!もう一回言って!
邪見:ヤダ
りん:えー

りん:邪見様〜♪邪見様〜♪どうしてどうして緑色〜♪
邪見:うるさい!黙っておれ!
りん:えー


駄目だこの2人のやり取りに萌えまくりだw {/netabare}

七の章 全8話
{netabare}最終章なだけあって面白かった
最後まで主人公犬夜叉チームより殺生丸一味の方が好きだったなw
中途半端な終わり方なのでここから先は完結編で楽しもう!{/netabare}

4年間に渡ってゴールデンタイムにTV放送された人気作
やっと観終わったけど長かった
途中かなりダレた感がありましたが4年分を一気に観たので仕方が無いでしょう
サンデーでの原作連載に追いついてしまっての終了の為中途半端な最終回でした
後の原作終了後に完結編で最後まで描き切っている

犬夜叉を演じるは山口勝平さん
らんま1/2の早乙女乱馬も演じてます
高橋留美子作品というイメージですが名探偵コナンの怪盗キッドなども山口さんですね

珊瑚役の桑島法子さん
古くはスレイヤーズのフィリア、機動戦艦ナデシコのミスマル・ユリアなど
最近ではヤマト2199の森雪なども演じられてます

弥勒役の辻谷耕史さん
無責任艦長タイラーのタイラーもやってます
他にもふしぎの海のナディアのエアトン伯爵など
なんか無責任な役柄が多いようなw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何回見ても面白い!これぞ名作!!

私が小さい頃放送していたこのアニメですが、最近ふと思い出して急に見たくなりました。

*物語
 現代女子高生の「かごめ」が、ある日突然戦国時代に異世界トリップしてしまい、そこで出会った犬耳少年。出会った時は封印されていた彼ですが、「かごめ」によって封印は解け、そしてバラバラに砕け散った四魂のかけらを「かごめ」と共に探すことになります。笑いあり、ハラハラあり、胸キュンありの名作です。

*作画
 この頃だと、普通の作画です。ただ時折酷い作画崩壊が見受けられます(笑)

*声優
 たまに犬夜叉が何言ってるかわからない時がありますが(笑)、皆さん有名な方です。私はこのメンバーが一番ぴったりだと思います^^

*音楽
 OP・EDもいいですが、BGMは場面によって使う楽器も違ったりして個人的にすごく好きです。戦闘時の曲はとてもかっこよく、たまにギャグシーンでもシリアス曲を使用しているときはすごく笑えます。

*キャラの評価
 作者さん、よくぞここまで素敵なキャラを揃えてくださいました!!ほんとに皆いいキャラしてます。敵は敵で超上から目線だったり、阿呆だったりで面白いです。王道が出来上がった根源と思えるくらい?

かごめと犬夜叉と桔梗の三角関係もハラハラしてて好きですが、かごめを犬夜叉とコウガで取り合う姿も好きです(笑) たまに、「犬夜叉はっきりしろよ~」とツッコミたい部分もありますが、それもこの作品の良さなのでニコニコと受け入れて見ています。毎日少しずつ見ていきたい人にオススメです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

68.2 8 セーラー服で友情なアニメランキング8位
きんいろモザイク Pretty Days(アニメ映画)

2016年11月12日
★★★★☆ 3.9 (157)
688人が棚に入れました
イギリスからやってきた高校生、アリス・カータレット! 大親友・大宮忍の家にホームステイしています。アリスに忍、凸凹コンビの小路綾と猪熊陽子、アリスを追いかけてきたもう一人のイギリス人留学生・九条カレンたち仲良し5人組は高校2年生の秋を迎えます! アリスと忍、二人一緒に玄関をくぐれば朝日に照れされてキラキラ輝く通学路。通い慣れた道を小走りに駆けていって、いつもの駅前でいつものメンバーと待ち合わせて。綾に陽子、そしてカレンが笑顔でアリスたちを迎えます。どこにでもあるようで、世界に一つしかない彼女たちだけの大切な日常――プリティ*デイズ! 二度目の学校祭が近づいてきたこの頃、忍の様子がちょっとおかしい!? 「このところ、なんだか朝が眠くて……」いつものんびりしている忍ですが、クラスの演劇で脚本&衣装リーダーを任され、頑張りすぎているみたいです。違うクラスのアリスと陽子も、その様子は気にかけているけれど……果たして忍たちの劇は無事成功するのか、どうなる学校祭当日!?

声優・キャラクター
西明日香、田中真奈美、種田梨沙、内山夕実、東山奈央

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界に一つしかない彼女たちだけの大切な日常…プリティ・デイズ!

この作品は2013年の夏アニメ、2015年の春アニメとしてテレビで2期分放送されている上、この劇場版は2016年の11月に封切りしています。
これまでテレビ放送はリアルタイムで視聴してきましたが、劇場版まで手が回らず封切りから2年…ようやく今回視聴することができました。

自分の視聴履歴を振り返ってみると、テレビ放送の視聴が主体になっています。
最近、テレビ放送の続編がは劇場で…のパターンが決して少なくないなか、この作品を含めて結構視聴できていない作品が多い事に気付きました。

現在の視聴スタイルは今後も維持したいと思っていますが、時間を作って劇場版の視聴も進めなきゃと本作を見て痛感しました。

この作品では、大きく2つの時間軸における物語が描かれています。
一つは現在進行形でテレビ放送後の一幕…
そしてもう一つは、5人組になったいきさつ…アリスとカレンは高校からの留学生である事は周知の事実なのですが、これまであまり触れられなかった「しの、あや、陽子」が親友になったきっかけが描かれているんです。
そしてこれが…テレビ版視聴済の方にとっては堪らない作品に仕上がっていたんです。

監督は天衝監督…アニメーション制作もStudio五組とテレビ版のスタッフが踏襲されており、クオリティは折り紙付きです。

となると、気になるのは物語の展開…になる訳ですが、個人的には「しの、あや、陽子」が親友になったきっかけの物語が胸に響きました。

この物語の視点…種ちゃん演じるあや目線で描かれているんです。
5人の中で一番真面目な性格の持ち主である彼女は、普段みんなから一歩引いた場所が彼女の立ち位置…
5人の輪の中における立ち位置は、自然に…だけど全員納得の上で決まっているとばかり思っていました。
けれど、性格が真面目な上、少し引っ込み思案だけどツンデレ成分を含んだ彼女は、仲間の中で一歩踏み出すタイミングが遅かったり機を逸したり…
もちろん、仲間思いの優しい良い子なんですけどね…

でも…「しの、あや、陽子」は初めから3人組では無かったんです。
しのと陽子は小学校からの幼馴染で、二人の通う中学にあやが転校してきて接点が生まれたんです。

大切なのは一緒に過ごした時間の長さじゃない…
どれだけ濃密な時間を一緒に過ごしたか、の方が時として大切なこともあるんです。
年を重ねて振り返ってみると、その当時頑張っていたことが今では良い思い出になっていますから…

3人には目標がありました。
目標は別々…だけど必ず通らなければいけない通過点です。
「どの様にクリアするか」と「どれだけ本気で取り組んだか」の2点が大切なこの通過点…
「しの、あや、陽子」はどの様な軌跡を描いたのでしょうか。
感じられるのは成就させたい願いに込められた努力と沢山の優しさ…
やっぱりこの作品はあったかいなぁ…と心の底から思いました。

そして物語は現在進行形と結び付きながら怒涛のフィナーレを迎える事になるのですが、何ともこの作品らしい展開が待ってくれています。
こんなに面白いならもっと早くに見ておくべきだった…と本気で思えた作品でした。

オープニングテーマは、「Happy★Pretty★Clover」
エンディングテーマは、「Shining Star」と「Shining Star」
3曲ともRhodanthe*の皆さんが歌っています。

上映時間50分の作品です。
私の様にテレビ視聴済みで劇場版未読の方には、是非お勧めしたい作品です。
5人組のみんながこれまで以上に輝いて見えると思うので…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

受験生の皆さんにこのトーテムポールの歌を贈りたい。

原作コミックは五巻まで購読中。

短編アニメ映画一本のために、
わざわざ映画館に遠出するのもどうか?とも思いましたが、
冬の寒さが厳しくなっていく、ここ北陸でも、
一月遅れで映画館で難民向けに期間限定で金髪パワー配給が実施される
ということで行ってきました♪


短さ以上に、日常系だから、ふわふわしているだけで
上映時間が終わってしまうのではw
との懸念もありましたが、
それなりにストーリーもあって難民として
一定の満腹感はありました。


本作の実質的な主役は{netabare}小路綾でしょうか。

要は些細なことで仲間内での自らの存在意義を見失い、
クヨクヨしてしまう、あややの十八番(苦笑)
……あややが悩み出したら、映画一本くらい軽くできますねw


本作はそこから中学時代のあややとシノ、陽子、
三人の進路、高校受験のエピソードから、
あややの存在意義の再確認が行われる壮大な?展開にw

ある意味、『きんモザ』最大の?ミステリーである、
学力壊滅なシノと陽子が、偏差値に大差があると思われるあややと
何故、同じ高校に通っているのか?
という謎も解き明かされます。


この受験奮闘記を鑑賞していて、
ふと、受験と友情についての回顧から、
受験に友情は必要か?という問答が私の頭で回り出しました。

私の現役時代、教師の中には、
勉強は自分一人でやるもの。受験は孤独。進路は自己都合。
みんなでお勉強会なんて馴れ合い。
とお説教なさる方がいらっしゃいました。

確かに、一人で集中して学力を高め、合格を勝ち取ることができるなら理想的です。

ただ世の中、それを貫ける人は少数。
孤独に負けそうになったり、自分だけの視野狭窄に陥り空回りする人の方が多いと思います。

そういう時、進路や勉強について相談できる仲間がいれば心強い。
私も情報交換の中で勉学についても、ふと気付かされた視点が多々ありました。

自分一人で集中する時間も、仲間との情報交換も、
両方あって初めて受験を乗り切れたと私は思います。

だから、もうすぐ受験という大戦に挑む方の中で、
もし一人で煮詰まっている人がいらっしゃったら、
是非、周りとコミュニケーションを図って欲しいと思います。

残された時間はそう多くはありませんが、
アプローチの転換ひとつで一変するのが若者のポテンシャル。

恥を捨てて、周りやあややにしがみつけば、
トーテムポールみたいにニョキニョキ!っと
合格ラインまで偏差値が伸びるかもしれませんよ。{/netabare}


……とゆるふわ日常系で、無駄に熱弁してしまいましたがw
本作はTVアニメ1期の第一話くらいのストーリー内容はある作品。
難民の方なら、一見する価値がある作品だと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

綾視点で送るいつもの日常物語

[きっかけ]
AT_Xで放送はされていたものの、きんモザについては2期を視聴してからが良かったので、少し遅れていましたが、期待しながら視聴を致しました。
[感想]
{netabare}
今回まさかのキャラクターの視点というのがあり、
指定されたのが私が一番大好きな綾ちゃんでした。

これは俺得すぎるんだけど、
綾ちゃんばかり出てきてくれるから素晴らしいかった。

綾ちゃんは、軽いスランプというか悩みを抱えてしまったけど、
私にとっては綾ちゃんがいないと陽子が大変になるから
絶対に必要なメンバーなんだよ。と伝えたい。

今回の話は過去編が中心でみんなが疑問に思っていた忍がどうやってもえぎ高校(忍たちが通っている学校)に入れたのか?
という疑問からストーリーが中心に始まって行きます。

というかもえぎ高校と言うんですね。(WIKIによればここで学校名が決定されたのこと)。

忍は確かにアニメの中でも断念で赤点ラインっぽい描写が多くあり、本当にどうやって受かったのか不思議な点でした。

学校見学はしっかりとやっていたんですね。
烏丸先生は相変わらずぶれない先生ですね。

忍がここまで行きたい学校というか見学を初めてしてからここにしたいと思ったのでしょうか?

雰囲気が良いというのも分かるけど、実際に行きたい高校がなかったから好印象に思ったのかな?と思っていました。

勉強会が開始。綾ちゃんはまさか違う学校を選んでいたなんて...でももえぎ高校に入っているということは、やっぱりその第1志望の高校に落ちたからここに来たのかな?

何故だろうと思いながら続けていくと受験当日。
まずは綾ちゃんからなんと合格。お嬢様学校に入れるなんて綾ちゃん入っていたら確かにそんな気がするような感じはする。

絶対に不合格になると思っていた。なんか落ちそうな予感しかしてなかった。

忍たちの受験当日はなんと綾も一緒に受験することに。ここも受験していたのはまさに日常系のいいところ。

そしてみんな合格したけど、綾だけが...離れることになるのか?
と思った...
入学式当日忍たちが学校に来ると、なんと綾ちゃんまでこっちに来ていた展開に。

まさか選んでここに来たという神展開(もう知ってたことなんだけど)でも、こうしなかったら陽子との関係も悪化していたかもしれないから
これで正解だよ綾ちゃん。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

60.9 9 セーラー服で友情なアニメランキング9位
レーカン!(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (483)
2396人が棚に入れました
――わたし、視(み)えるんです。
誰もいない放課後の教室。黄昏時の元殺人事件現場。
ないはずの視線が気になる夜のお風呂場。
漆黒の艶髪をなびかせて。そう、霊的スポットにいつもいる。
気になるあの子は霊感少女――
霊感が強く常に幽霊に囲まれている主人公・『天海響』が様々な幽霊と交流しつつ、
クラスメートと仲良くなっていく『ほのぼのと感動』そして『怖くない』ホラーアニメ。

声優・キャラクター
木戸衣吹、伊藤美来、飯田里穂、M・A・O、山崎エリイ、山谷祥生、川原慶久、くじら、内田彩、井澤美香子、松井恵理子、木野双葉、羽多野渉、皆口裕子
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ハートフルな幽霊ファンタジー+日常系。地味さや粗もあるけど、かなり好きです

芳文社の4コマ漫画原作の日常系+幽霊ファンタジー。
清楚なお嬢様系の霊感少女と、彼女の霊感知りつつも楽しく傍にいてくれる友達、そして愉快な幽霊たちが、和気あいあいと過ごしていく。
全般にほのぼのした呑気な雰囲気と、少しハートフルなエピソードが持ち味。
(賑やかしの男子一人居るが)基本的に芳文社のガールミーツガール系。
地味な作風ではあるが、とても優しい作品です。

キャラ萌えやコメディー面での地味さ、ノリの古さ故か、イマイチ不人気な不遇作。
エンタメ的に見ると仕方がない面もありますが、決してク○アニメではない!
2015年春アニメの中でも地味に好きでした。(地味だけど…)

{netabare}『物語』
まず見所は、霊感持ちの天然不思議系お嬢様な天海響(あまみ・ひびき)と、幽霊ニガテなツンデレ井上成美(井上さん)との、ガールミーツガール。
井上さんが怖がりながらも響と仲良くなっていく過程に、若干の百合萌えあり。
2話にしてハートフル路線の、ちょっとイイ話が来るので、ここで幽霊否定派の井上さんの心境の変化も見所。
怖がりつつも響ラブな井上さんの百合萌えオイシイです♪
…仲良し女子グループに一人だけ男子居ますが、ラブコメ要素は皆無。
完全に賑やかし要員であり、山田騒ぐ→女子に制裁される流れが一種のお約束になっている感じ。

他の級友たちも気の良い仲間たちで、ごく自然に響の霊感体質にまつわるトラブルや、幽霊たちと交流していく。
この自然さが本作の持ち味で、人間と幽霊(死者)の境界が曖昧な世界観で、少し優しくハートフルな雰囲気が良いです。
コメディー面では、幽霊が日常的に学園生活にまざる事でのシュールな状況が面白い。
ギャグも文字通りの意味で「命」を張った幽霊ギャグは笑えましたw

中盤以降、かなりハートフル路線に。
コギャル霊と、彼女の母親…との絆を響が繋いでいく話は、親子の愛情を感じさせて良かった。
8話がベタだがかなり泣かせてくれる。
※「あの花」彷彿とさせる感動エピソードでした。1話完結の感動話としては完璧です。
8話ではアホの山田見直しました。
…2話の井上さんとおばあちゃんなど、全編を通して

「生者と死者を問わず、大切な人(家族)との絆」

を優しいタッチで描いた良エピソード多し。
本作はファンタジーであり、現実ではあり得ないけれど、(あったらいいな)と思えるステキなお話です。
感動一辺倒ではなく、基本は呑気なコメディーなのも良い。
代返侍とかコギャル霊とかが喧しく日常に絡んで来たら…ちっとも寂しくは無いですね。

終盤の展開は唐突感ありますが、響がいかに愛されているのか、親と子の絆を見せてくれました。
これまでの個別エピソード(井上さんと亡き祖母の思い出の卵焼き、幸せになった先生、コギャル霊など)が、しっかりと結実していく全体構成も上手いです。
ラスト手前で最終回でもおかしくない感動系、更に+1話で楽しい日常続きます的な締めも文句無し。
素直に温かい気持ちになれる、ステキな霊感ファンタジーでした。


個人的に大好きな作品だったのですが、ここからいくつか難点も。
コメディーはややノリが古い面があり、序盤はまだ友人たちのキャラ分からない事もあり、悪い意味でグダグダ感が否めない。
ここら辺は4コマ原作アニメとしての構成が若干上手くなかったのかな?
ギャグは「命」以外では特に笑える部分が乏しい。
井上さんの幽霊怖がりと山田が制裁される二大ネタを、お約束のノリとして楽しめるか否か…?
山田が邪魔?
ガールミーツガール系の中で、彼がウザかった。
(8話で彼の存在意義見直しましたが)
…個人的には、これらも致命的では無かったのですが、前半地味過ぎて切られる恐れはあると思った。
逆に後半は素晴らしい。幽霊含めキャラ増えてくる中盤以降、尻上がりに面白くなります。
ラスト手前の説明不足も全然気にならないです。


『作画』
響ちゃんのキャラデザがかなり好み。清楚系お嬢様かわいい。
井上さんのツンデレな表情など、キャラデザ面では非常に好きです。
気になるのは、目を髪で隠しつつも透けて見せる表現。
正直若干の違和感あり(古いタイプの表現か?)
構図の取り方や場面転換の演出面でも難あり、特に前半コメディー面でのテンポに影響した模様。
…とはいえ、個人的には、特に致命的とは思わんです。
響ちゃん可愛いじゃん。井上さんかわいいじゃん。花子さんかわいいじゃん。

『声優』
木戸ちゃんこと木戸衣吹さんが清楚系天然お嬢様を好演。
良いじゃないですか!木戸ちゃんのお嬢様系アリですな♪
伊藤美来さんのベタで些か不器用なツンデレも中々。
演技の上手さはともかく…ベタだけど可愛いから良いじゃないですか!
※私の中では伊藤美来さんすっかり「ろこどるのなにゃこちゃんの人」で定着してしまってますw
ろこどるではゆかりさんに百合萌えされ、本作では響ちゃんに百合ツンデレ…

皆口裕子さんと井上喜久子さんの、娘を想う母親役も非常に良かったです。
エロ猫のくじらさん、見事にくじらさんでしたw
代返侍の川原慶久さんの好演も光った。

『音楽』
OP「カラフルストーリー」は明るく楽しげ、ED「ケサランパサラン」含めて本作雰囲気に合ってます。
後半の感動系の余韻を、良い意味で壊してくれる。

『キャラ』
響ちゃん、清楚で天然なお嬢様で可愛い。奥ゆかしく、慈愛に溢れ、友達にも霊にも好かれる、良い子です。
萌え的にはありがちなキャラに見えるが、その掛け値無しの優しさは天使!

井上さんはベタで古典的すぎるツンデレであったが、対象が百合というのが芳文社4コマらしい。
井上さんはガチ。
霊感持ちに百合萌えなのに幽霊には滅法弱いギャップも萌える。
やはり非常に思いやりのある優しい子なのも好印象。

幽霊たちが個性派揃いで、またゲストも印象的でキャラ層は厚い。
代返侍とコギャル霊はユニークかつ良いキャラでした。
花子さんメリーさんかわいい。
地縛霊が(姿は見えないか)イケメンだったり。

アホの山田は存在が邪魔だったのではないか?
とも思えたが、8話で値千金の心憎い気配りを見せた事で、評価急上昇しました。
本作のコメディーにおいて欠かせない存在ですし。

他友人たちは前半キャラが薄めなのが難。
メシアさんやスマホ心霊写真の子はそこそこキャラ立ってましたが…
最後まで視聴するとどのキャラにも愛着湧きますが、4コマの萌えアニメとしては、華のあるスター性のある萌えキャラが不在かもしれない。
…個人的には、響ちゃん×井上さんで十分満足ですけれど。


『追記』非常に好みの作品です。
個人的に、数値以上に贔屓したくなる好きなアニメです。
微妙な部分も含めて、本作の空気感が愛おしい。
あにこれでも他でも評価伸びない理由が何となく分かってしまうのは、我ながらアニメに慣れ過ぎてしまっている…
初心に返って、こういうアニメを絶賛してみたいなぁ…。

『追記2』ハロー!!きんいろモザイクが手強すぎた…
他レビュアーさんも何人かご指摘されてますが、同時期に同輩の芳文社のエース「きんモザ2期」とカチ合ってしまった。
個人的にはレーカンにも良さがあると思いますけど…
きんモザとレーカン両方好きなんじゃ^~!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

最終話まで視聴済。採点内にて感想を少し追記。総評も少し。

原作未読。
雑誌の表紙でアニメ化を知りました。

採点について-----
●物語●
{netabare}
ギャグ・コメディパートとシリアスパートと、
バランスの良い配分だと思います。
振り幅的な面でのバランスになりますか。
大笑いはさせないけど、ドン底に落とされることもない。

それでいて
何処か「泣かせてやろう」という意図の見える展開も。
まぁ見事に思惑通りになって、泣いていたわけですがw

同時期の『きんモザ2期』とは真逆で、
季節の移り変わりの早いことw
12話で1年半・・・。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
正直この項目は評価し辛い。
メイン5人(山田込みで6人でも可)のキャストさんの演技そのものを、
他で聴き馴染んでいない面もあるとは思いますが・・・。
例えば・・・6話での「コギャル霊の母親」と比べると、
やはり『慣れ』『演技』『声質』などで差を感じてしまいます。
本当にすみません、偉そうなこと書いてしまって・・・。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
メインの5人も悪くないのですが、
『猫』やら『代返侍』やら『コギャル霊』やら、
霊やお化けの方がキャラクターの濃いのが多いように感じるw

ツンデレの井上さんは輝いてると思いますw
{/netabare}
●作画●
{netabare}
12話通して安定していたと思います。
大荒れすることもなく。
1話がやたら綺麗だった印象はありますが、
見直してみても不満なところは無いです。

人物より背景や物の方が凝ってる印象があります。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
OPもEDも悪くないのですが、どちらかで(敢えて書くならEDかな)
ノリやテンションの抑えた曲が欲しかったかな?と。
意外と泣かせにくるお話が多いようなので、
EDは静かな曲でもマッチしていたような気がします。
あとは・・・「両方とも同じユニット」というのも無理矢理感が。
番組用のユニットなら仕方がないですが・・・。
{/netabare}
●総評●
{netabare}
ここ数年はきらら系以外の4コマ誌を購入していなかったので、
完全にノーマークからの視聴になりました。
強いて言うなれば「4コマ原作だから観てみるか~」くらいの動機。

だからなのか、存外に楽しんで観ていられたように思います。
飛びぬけた何かを持っている作品では無かったとも思います。
素人さんにオススメできる点を挙げるように言われても、
正直できるか怪しいですね。
それでも、何かがあったのだとは思っています。
ガッツリ霊感物でも無く。
霊は出てきても怖い部分はほとんど無い。
どちらかといえば、ゆったりまったりほんわか。
そして随所に散りばめられた「泣かせる」ポイント。

途中からキャラが増える度に、
足があるか確認しながら視聴するという
変な習慣ができましたw
{/netabare}


6話まで視聴後-----
{netabare}
敢えてネタバレタグを使う内容で無いのですが。
書きたいことは「採点」内に記せたと思います。

「声優」「音楽」の二項目は厳しめに書いてますが、
総じてはかなり楽しめてるのが正直なところです。
溜めることもせずに、毎週キチンと消化してます。

『きんモザ2期』が同じクールでなければ、
日常枠として評価が高めになっているのでしょうが・・・
相対的に低くなってしまうのが勿体無い。
掲載誌面は違えど、何故に競合させたのか・・・。
{/netabare}
3話まで視聴後-----
{netabare}
4コマ原作としては、今のところ可も無く不可も無く。
どちらかといえば良い印象ですが・・・。

この比較に意味は無いのかもしれませんが、
対抗馬(きんモザ2期)が強力すぎる。
扱う題材も作風も絵柄も掲載されてる雑誌も
全く違いますが・・・。
そういう意味で勿体無いといいますか。
同じ出版社だし、時期ずらせなかったのか?と思えてなりません。

1話、3話で予想外にホロリとさせられました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

次々に起こる心霊現象・・・でも、あったかいんです^^

この作品の原作は未読ですが、原作は月刊誌の4コマ漫画みたいですね^^
この作品の事前情報は黒髪ロングの女子高生が登場することと、主人公を演じるのが木戸衣吹さん、という事くらいでしたが、キャラデザも好みだったので視聴を決定した作品です。

この物語の主人公は、他校から転校してきた天海 響ちゃん。黒髪ロングな美人さんで清楚で物腰が穏やか・・・まるで、どこぞのお嬢様のようです。
そんな彼女ですが、生まれつき強い霊感の持ち主なので頻繁に霊が見えるそうです^^
この作品では、霊感の強い女の子と彼女を取り巻く友達との日常を描いたモノになっています。

私は霊感が全く無いので、霊を見たことはありません。
もし、見えたら・・・きっと怖いと感じると思います。
考えてみると人間の視覚に反応しないモノって他にもあるんですよね。
力や電気は見えないし、紫外線や赤外線だって直接見ることはできません。
でも、これらが怖いか・・・と問われると、誤った使用方法や過度な摂取は危険を伴いますが、怖いという感覚はありません。
だから、霊は見えないから怖いのではなく、思念を持った存在でその思念を伝達する手段が無いから恐怖を感じるのだと思います。

なので、響ちゃんの傍にいたら間違いなくクラスメイトの井上 成美ちゃんと同じ言動を取っていると思います^^;
でも、もしその霊と意志の疎通ができて、霊の願いを叶えてあげられるなら・・・全ての霊が怖い存在とはならないのでしょう・・・
響ちゃんの仲良しクラスメイトは、これまで未知の世界だった霊との接触を体験しつつ・・・物語が動いていきます。

霊の中には、悪意を持つ霊もいるようですが、全ての霊がそうではありません。
物理現象に介入できないから人間に代わりをお願いしたかったり、生きている間に伝えられなかった一言を伝えたかったり・・・元は同じ人間だったと考えると霊たちの要求する気持ちも分かるような気がします。
自分のお墓を直してもらったり、食べ物を分けて貰った事に恩を感じ、響を守護する代返侍・・・
母に謝りたい・・・そんな気持ちで成仏できずにいるコギャル霊など、基本的に気持ちの温かい霊が殆どなので、安心して見る事ができます。

むしろ、本来であれば輪廻転生の輪に身を投じるべきところで、その流れに逆らいこの世に留まり続ける・・・という事は本来進むべきレールから外れているので、霊にとって大変な事なのかもしれません。
それでも留まり続けるって・・・意志の強さの成せる業? それとも優しさ?

だからかな・・・この作品を見ていると心が温かくなるんですよね^^
こういうココロがホッコリする作品も良いものです^^

物語の終盤・・・響きちゃんは願ってしまいます・・・
どうしても会いたかったから・・・
触れた記憶が欲しかったから・・・
これまでずっと我慢してきたから・・・
彼女の想いは届くのでしょうか・・・気になる方は是非本編をご覧下さい^^

オープニングテーマ「カラフルストーリー」
エンディングテーマ「ケサランパサラン」
どちらの曲もevery♥ing!さんが歌っています。

1クール13話の作品でした。心がホッコリ温かくなる作品が多く、きんモザとはまた違った癒しを与えて貰った作品でした。
そして物語は普通に・・・何の前触れも無く終わったように思いましたが、続編があるのでしょうか^^?
4コマ漫画だからストックに時間がかかるのかもしれませんが、もし次期があるなら是非視聴したいと思います♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

72.6 10 セーラー服で友情なアニメランキング10位
劇場版 ハイスクール・フリート(アニメ映画)

2020年1月18日
★★★★☆ 3.9 (86)
419人が棚に入れました
今からおよそ100年前、プレートのずれにより、多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため、次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていた。そんな「ブルーマーメイド」に憧れ、横須賀女子海洋学校に入学した岬明乃は航洋艦「晴風」の艦長に任命され、クラスのメンバーと共に海洋実習に参加する。艦を動かし、目的地へと向かうだけの安全な航海のはずが、彼女たちを待ち受けていたのは、数々の危機ピンチ。教員艦からの突然の発砲、暴走する他学生艦との戦闘、救難船の救護活動など、数々の困難を辛くも乗り越え、無事に陸に帰還したことで、メンバー同士の間に固い絆が結ばれた。その騒動から1ヶ月後、テスト休みを満喫する晴風メンバーに新たな危機ピンチが訪れる。それは晴風クラスが解体されるというもの。晴風メンバーは、動揺しながらも再び一丸となり、クラスの解体を阻止したことで、絆をより深めていくのだった。こうして数々の困難を乗り越え成長した晴風メンバーたち。そんな彼女たちに訪れる、新たな"危機ピンチ"とは―――?

声優・キャラクター
夏川椎菜、Lynn、古木のぞみ、種﨑敦美、黒瀬ゆうこ、久保ユリカ、澤田美晴、菊地瞳、田中美海、丸山有香、田辺留依、中村桜、彩月ちさと、大地葉、宮島えみ、山下七海、藤田茜、小林ゆう、高森奈津美、相川奈都姫、清水彩香、福沙奈恵、小澤亜李、金子彩花、新田ひより、大橋歩夕、麻倉もも、伊藤かな恵、大津愛理、阿澄佳奈、雨宮天、鶴岡聡、五十嵐裕美、森永千才、清水彩香、福沙奈恵

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

守るべき艦(いえ)、進むべき航路(みらい)

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版とOVA前後編は視聴済です。
物語はTVアニメ版とOVAの続きが描かれているので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。
因みにdアニメストアでは早速劇場版が視聴できるほか、「劇場版お疲れさま会でハッピー!」というdアニメストア特番まで用意されていました。

陽炎型駆逐艦である晴風の唯一誇れるのは速力のみ…
他の全ては比叡や武蔵などの大型艦より圧倒的劣位という状況の中、満身創痍になりながらも「越えられない嵐は無いんだよっ!」と砲撃に耐え、そして戦火をくぐり抜ける展開が繰り広げられたTVアニメ版は、正に激アツそのものでした。
そして満を持して公開された劇場版…
これが気にならない筈、ありませんよね。

アニメーション制作がProduction imsさんから、A-1 Picturesさんに変わったのも加点要素と捉え視聴に臨みました。


海に生き、海を守り、海を往く――
それがブルーマーメイド!

そして、晴風クラス解体危機から3ヶ月──

横須賀では、呉・舞鶴・佐世保を含めた全女子海洋学校の生徒が
一堂に会し文化祭と体育祭を行う「競闘遊戯会」が開催され、
明乃たち晴風クラスのメンバーも歓迎祭の準備に追われていた。

大和・信濃・紀伊など超大型艦のクラスも集い、
様々な演し物や競技で賑わう中、
彼女たちに新たな“危機(ピンチ)”が迫っていた……!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

TVアニメ本編でも凄いと思いましたが、劇場版のクオリティは総じて半端無いレベルだったのではないでしょうか。
大和級の戦艦が続々登場する様は圧巻です。
少し「蒼き鋼のアルペジオ」の「霧の艦隊」に似ている雰囲気もありましたが、気にするレベルではない些細な話…
それに、鬼懸かった晴風の躍動感というか、晴風の活躍っぷりが些細なことなど吹き飛ばしてくれましたから…
小さい船体が波に煽られ、それと同時に訪れるピンチをかいくぐる様は、まるで晴風がドリフトしているみたい…
実際に船にそんな動きが出来るのかは分かりません。
でも、状況のギリギリ感と、晴風の必死さはビンビンに伝わってくるんです。

晴風に課せられたミッション…
これまでの海洋実習も十分危険でしたが、今回は桁が違います。
だって、相手は本気の殺し合いを仕掛けてくるのですから…

彼女たちはブルーマーメイドの卵…
だから海を守るために、自分たちにしかできないことを見極め進言する…
例えそれが最も危険な役回りだったとしても進んで自分たちの本分を全うする…
そんな海の仲間を守るために、ブルーマーメイドが一丸となって作戦を実行する様は鳥肌モノです。

確か晴風って、ブルーマーメイドの試験の成績が芳しくない人の集まりだった筈ですが、今の彼女たちに落ちこぼれの様なレッテルは微塵も感じません。
寧ろ、幾度となくピンチを乗り越えてきた経験が彼女たちを高みに押し上げたのでしょう。
きっと今ではトップクラスのメンバーになっていると確信しています。
現にそれを感じられる場面が本作にもありましたから…

大和級だから凄いんじゃない…
先輩だから凄いんじゃない…
そんな晴風のクルーを含めた真骨頂を余すことなく堪能できる作品です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間100分強の作品でした。
主題歌は、TrySailさんの「Free Turn」

想像の遥か斜め上を行く面白さでした。
そして晴風の雄姿…もう中毒になりそうなくらい見惚れてしまいました。
続編の可能性は低いかもしれませんが、これだけの作品を見せられると期待したくなっちゃいますよ…
思いきり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

4Dでピンチ!

【物語 3.0点】
相変わらず、清々しいくらい強引な“萌えミリタリー”

軍艦を戦場の主役に持っていくための日本水没、
航空機排除などの基本設定はそのままに、
今回も危険な任務に当たらせてはいけない学生に、
その中でも小型で装備も貧弱な教育艦・晴風(はれかぜ)に、
命運を託さなければならない。サイコロで1が連続するが如きレアなピンチが襲ってくる。


学生たちを危険に曝すのは不本意だけど云々……
と大人たちが言い訳?する流れ。
私にはそろそろ邪魔に感じます。


ピンチなのは養成校の女生徒たちであり、“ブルーマーメイド”の女性隊員たちなのですが、
彼女たちのハイスペックぶりに、見ていて段々、
この国にちょっかいを出して来た賊の方が、ピンチに思えて来ました(苦笑)

それよりも、岬と、ましろの関係の方がピンチに見えました。

私のツボ:{netabare}「べんてん」から送り込まれた“ブルマー”強制執行課・隊員たちの、
精鋭特殊部隊級の盤石の潜入、鎮圧ぶり。海賊たちは襲う国、間違えてますよ。{/netabare}


【作画 4.0点】
晴風を始めとした軍艦やボートが“空中含めて”良く動き、火を噴くCG作画が眼福。
{netabare} 軍艦に脱出劇の王道を走らせる無茶振りもアクロバットに表現。{/netabare}

その他、日常シーンの作画はカロリーを抑える所は抑える、劇場版としては標準レベル。


但し、今回、4D上映企画に合わせて、作画もブラッシュアップされたとのこと。
私は改良前のバージョンは観ていないので、どこが良くなったのかは分りませんが……。


【声優 3.5点】
新規も含めた女性声優陣が一部英語、ドイツ語、
広島弁、船乗り“専門用語”等にも対応し、萌えと燃えを提供。
すっかり任侠に目覚めてしまった
ドイツ人、ヴィルヘルミーナ役・五十嵐 裕美さんの守備範囲の広さ。


ミリオタでもない私としては、できれば英独だけじゃなくて、
“専門用語”にも字幕が欲しいです(苦笑)

それでも、萌えボイスでしっかり燃える状況報告で、
事態の緊迫感と、報告を咀嚼してジワジワと理解できる
彼女たちエリートのしでかした戦果のヤバさは十分に伝わり戦慄。


【音楽 4.0点】
ED主題歌「Free Turn」はTV版に引き続きTrySailが担当。
ましろの転機を見守る岬の心情を斟酌。

劇中、美味しいところはやはり「High Free Spirits」が持って行く。

劇伴は適度にミリタリー調。
それをバックに放たれる“大和級”大型艦四隻の咆哮が本作の聴き所。


【キャラ 3.5点】
萌えキャラ搭載過多。

TVアニメ版を観ていれば晴風乗組員とその周辺くらいなら把握可能だが、
それ以外も含めてとなると、余程意識しない限り顔と名前の一致は困難。

序盤は“競闘遊戯会”にて主要キャラのネタを一巡するが、
大所帯のため、それだけでも盛りだくさんに。


宗谷家は核に匹敵する日本の抑止力だと再認識。


私のツボ:{netabare} 岬&ましろ。TVアニメ版ではリーダー像の相違から衝突したこともあったのに、
いつの間にかシンクロ率抜群になっていた艦長・副長コンビ。
(彼女たちなら賊どころか使徒が襲来しても迎撃できそうですw){/netabare}


【4D】
4DXにて鑑賞。海上がメインとあって、ウインドやミストの機能が活躍。
座席のムーヴは後付け4Dとしては及第点。
それでもついに晴風に搭乗できた!という満足感は得られたまずまずの4Dでした。
{netabare}晴風が水柱めがけて突撃した時は飛沫も含めて激しかったですw{/netabare}


尚、ムーヴに長がある4DXに対しMX4Dの方は香りに力が入っているとの評もあるとか。
お風呂とか色々匂いを嗅いでみたい方はご検討下さいw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

緩い最悪

視聴前 どんな感じなんだろ

視聴後 青春やなぁ

この話は競闘遊戯会での話
ジャンルは戦艦・お祭り・学園・青春
まぁ深く考えちゃいけないのだと本編で悟りました
内容は無いわけではなかったのですが、(おそらく)キャラから成り立った作品なおで今回もこうだろうなぁと考えていました。結果はまぁ同じですね。TVアニメを延長した感がものすごく伝わります。なんとなくこれ以上同じ轍を踏まないようなストーリーを制作側が考えた結果「想定できる最悪の事態」なんていうなんとも頭の悪そうな言葉がでてくるわけです。予想ではこれからでる続編(出るのか分からないが)はこういう系だと思っています。「最悪だ!」ろか「これはまずい!」とか。まぁそうしないとただの船乗りの学園生活映してるだけですからねwそれだったら舟要素無くてもいいって話になって固定ファンも離れちゃいますしね
話をもどしますが、キャラからできた本編を無理やり伸ばした劇場版。突っ込みどころは多多ございますが、もう「はいふりだから」で通じます(?)はいふりだからこそ許されるものでありこれが全く知らない作品だったら批判の嵐ですよ。いや嵐ではないかな。
圧倒的に効率の悪い行動(演出上仕方のないことなのだろうが)、圧倒的に不自然な行動に気づかない異常な純粋さ(鈍感さといってもいい)、かなりのご都合主義。これらが許されるのは(二回目)はいふり特有の緩さのおかげです。
しかし大きな問題点があります。それはこの作品で「最悪」を歌っているからです。pvでも言ってましたが最悪が起こるのです。「最悪」なことが「ほぼなんでも許される緩い」アニメで起きるのです。まぁなんてかみ合わないんでしょう!(うっとり)そして結果はなんととても緩い最悪、実感のない最悪に仕上がりました!
しかし、見てて飽きずになおかつ緩くキャラの魅力が伝わる日常系アニメとして総合評価が高いです

総監督は信田ユウさん。ハイフリの監督を担当した方ですね
監督は中川淳さん。
脚本は鈴木貴昭さん、岡田邦彦さん。
キャラクターデザイン・総作画監督は中村直人さん。本編のキャラデザを担当した方ですね
劇伴は小森茂生さん。本編の劇伴をした方ですね
制作はA-1 Picturesさん。

作画は良く、戦艦同士の戦闘シーンも丁寧でした
主題歌はTrySailさんの「Free Turn」
声優さんは素晴らしくキャラの魅力が存分に伝わる演技でした

総合評価 緩さはなんでもあり(??)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

55.0 11 セーラー服で友情なアニメランキング11位
BLUE DROP ~天使達の戯曲-ブルードロップ(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (50)
310人が棚に入れました
離れ小島・神隠(かみおき)島。平和なそこである日、全島民が1人を除き全滅するという謎の異変が発生。たった1人の生き残りである少女・若竹マリは間もなく救出されるが、既に彼女は過去の記憶を失っていた…。
 それから5年後。中高一貫教育制で全寮制の名門女子校「私立海鳳学園」に編入したマリは、そこで出会った不思議な魅力を持つ級友・千光寺萩乃に徐々に惹かれあっていく。しかし、萩乃の正体は異星人の地球調査艦の艦長エカリルであった。やがて萩乃はマリを守るため、本星に反旗を翻す。

woa さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

少女小説の奥ゆかしさ

2007年放送。全13話

寄宿制の女子高を舞台とした、異星人の少女と地球人の少女の文化交流(?)がテーマである。

正直、良い面よりマズイ面が目立つ。

SEが残念なのは仕様だろうか。教室のイスを引く音はおならに聞こえるし、拍手は最初なんの音かと不思議に思ったものだ。

また、異星人間の内紛と主人公たちの心情の揺らぎが並行しているようであまり関係がないというのは疑問である。異星人である萩乃自身は異次元というパラレルワールドから来ているにも関わらずだ。

この現実と空想の関係があまりにも希薄なため、萩乃が他の異星人との戦闘に巻き込まれている間、主人公たちの精神的危機は後手後手になるのだw

視聴者は何に注視すれば良いのか戸惑ってしまうだろう。

結果、萩乃の秘密を知っている主人公以外のキャラと萩乃の関係は最後まで希薄で透明なままである(最後の破局段階まで異星人であることに気づかない)

色々突っ込みどころのある脇役たちが出てくるのであるが、彼らは作中劇で重要と思われる役どころを与えられる。牢屋の管理人、萩乃に仕える騎士など役自体はどちらの物語においても重要ではなく、ただ最後の最後まで萩乃の姿が見えない=異星人としての萩乃に気づかないという事実のみを注視すれば、そのキャラクターの存在意義は分かるのだ。

つまりこのアニメにおいては、個々の役割、キャラは重要ではなく、ヒロインと主人公、そしてみち子という作中劇の作者が、厳密な意味での役割を持った「キャラクター」なのである。

それ以外は背景といっても良いだろう。スパイの担任教師や校長が良い例である。彼らの問題は最後まであまり解決されない。

背景であるならば、最初からキャラクターとして登場させない方が本筋を進める上で効率的だろう。

そんな中、マリとみち子だけが萩乃の正体に自力で辿り着いたのだから、意味あるキャラといってよい。

その三人の関係性だけ見れば、なかなか奥深いものがあるのだが、掘り下げられているとは言えない。

例えば、みち子は萩乃に憧れを抱き、主人公の最初の友達なわけであるから、劇に夢中になっているとはいえ、二人のBLUEや過去の関係に普通もう少し関与してきそうなものである。劇に身が入ってないと怒鳴るみち子は、その劇のモチーフとなった萩乃とマリの関係の推移にもう少し気を付けておくべきだったのだ。

色々な難点はあるが、個々の少女小説的な描写には見ごたえがある。

例えば、BLUEに主人公を招いた萩乃が、艦上で船が潜水していくのに不安を感じているマリに「このまま沈んだらどうする?」とからかうようなことを言ったり、仲直りをした二人がプールの中でキスしあったりと、なかなか突っ込みどころ満載なのだ。

そして最後の鴎を通じたコミュニケーションは演技がかって多少冗長すぎるにせよラストシーンとしては奥深いのである。主人公が萩乃に対して最初に親近感を抱いたのは、浜辺で鴎と一人戯れる(実はBLUEと交信している)文学少女的な萩乃の姿に、孤独な自分の身の上を重ねたためなのだから。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

[DVD整理] 多分もう続き観ないのでDVD処分かな

放送当時録画したDVDを整理

当時は、途中で断念。 たぶん3話くらい。
後で観るかもと、DVDは残しておいたが、そのまま放置で現在にいたっている。

DVDを処分する前に観ておくかどうかで、
あにこれの評価を参照

観てる人少ないし、評価はあまりいいとはいえないみたい。

お話はイマイチ
絵も自分の好みではない

・沢城みゆきさんがでてるので捨てがたい
・百合ものとしては良いとゆう評価は少し気になる。
・最後まで観ると泣けるらしいとゆうのも少し気になる。

でも、絵がイマイチだし、

お話か絵のどちらかで良ければ観てもいいけど、
他に観たいのたくさんある時にわざわざ見る価値あるかどうか
時間の無駄かもしれない。

アナログだし、多分、もう続きは観ないと思うので、このままDVD処分かな

===========================================
ストーリー
{netabare}1995年。離島、神隠島の全島民800余名が一夜にして姿を消す。原因はまったく不明。ただひとり、すべての記憶を失った少女が残された。4年後、16歳になった少女、マリは、引きとられていた祖母の元を離れ、全寮制の女子高──私立海凰学園へ編入する。そこで異星人であることを隠しながら学園生活を送る萩乃と出会う。神隠島の事件は、萩乃が艦長を務める戦艦ブルーによって引き起こされたものだったのだ。
学校生活を通じ、クラスの仲間とぶつかりながらも、やがて理解し、打ち解けていくマリ。表面を取り繕って暮らしていた萩乃はマリと出会うことで、正面から人間と向かい合い、やがて自らの使命に疑問をもちはじめる。誰も知らないうちに侵略戦争が目前に迫る中、彼女たちはお互いを理解していく。{/netabare}

{netabare}1話「Hydrangea」
2話「Lavandula」
3話「Datura」
4話「Dahlia pinnata」
5話「Garden verbena」
6話「Campanula」
7話「Crinum」
8話「Hyoscyamus niger」
9話「Lagenaria siceraria」
10話「Cirsium」
11話「Thoroughwort」
12話「Cosmos」
13話(最終話)「Rosmarinus」{/netabare}

BLUE DROPオープニングテーマ「BLUE」歌:Suara
BLUE DROPエンディングテーマ「蕾-blue dreams-」歌:Suara

声優
{netabare}若竹マリ:矢島晶子
千光寺萩乃:沢城みゆき
ツバエル:後藤邑子
川嶋朱音:渡辺明乃
香月みち子:雪野五月
菅原裕子:山田美穂
深町学園長:中田譲治
舞山教務主任:一城みゆ希
シバリエル:麻上洋子
アザナエル:折笠 愛
オノミル:倉田雅世
カサゴル:川上とも子
船津丸ひろ子:斉藤貴美子
船津丸ゆり子:篠原恵美
山田和美:広津佑希子
鈴木双葉:野中 藍
佐藤未恵:坂東 愛
オペレーター:生天目仁美
オペレーター:猪口有佳
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

名作の予感があああ 

吉富昭仁の原作と言うことだが「天使の僕ら」とは全然関係のないSF風百合アニメ というか百合風馬鹿アニメ

ところが吉富はアニメの立ち上げから関わっておりキャラ設定のみならず、原案においても監督の大倉雅彦と共同作業で脚本も書いたという
問題はシリーズ構成の人ですかね(名は秘す)
音楽は響けユーフォニアムの鶴岡さんですがね
これだけのメンツを失敗に導いた人は・・・

はっきり言って構成はダメです 

ところで「天使の僕ら」の方ですが、とってもポップでエロで不思議空間の楽しいコミックなのです エロがきついと言っても最初だけですが

昭和セーラー服フェチの人には、まあなんとかお勧めできる程度です

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

61.9 12 セーラー服で友情なアニメランキング12位
美少女戦士セーラームーンCrystal デス・バスターズ編(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (40)
171人が棚に入れました
未来での戦いも終わり中学3年生になったうさぎ達は、つかの間の平和な日々を取り戻し­ていた。そんな折、予知夢をみる衛とレイ。不穏な気配が漂い始める。東京湾の埋立地に立てられた新設の私立無限学園に通う生徒が、次々に怪物に襲われる先­祖返り現象が起こる。早速うさぎ達は偵察を開始。私立無限学園は既に新たなる敵デス・­バスターズの支配下に・・・。更に新たな二人のセーラー戦士が出現しとまどう、うさぎ達。私立無限学園で出会った天才レーサー天王はるかに、ドキドキが止まらず惹かれていくう­さぎ。一方、ちびうさは無限学園創設者の娘、土萠ほたると知り合い、親しくなる。やがて土萠ほたるの隠された秘密が明らかになっていく・・・

声優・キャラクター
三石琴乃、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里、前田愛、皆川純子、大原さやか、藤井ゆきよ、野島健児、広橋涼、大林洋平、中川翔子、よのひかり、土師孝也、長久友紀、たかはし智秋、本泉莉奈、大空直美、庄司宇芽香、桐本拓哉

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「愛と正義の星! 月を守護にもつ神秘の戦士! セーラームーン参上! 」

リメイク版セーラームーンの3期です。

セーラームーンの内容を知らない方は、
まずは1期&2期からどうぞ。

セーラームーンシリーズに少しでも面識がある人ならば、
「新しい戦士きたーーー!」なテンション上がる展開です。

全13話です。


● ストーリー
人間が怪物になる“先祖返り(せんぞがえり)”という不思議なニュースが
流れる中、うさぎ達は平和な日々を過ごしていた。

そんなある日、いつものゲームセンターでうさぎ達が出会ったのは、
話題の“無限学園(むげんがくえん)”に通う有名人、

天王(てんのう)みちると海王(かいおう)はるかだった。


「デス・バスターズ編」とついてますが、
敵の存在感はあまりなく(ちゃんとラスボスもいるんですけれど)、

新キャラのはるか&みちるが
ミステリアスな鍵を握った存在です。

ストーリーはよくできているとは思いますが、
全体的にパッとしない印象。なんだか、暗い。

しかし、ちゃんと盛り上げるツボは押さえてあります。


≪ 盛り上がるツボの押さえ方 ≫

新技や、新しい戦士の登場、
新アイテムの登場、そして新コスチューム。

とりあえず出しとけ!な乱発ではなく、
ここで、と出してくるタイミングがうまい。

盛り上がるツボをわかってるな~、と何度うなされたか。

キメポーズや決めゼリフは、
真似したら笑ってしまいそうなぐらい中二レベル高い。笑

しかし作画もよく動くし、
かなりいい感じにリメイクされています。

1期&2期よりかなり作画の質が向上している気がします。


≪ 新しい層を獲得することは無理…? ≫

ドラゴンボールはリメイクされ、
今の子ども達の心もがっちりつかんでいますが、

セーラームーンで同じ現象を起こすことは難しかったよう。

リメイク版を喜び盛り上がっているのは、
昔のセーラームーンを知っている世代のように思います。

1期&2期は昼や夕方の放送がありましたが、
3期はどの放送局も深夜にしか放送していないのも、
その証拠かと。

セーラームーンを改めて観ていると、
内容は小学生~中高生がターゲットのように感じます。

主人公のうさぎは、
中学3年生ですし。

“変身して戦う女の子”というコンセプトは、
今の時代のその世代には合わないのでしょうね。

どういうものが好まれるかは時代の流れだし、
仕方ありません。


● 音楽
これは1期&2期に比べると、
ガクッと勢いが落ちたように思いました。

まあ、1期はプレッシャーもあっただろうし、
それなりに力を入れていたのでしょう。

そのプレッシャーが弱まった分、
ちょっと勢いが弱まったかな。

OPのイントロは好きなんだけどなー。


【 OP「ニュームーンに恋して」
   / やくしまるえつこ・堀江美都子・ももいろクローバーZ 】

同じ曲ですが、
歌う人が3パターンで変わります。

曲が同じでも、歌う人が変わると
雰囲気も変わるものですね。

数々のアニソンを歌われてきた堀江美都子さんが、
現在60歳と知って驚きました。
いやいや、声がものすごく若い…!

そしてさすがの安定感。
3パターンの中なら堀江さんバージョンが一番聴きやすかったです。

1期からのつながりでしょうが、
正直ももクロはいらなかったww


EDは3種類です。

【 ED1「eternal eternity」
  / セーラーウラヌス(皆川純子)&セーラーネプチューン(大原さやか) 】

とりあえず皆川さんの歌声がかっこよすぎる!

ウラヌスが女とか、
EDを観ていてもなかなか信じられませんでしたww

姿も声もイケメン過ぎるんだもの…!


【 ED2「乙女のススメ」/ セーラーちびムーン(福圓美里) 】

あれ、なんか迷走してません?www

ちびうさは可愛いですが、
コーラスの野太さに犯罪臭を感じますww


【 ED3「永遠だけが二人を架ける」/ タキシード仮面(野島健児) 】

まもちゃん、昔は憧れの男性だったのに…。

気が付けば空も飛び、
よくわからないビームも発射するようになり。笑

そしてこのED。
数々のショットに笑いが止まりませんwww

この色気、まもちゃんが高校生だなんて絶対信じない!笑


● まとめ
ストーリー云々よりも、
新キャラ&セーラー戦士のパワーアップが見どころって感じかな。

見せ方がうまかった。

どうすればシーンが盛り上がるのか、
よくわかっている造りだなあと感心です。

声優さんはとてもよかったです。
特に、ほたる役の藤井ゆきよさんがとてもよく合っていました♪

ラストは意味深に終わり、
続編へのフラグとしか思えない…!

4期はあるのでしょうか?
あれば観たいと思います♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

デスバスターズ編のリメイク

内容としてはかなり路線変更されている感じがある。
全く別物として楽しんだほうが良さそう。
13話でまとめているからテンポがかなり早い。

{netabare}転生したほたるをウラヌス・ネプチューン・プルートの3人で育てようとかレイちゃん以外同じ高校に合格とかも路線変更感じるなあ。亜美ちゃんがうさぎちゃんと同じ高校てどうなのよ。{/netabare}


OP
ニュームーンに恋して 歌 やくしまるえつこor堀江美都子orももいろクローバーZ
ED
eternal eternity 歌 セーラーウラヌス(皆川純子) & セーラーネプチューン(大原さやか)
乙女のススメ 歌 セーラーちびムーン(福圓美里)
永遠だけが二人を架ける 歌 タキシード仮面(野島健児)
ニュームーンに恋してはリズムが難しいな。よく歌いこなせるなあ堀江美都子さんを間に挟むのも面白い
EDはキャラソン感あふれている


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
未来での戦いも終わり中学3年生になったうさぎ達は、つかの間の平和な日々を取り戻していた。そんな折、予知夢を見る衛とレイ。不穏な気配が漂い始める。東京湾の埋め立て地に立てられた新設の私立無限学園に通う生徒が、次々に怪物に襲われる先祖返り減少が起こる。早速うさぎ達は偵察を開始。私立無限学園は既に新たなる敵・デス・バスターズの支配下に…。更に新たな二人のセーラー戦士が出現しとまどう、うさぎ達。私立無限学園で出会った天才レーサー天王はるかに、ドキドキが止まらず惹かれていくうさぎ。 一方、ちびうさは無限学園創設者の娘、土萠ほたると知り合い、親しくなる。やがて土萠ほたるの隠された秘密が明らかになっていく…。

第27話 Act.27 無限1 予感・前編
つかの間の平和な日々。だが、ある日「先祖がえり」という怪現象が起こり、街は騒然となる。うさぎ達は新設された無限学園へと偵察に向かうが…。

第28話 Act.27 無限1 予感・後編
ちびうさは「土萌研究所」へ迷い込み、発作で倒れこんでいる少女と出会う。突如怪物に襲われるちびうさと、うさぎ。そんな中、新しいセーラー戦士の影が!

第29話 Act.28 無限2 波紋
うさぎ達は無限学園の新入生合宿へ潜入。真夜中、魂と生気「オスティ」を捧げさせる怪しい儀式を行う有村ゆうこを見つける。新しい敵デス・バスターズとの戦いが始まる!

第30話 Act.29 無限3 2人-NEW SOLDIERS-
うさぎ達は無限学園で開催される海王みちる、羽生美々のコンサートへ。コンサートでは美々がミニットに変身し、大混乱となる!

第31話 Act.30 無限4 天王はるか・海王みちる -SAILORURANUS・SAILORNEPTUNE-
無限予備校で常に模試1位の美堂ゆいの挑発をうけ、無限学園に体験入学した亜美は敵に捕まってしまう。伝説の外部太陽系戦士、彼らの真の目的とは?

第32話 Act.31 無限5 冥王せつな -SAILORPLUTO-
照野留々が改良したテルルンという植物が生命エネルギー「オスティ」を吸い取ることを知ったまことは、うさぎ達と急ぎ無限植物園へ向かう。

第33話 Act.32 無限6 3戦士
土萌ほたるの秘密を見てしまったちびうさ…仲の良い二人の心に亀裂が。そして、謎に包まれた外部太陽系3戦士の真実が語られる。

第34話 Act.33 無限7 変身-SUPER SAILORMOON-
シプリン・プチロルの魔力に惑わされセーラー戦士達が互いに戦い合う中、突如3つのタリスマンが共鳴しあい、かつて無い現象が起こり始める。

第35話 Act.34 無限8 「無限迷宮」
一刻も早く魂を取り戻さなければ、ちびうさは死んでしまう。超生物と化した土萌教授と戦うセーラー戦士たち、そのさなか変わり果てたほたるを見つける。

第36話 Act.35 無限9 「無限迷宮」2
一刻も早く魂を取り戻さなければ、ちびうさは死んでしまう。超生物と化した土萌教授と戦うセーラー戦士たち、そのさなか変わり果てたほたるを見つける。

第37話 Act.36 無限10 無限大――上空
師ファラオ90の攻撃から、結界を張り必死で守る外部太陽系戦士達。そして命がけでちびうさの魂を守ろうとするほたるの意識が…。

第38話 Act.37 無限11 無限大――審判
セーラー戦士たちが力尽きる中、スーパーセーラームーンが「幻の銀水晶」の力を解放しようと、自ら師ファラオ90へ飛び込む。そして3つのタリスマンが共鳴し始め…!?

第39話 Act.38 無限12 無限大―旅立ち
サターンの「沈黙の鎌」が振り下ろされ、セーラームーンも消えた。世界の終焉を覚悟したその時、ひとつの光の塊がゆっくりと現れた!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

セーラー戦士の熱い想いに・・・もう引き返せなくなっています^^;

この作品との出会いは2014年から放送の開始されたWebアニメです。
これまで深夜アニメ主体で視聴を続けてきた私にとって、一つの転機となる作品でした。

セーラームーンこと月野うさぎが、仲間であるセーラー戦士を集めて悪を討伐する・・・
勧善懲悪モノのシンプルなストーリーなのですが、要所で捻りが加えられており、その捻り方が抜群で・・・かなり感動させて貰った作品でした。

大切な仲間を守るため・・・皆んなが住むこの場所を守るため・・・
相手がどんなに強大であろうと、自分達の姿勢を決して崩す事はありません。
だからいつも全力・・・

そんなセーラー戦士に悪は非情です・・・敵も欲しいモノを手に入れるために必死です。
敵味方が全力でぶつかったら・・・仲間だって傷つくのは当然です。
それにセーラー戦士は若さ故、心に隙があります。
その隙を敵に突かれ、自らの意志とは真逆の行動を余儀なくされる事だって・・・

仲間が味方に襲いかかる・・・この作品ほどこの展開が苦しい作品もありません。
繋がっているのは今この瞬間だけじゃない・・・
遠い過去からずっと繋がっているんです・・・
だから何をしたいかなんて言わなくても分かるくらい通じ合っています。
そしてそれは仲間を危険に晒すことなんかじゃない・・・

だから・・・刃を向けられないからこそ生じる傷の痛みは生半可じゃないんです。
やがて悪い夢が覚め現実に戻ってきて初めて知る事の重大さ・・・
そんな悲しみの連鎖が起きるのが分かりきっていますが、防げないのが人間の業なんでしょうね^^;

そして悲しみの連鎖は・・・3期まで繋がっていました。
2期でセーラーちびムーンが仲間になり、3期ではセーラープルート、 セーラーウラヌス、そしてセーラーネプチューンの3人が仲間になるのですが、これまでのセーラー戦士とは明らかな違いがありました。

全てのセーラー戦士はセーラー-ムーンの下に集うとばかり思っていました。
でも外部太陽系である冥王星、天王星、海王星を守護に持つ3人は、セーラームーンと距離をおこうとするのです。
彼女たちは「タリスマン」という武器を携えているのもこれまでのセーラー戦士とは異なっています。

何もかもが違うことだらけ・・・果たして外部太陽系3戦士の思惑は・・・?
新たなセーラー戦士・・・?
そして敵の狙いは・・・?

気になる方は是非本編でご確認頂ければ・・・と思います。
今期も仲間を思う気持ちが溢れていて、しっかり泣ける展開が用意されていました。

個人的な今期の敢闘賞はセーラーちびムーンです。
欲しかった友達・・・でも咄嗟の行動が相手を傷付けて・・・
絶対絶命のピンチ・・・そこから救い出してくれたのは優しさ・・・
そして変貌を遂げる彼女・・・今期はちびうさからは目が離せませんよ^^

オープニングテーマは、「ニュームーンに恋して」
やくしまるえつこさん、堀江美都子さん、ももいろクローバーZさんが歌っています。
エンディングテーマは、以下の3曲でした。
セーラーウラヌス&セーラーネプチューンの「eternal eternity」
セーラーちびムーンの「乙女のススメ」
タキシード仮面の「永遠が二人を架ける」
個人的にはオープニングがツボに入りました。

1クール12話の作品でした。物語の展開上、物凄く中途半端なところで終わっているので、続編制作前提での終わり方だと思いました。
タイトルにも書きましたが、この作品にどっぷりハマッて引き返せなくなっていますが、もう引き返す必要も感じなくなっているので、このまま4期の放送を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
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